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数が少なくなった種を増やす時何時も疑問に思っていた事があります。
それは必然的に近親の間で子孫を作る事になります。
将来生物学的に問題は出て来ないものなのでしょうか。

A 回答 (4件)

>将来生物学的に問題は出て来ないものなのでしょうか。



当然のお考えだと思います。問題が出る可能性は大です。
ただ、生物として生きていくのが困難になるほど大きな問題が出るのは比較的小さな問題だと思われます。

例えばプトレマイオス朝のエジプトではいくらか外部から血を取り込みながらも二百年ほど血族結婚を繰り返して繁栄しました。

最後の女王がクレオパトラ七世です。(クレオパトラと言ったら誰もが知ってる人はこの人)添付URL参照。

そこで、絶滅危惧種について考えてみますと、完全に一属一種のものは少なく、どうしようもなくなったら遺伝子工学で必要な遺伝情報を近親種に取り込んで一群の「疑似」種族を残すという方法が可能です。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%88% …
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この回答へのお礼

少し前になりますが知り合いの猟友が猪を猟犬の訓練用に飼っている所を見せてもらいました。
うりぼう2匹とオス、メスと思っていたのがメスはオスの娘でありうり坊は娘との間に出来た子供と聞いて唖然としたことがあります。
余談ですいません。
種の保存本能と言うものはなかなか深いものがあるのですね。

専門的な解説を有難うございました。

お礼日時:2013/10/29 17:09

遠縁の血をまぜることは、できるならやった方がベターだが、必要不可欠ではないということでしょう。


近縁交配だけだと種として弱くなるが、致命的ではないので、種がなくなるよりはそちらを選ぶ、という次善策であったと理解してます。
最近のDNA解析によれば、人間だって1万年ほど前に環境激変で世界人口が数十人にまで減ってしまったことがあったようです。生物学的にはボトルネック効果というようですが、今こうして我々があることを考えてみれば、数十個体から再繁殖をはかることは、ベストではないが致命的ではないということでしょう。
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この回答へのお礼

過去人口がそれほど減った事があったのですか。
と言う事は今の人はほとんど近親だらけと言う事になりますか。
近親相姦は人間界でもタブーですが生物学的にどんな理由があるのか分かりません。
同じ様にせっかく絶滅種を保護しても何か不都合な状況になるのではないかと思い質問しました。
何となく分かる様に思えました。

有難うございました。

お礼日時:2013/10/29 17:16

まず大前提として数を増やす必要があります。

近親交配を避けて絶滅したら元も子もないからです。
そして近親交配によるデメリットをどの程度許容するかですが、犬や猫などは品種を確定するために近親交配をかなり重ねます。その結果、いわゆる純血種(生物学的には間違った言葉ですが)はしばしば遺伝子疾患や病気に繋がるあまりよくない形質を発現することがあります。
これは近親交配を重ねることで顕在化していなかった不都合な形質が現れるためです。
しかしながらこれは必ずしも即座に種の存続に関わる問題とはなりません。血統書付きの犬猫は大抵は健康ですよね。
また、近親交配によって重大な病気や生存に不都合なレベルの障害が発生した個体は淘汰されて次世代に子孫を残す可能性は低いため、個体数を維持できてさえいれば重大な疾患遺伝子は排除されていきます。
現在ペットとして飼われているゴールデンハムスターはすべて1930年に捕獲された1匹の雌とその子供の子孫です。ですが十分に世界中に広まっていますよね。

まとめますと、絶滅を避けるためには近親交配はやむを得ないのであればするしかない。
適切に個体数を維持できれば近親交配によるデメリットを克服して個体数を十分に増やすことは可能である、というところです。
ただ、種や初期条件によって近親交配によるデメリットが大きかったり小さかったりする場合があるとも聞きますので場合によっては近親交配による個体数の維持は難しい可能性もあるかもしれません。
例えば1個体が多数の子供を産む種であれば少ない個体からでも遺伝子のバリエーションを増やしやすく個体数も維持しやすいですが、1個体があまり子供を産まない種は難しいかと思います。
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この回答へのお礼

簡単に質問してしまいましたが結構深い問題なんですね。
もうちょっと考えてみます。
大変参考になりました。
有難うございました。

お礼日時:2013/10/29 22:20

瓜坊の父と娘で。



仮に父Aaと娘Aaだとして。
二人の子供は。

AA、Aa、Aa、aaになったとし。

aaは可哀想に子孫を残せず死んだ。が、AAは親より優秀だったりして。この遺伝子(のある染色体)の異常が原因で死ぬのは1/4であり生き残るのは3/4、つまり0.75となる。
また別の染色体でもリスクがあるとすれば0.75となり、両方でセーフで助かる確率は掛け算だから2乗。
仮に8本の染色体でリスクがあるとすると8乗。
カメラ付携帯のクソ電卓で、0.75××=××=××=約0.1。
8本の染色体にリスクがあれば十匹に一匹生き残る感じかな(^^;)テキトーです。

もしそいつがAaでなく全てAAだったら……なんてね。

AAもAaも遺伝子的に絶滅しないものとすればAAが増えます。
つまりAAかaaかの博打をするです。破産したら終わり。

こういう解説は個人に聞いたことがない私の即興オリジナルだけど。専門家が考えて一般の話題になっていていいはずだと思うがこの否定も肯定も私は聞いたことがない。何やってんのかね日本の知識人専門家らは啓蒙として。
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この回答へのお礼

その後猪父娘も肉になっちゃったし、一部は私の胃袋を通過していっちゃたしウリ坊はどうなったか、やっぱり誰かに食われてしまったのでしょうめ。
そう言えばあのノアの箱舟のノアは助かった後子孫繁栄の為に娘が嫌々ノアとセックスしたと言う記述があった様な記憶があります。
AA~aaの例えは分かり易かった。
有難うございました。

お礼日時:2013/11/01 08:36

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