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初めて相談する者です。過去の断熱材の質問を拝見しましたがも少し詳しく教えてください。今新築を考え地元の中小工務店と契約しています。断熱・気密について公工務店に聞いたところ、ロックウール100mmのみで防湿シートは必要ないといわれました(結露はそんなに問題ないとの返事)。ロックウールと柱の間には気密テープをはるとは言っていましたが。本当に大丈夫なのでしょうか?またロックウールを梱包している袋(耳みないなのがついているものもあるみたいですが)が防湿の袋なら防湿シートをはらなくても大丈夫なのでしょうか?詳しく教えていただけると幸いです。

A 回答 (4件)

まず、私はロックウール100mmという厚さからして高気密高断熱住宅ではないと判断して説明しています(地域にもよりますがまず大抵は到底次世代にも満たないかと)。

高気密高断熱であれば、当然工夫が必要になり、単純に耳を合わせた位では難しい物があります。(ただ施工次第でそれなりには数値は出るようですが。)
もし高気密・高断熱であればtwotwosanさんのような事になるかと思います。
(個人的にはそれでもどれだけか?と思いますが。やはり軸組+パネル工法でないと高気密は厳しいようにも思いますが、、、)

ご質問者の関心は単に湿気によるロックウールの劣化だと思って回答しています。本当は湿気に強いプラスチック系にしたいが予算的に厳しいので、、、という考えとも思って回答しています。

>あと断熱材の”耳”の部分ってどれくらいの幅があるものなのですか?
うーんちゃんと計ったことは無いですけど4~5cm位ですね。

>計画中の家の柱は四寸です。耳がきちんと重なって柱まで耳で覆えるのでしょうか?
そこまで神経質にならなくても大丈夫です。柱は基本的には湿気を通すわけではありませんので。

>あと石膏ボードと断熱材の間には若干隙間ができるように思えるのですがそこに進入した水蒸気ってどうなるのでしょう?
まず石膏ボード自体が調湿性をもっていますね。で、室内側は室内側で処理されますので特に問題はありません。水蒸気と書いていますが、室内の空気でしかなくて、それは低温にさらされるのでなければ結露には至りません。

断熱材の中に進入すると困るという話は、断熱材の中では外壁側に行くに従い温度が低くなるから断熱材内部で結露してしまうという話なのですから。

同じように1F,2Fも心配ありません。温度差が大きく付くわけではありませんので。

逆に室内空間に温度差があれば、壁内か壁面なのかに関わらず何処でも結露しますから、これはくい止めることは出来ません。どういう作りでも。壁内を気にしていますが、壁、床、あるいは畳などの気温が低く、他の部屋を暖房してその空気が温度の低い部屋に流れ込めば当然結露します。壁内だけの問題ではありません。
防ぐためには、換気を良くする、湿度を低めに押さえる、温度差をなるべく作らないなどの日ごろの使い方が重要です。

壁内よりもむしろ上記のように他の部分(特に押入などが危ない)への対策を考えた方がよいでしょう。この場合は進入を防ぐというのではなく、暖かい室内空気が押し入れないも通過するように工夫すると、いつも風がながれ、室内と同じ温度になるから結露しません。

家自体にそういう機能を持たせるには、高気密+高断熱+計画換気+全棟冷暖房(冷房はドライ運転が基本)というシステムにしなければなりません。
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norikun39さん、こんにちは。


ちょっと失礼な言い方になるかもしれませんがお許しください。

>少しでも気密をあげ壁体内に進入する水蒸気を遮断し
>壁体内結露を起こさないようにしたいと考えています。

norikun39さんが考えている住宅は、私には、一般的に言われている”高断熱・高気密住宅”と同等の性能を持った建物と思います。お話しの建物は、たとえば、住宅金融公庫次世代省エネ仕様に満たない性能・施工品質の建物では、実現できないものでしょう。その辺はご理解されていると思います。
それで、私の勝手な解釈では、norikun39さんは、「耳付袋入り繊維系断熱材(ロックウール)を使っての公庫次世代省エネルギー仕様同等以上の性能をもった住宅を建てようとされている」と理解しました。その解釈の上でお話ししています。

その上で、実績があり、気密性で信頼がおける工法(FCではないオープン工法のうち)が、前述のとおり、「ボード気密」です。
ご存じのとおり、はだかの繊維系断熱材を使って、胴差部分などに先張りをおこない、室内側に防湿シートを貼る充填断熱工法がまず基本と思います。その工法では、防湿シートが、防湿と気密の両方の機能を受け持っています。
そして、最近は、実際のデータから、防湿と気密を分けて考える工法が、繊維系断熱材を使う場合でも一般的になっています。「ボード気密」であれば、気密は軸組外側の耐力面材で、防湿は室内側の防湿シートでという具合です(袋入り品であれば、その袋の室内側面が防湿層)。これは、今ある多くの繊維系断熱材充填断熱の高断熱高気密系FCは、これです。

>新住協ボード気密工法みたいなことも自分で考えましたが、
>室内より進入した水蒸気が壁内に閉じ込められてしまうと考え断念してしまいました。

これは、誤解です。
この「ボード気密」は、水蒸気の通り難さ(透湿抵抗)が基本的な納まり・考え方のもとです。室外側構造用合板の透湿抵抗は、室内側防湿シートの等質抵抗より、桁違いに小さいため(合板のほうがはるかに水蒸気を通しやすい)、壁内の水蒸気は構造用合板を透して、外壁側通気層へ移動するというものです。もし、もっと耐力面材の水蒸気を透しやすくしたいと心配されるのであれば、面材にダイライトなどを採用すれば、より透湿抵抗が小さいですから、安心側になります。

>1階の天井には断熱(遮音)材は入れない予定ですがこれだと1-2階の隙間に
>水蒸気がたまってしまい結露してしまうのでしょうか?

建物外周の断熱気密がしっかりしていれば(公庫次世代以上なら)、心配ありません。

長文で、勝手なカキコミと思いますが、再度、norikun39さんがお望みの壁体内結露対策等について、そのためにはどの程度の断熱気密性能が必要で、そのための採用材料、及び工法をどのようにするのか、工務店さんと一緒にご確認されて、良い住宅をお建てください。乱文にて。
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計画中の建物が、どの程度の性能を目指しているのか分かりませんので、ここでは、”ちゃんとした高性能な高断熱・高気密な住宅を建てようとされていること”を前提にお話しします。


その場合、ちょっと気になりますのは、この工務店さんの「気密に対する考え方」です。

>ロックウールと柱の間には気密テープをはるとは言っていましたが。・・・

ちょっと、ピンとこないのですが、この方法で「気密」を確保しようとされているならば、適切な施工とは言えないと思います。一般的に高性能な高断熱・高気密住宅では、そのような方法で気密をとろうとはしません(聞いたことがありません)。

実際に袋入り(全周パック品)の繊維系断熱材を使って充填断熱の高気・高断をしようとする場合、性能的に実績がありますのは、木軸組外側の耐力面材(構造用合板など)で気密を確保して、耳付グラスウールを使う方法などです。”新住協ボード気密工法で耳付グラスウールを使用する場合”などがそれです。この場合、あくまで、気密は外側の面材で取るという考え方です。防湿層は”袋の室内側面”がその役割を果たしますので、防湿シートをあらためて施工する必要はありません。
気密テープの使用を、主たる気密確保のための手段とするのは、適切ではありません。

また、実際の現場では、外壁まわりが柱・間柱だけならいいのですが、室内仕上げへの影響を考えて、室内側には横ドウブチを入れる場合が多いと思います(後で、建物の動きによってクロスや左官壁などにヒビ等が入らないように等)。そうすると「ロックウールと柱の間には気密テープをはる」という理屈では、耳付断熱材と横ドウブチ部分の納まりが、かなりややこしくなると思います(そんなことをやってるのは見たことがありません・・・)
そのため、耐力面材で気密を取る充填断熱工法の場合は、裸のグラスウールを使って、胴差しなど横架材間の室内側に防湿シートを貼るほうが、納まり、性能的に良いと思います。(これを、「ボード気密」とか「合板気密」と言っています。胴差部分等の先張りシートが不要になり、防湿層施工が簡略化できます)。

norikun39さんが求める性能と、工務店さんの考えが一致していないかもしれません。その辺を良く確認される必要があると思います。

この回答への補足

完璧な高気密・高断熱な住宅とは考えてはいません。今計画中の家の外壁がトステムDan スパンサイディングの縦張りを考えています。しかし通気胴縁が通常たてに施工すのに縦張りだと横に施工することになるようです。外壁通気があまり望めないのであれば少しでも気密をあげ壁体内に進入する水蒸気を遮断し壁体内結露を起こさないようにしたいと考えています。
 twotwosanのいうように新住協ボード気密工法みたいなことも自分で考えましたが、室内より進入した水蒸気が壁内に閉じ込められてしまうと考え断念してしまいました。
 あと、1階の天井には断熱(遮音)材は入れない予定ですがこれだと1-2階の隙間に水蒸気がたまってしまい結露してしまうのでしょうか?

補足日時:2004/04/11 12:53
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>ロックウールと柱の間には気密テープをはるとは言っていましたが。


>またロックウールを梱包している袋(耳みないなのがついているものもあるみたいですが)が防湿の袋なら防湿シートをはらなくても大丈夫なのでしょうか?

施工は、ロックウールが入っている袋のまま施工し、その袋と柱の間を気密テープを貼ると言うことですね?
それであれば正しい施工方法です。問題ありません。その上から更に防湿シートを張ると言うことは普通しません。
通常袋入りのロックウールではその袋が防湿の役割を果たします。袋を見ると大抵「防湿面」と書かれていることが多いです。
耳付きの場合は耳同士を重ね合わせて施工します。それにより気密を取ります。
念を入れる(気密性を上げる)場合は更に気密テープを貼ることもありますが。

その袋が破けないように、あるいは筋交いやコンセントボックスとの取り合いで破いてしまわないように施工することが大事です。(破いても後で気密テープで施工すればOK)

あ、もちろん防湿面は室内側にします。外側は「透湿」でなければ駄目です。
大抵は外壁との間に「防水透湿シート」を張ります。
そのシートと外壁の間に通気層を設けてあれば完璧です。

では。

この回答への補足

norikun39です。ANo#2に補足として記入しましたが私の考えているのは完璧な高気密・高断熱ではありません。一度検討したのですが、工務店よりかなり金額アップと聞き(実際に費用がどれくらいかは教えてもらえませんでした、実際そう2階、40坪で一般的な費用はどれくらいなのでしょう?)断念してしまいました。
 あと断熱材の”耳”の部分ってどれくらいの幅があるものなのですか?計画中の家の柱は四寸です。耳がきちんと重なって柱まで耳で覆えるのでしょうか?あと石膏ボードと断熱材の間には若干隙間ができるように思えるのですがそこに進入した水蒸気ってどうなるのでしょう?

補足日時:2004/04/11 13:22
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