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この2つの言葉の読み方について、

「重複」は[ちょうふく]、[じゅうふく]どちらでもOK
「既存」は[きそん]が正しく、[きぞん]は間違い

とよく聞きます。
その際、~の辞書にのってるだとか、NHKでアナウンサーが読むようになったからだとかが根拠として挙げられますが、以前、以下の様な内容をどこかのサイトで見かけた記憶があります。

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「重複」は、元々は[ちょうふく]という読み方であったが、話し言葉として[じゅうふく]が浸透したため、文部科学省がこの読み方でもOKと公式に認めたが、「既存」は[きぞん]という読み方に対して、現時点で文部科学省のお墨付きがない。
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さて、ここでお聞きしたいのは、[きぞん]という読み方は果たして正しいのか?ということではなく(もう散々この手の質問は出ていますので)、上記の「文部科学省のお墨付き」というものが存在するのか、存在するのであればそれはどういった資料に記載されているのかを知りたいです。

"慣用読み"とはまた少し違った位置づけになるのではないかと思っているのですが、このあたりの正しい情報をご存知ないでしょうか?

よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

これは1981年に内閣訓令・告示された「常用漢字表」を指しているということではありませんか。


http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/k1981100 …

ここにおいては、音読みについて、
1.重複
1)重
ジュウ(重量,重大,二重)
チョウ(重畳,慎重,貴重)
2)複
フク(複数,複雑,重複)
とあります。
したがって、ジュウフクとも、チョウフクとも読めるし、かつ何れか一方を規制ないし奨励していることもないことになります。

2.既存
1)存
ソン(存在,存続,既存)
ゾン(存分,保存,存じます)
4.既
キ(既成,既婚,既往症)
とあります。
したがって、キソンと読み、なおかつゾンの読みには入っていないので、この読み方を奨励していると受け止めることが可能です。

もちろん、冒頭に断っている通り、「一般の社会生活において現代の国語を書き表すための漢字使用の目安」であって、「この表は,科学,技術,芸術その他の各種専門分野や個々人の表記にまで及ぼそうとするものではない。」次第です。
ですから、このことを「文部科学省のお墨付き」とまで受け止めるかどうかは、書き手と読み手の位置関係もそれぞれなので、一概にはいかがなものかと思われます。
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この回答へのお礼

なるほど、これかもしれませんね。
文部科学省ではなく、文化庁なんですね。

調べてみたところ、

「常用漢字表」(平成22年内閣告示第2号)

が告示されており、
「昭和五十六内閣告示第一号は、廃止する。」
とあるため、こちらが正ですね。
その中でもやはり、

「存 ソン 存在,存続,既存」

とあるため、やはり現在も"キソン"が推奨されているようですね。
推奨、というのがなんとも悩ましい所ですが、話し言葉の中で、「それ、キソンですよ」なんて指摘するのは野暮な気もしますが(私の周りでは「キゾン」が圧倒的に多いです)、例えば自分の子供にどう教えるのか悩みますね。

厳密には「キソンが正しい」と教えるのが正解なのでしょうが、ここまで「キゾン」という読み方が浸透していまっていると、逆に混乱させてしまいそうな気もしますし・・・


ともあれ、ありがとうございました。

お礼日時:2013/08/06 10:18

どっちでもいいんですよ、と言われるとなんか不安で、こっちが正解であっちは間違いです、と断言されるとほっとしてそれに従う、という心理がありますよね。

例えば「必」の書き順なんかも、「いろんな見解があってどれが正解ということもない」と政府(文部省だったか)が見解を出したところ、「それじゃ現場が混乱する」「どれが正解か決めてくれ」という教師たちからの声が殺到し、うんぬん、とかいういきさつの話を聞いたことがあります。

「教えて!goo」でも例えば「階段を駆けのぼる」は昇ると上るのどっちが正しいのか、とか、「彼について行く」は着くか付くかというような質問はしょっちゅうあり、そういう質問する人はたいてい「どっちでもいいんですよ」という回答は無視します。そういう質問をする人はたいてい、「断言」を欲しがっているのです。

>とあるため、こちらが正ですね。

後だから正、ということもないでしょう。例えば「円周率は3.14」と決めてた政府方針が改訂されて「円周率は3」となったとしても、「3.14は間違いで今では3が正しい」ということではありません。どっちでもいいんですよ。

>お聞きしたいのは、[きぞん]という読み方は果たして正しいのか?ということではなく

そうですよね。申し訳ありませんでした。無視してください。
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この回答へのお礼

なんというか、断言されてホッとするというのも分かりますが、例として挙げられている教育者の立場に立ってみると、どちらでもいいというのは困りそうですね。

さて、この登場人物はこの時どう思ったのでしょうか?

ならばわかりますが、書き順や読み方に関しては「どれが正解ということはない」はまずいと思います。
しいて言うなら「どれも正解です」とするべきですね。

と、思いました。

コメントありがとうございます。

お礼日時:2013/08/07 17:35

#1です。



>文部科学省ではなく、文化庁なんですね。
 :
文化庁は、しょせん文部科学省に下属する外局ですから、もちろん文部科学省と言って間違いではありません。
http://www.bunka.go.jp/bunka_gyousei/sosiki/inde …

>「昭和五十六内閣告示第一号は、廃止する。」とあるため、こちらが正ですね。
 :
最新版かどうかの問題ではなく、あくまでも本来の質問に即して、1947年の「当用漢字表」では「子扁 3画 存 ソン・ゾン」と2種の読みが単に併記されていたものが、このように限定されたのがこの1981年の「常用漢字表」であった、その区切りとなる時期を提示したまでです。
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この回答へのお礼

補足の解説ありがとうございます。
そういった経緯があるのですね。

ありがとうございました。

お礼日時:2013/08/07 17:02

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