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名乗り(固有名詞で使われる漢字の読み)が存在するのはなぜでしょうか?

例えば「忠」を「ただ」、「知」を「とも」、「治」を「はる」と読んだりしますが、
このような読み方は人名・地名以外では見たことがありません。
なぜこのような読み方が生まれたのでしょうか?

A 回答 (4件)

古代の辞書として、平安期の「新撰字鏡」(800年頃)や「和名類聚鈔」(930年頃)はじめ各時代ごとに残された、多くの漢字の字訓は、いわゆる「古訓」として残されています。


http://d.hatena.ne.jp/consigliere/20120831/13463 …

そして、それらの様々な古訓と「名乗」として人名や地名に用いられてきた訓み方に相関があると推定されます。

例えば「忠」の古訓と名乗りを次のように対比してみてはいかがでしょう。
 古訓      名乗
タタシ   → ただ・ただし・ただす
ウヤマウ → あつ・あつし
ナヲシ  → すなお・ただ
マコト   → きよし

大きな漢和辞典であれば主な「古訓」が載っていますし、実際に「新撰字鏡」などに当ってみられてはいかがでしょう。
http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1126450/14
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例えば、万葉集の原文を見れば分かるように、漢字は、もともと漢字本来の意味とは関係なく「字音」として遣われた。

万葉集原本では、一字一音の漢字表記になっていることを確認されたい。

ポイントは、漢字は、もともと日本語表記をする為の言語ではないわけで、日本に入ってきた当初は、今日で言う「一字一音」の「ひらがな表記」的な遣われ方であったということ。

その後、漢字の意味が判然とする活用語などは、日本語翻訳が可能になって、漢字―意味の一致が成し遂げられたが、逆に、何故、そう言われるようになったのか諸説あって、どれも不確かで、意味不明で翻訳不可能な固有名詞、あるいは、意味など不要で、自由に名付けて良い固有名詞は、漢字の選定も自由にならざるを得なかったということ。

今日では、役所に届ける赤ちゃんの人名などは、どのような漢字表記も許されているので、ひらがなで読み方を記して、この漢字はこう読むということが勝手に出来るようになっている。どのように読ませるかは、届けた人の自由で、そんな読み方はありえないと言って、役所の窓口で拒否されるということも無い。全て、読み方が受け容れられる。どのような文字を使い、どのように読ませようと自由。面白い名前が次々に生まれている今日この頃。
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人名・地名の歴史を調べあげて回答せよとでも?


幾らかはwikiに出てますが、参考になれば。
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「忠」を「ただ」と読むから人名・地名についたのではなく、


「忠」を「ただ」と人名・地名につけたから読むようになったのです。

例として、
「祈子」は「いのる-こ」、ですが、「れいこ」として登録すれば「れいこ」と読むのです。

この回答への補足

>「忠」を「ただ」と読むから人名・地名についたのではなく、
>「忠」を「ただ」と人名・地名につけたから読むようになったのです。

ただこれだけの情報だと、理由も書かれていませんし、
いくらなんでも信じることができません。
理由もなくただ結論を述べるだけなら簡単に大嘘をつけてしまうので、
信憑性を上げるためには補足情報は不可欠です。

補足日時:2013/08/04 20:44
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