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最近は産業の空洞化で工場が海外に
移転しています。しかし例外的に
自動車産業は国内で大半が作られています。
常識的に考えれば中国など日本の人件費の
1/20と言われています。それなら
かなり安く作れると思うのですが。

しかしアジアで作ってる車もトランス
ミッションやエンジンなど主要部品は
国内で作り送っています。完成した
車をまた運ばないといけません。その
運賃などがバカにならず国産にこだわって
いるのでしょうか?教えてください。

A 回答 (5件)

自動車の生産コストの7割以上が部品の調達費用だと言われています。

その他に、生産ラインの建設や生産する車自体の設計開発の費用などを考えれば、自動車生産全体に占める人件費の割合は大きな物ではありません。

また、下の方の言われるように、自動車工場は最終組み立てラインだけではなく、部品の製造工場も必要です。これらの費用の方が人件費削減によって得られる利益よりも圧倒的に大きく、また中国現地での既存工場の製品生産精度の問題もあって(車の信頼性が下がる)、中国での生産はまだまだリスクの方が大きいでしょう。

逆になぜ現地生産の工場もあるのかというと、これは将来の中国市場を見越しての先行投資の意味合いですし、少しずつ現地の製作水準をあげていく段階でもあります。

なお、自動車ばかりではなく、例えば精密な金型作成の技術やその金型を作成するための工具作成の技術など高度な加工水準(世界トップやトップクラスの工場は沢山あります)を維持しなければならない分野では国内工場を維持している会社がほとんどです。つまり、人件費が大半を占めるような単純な技術については中国などで生産した方が安上がりですが、高度な技術では(#1の方の言うように国益にも関わりますし)まだまだ国内の方が安く確実に生産できるのです。
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少し細かくなりますが、読んでやって頂けると有難いです。


自動車の開発・製造過程では、例えば特許技術の調査や輸出先各国の法規適合性など、開発現場と事務・製造現場の連携が必要なケースが非常に多くあります。安全上、ライト/ランプの位置・高さやドアミラー形状なども、考慮しなければなりません。それに家電などより遥かに多い部品があり、コスト計算も細分を極めます。
部品などは外国製品に依存しても良いのですが、それも業者間の競争や為替動向、或いは各国で異なる関税率などで左右されます。単純に中国やタイに移転させれば、利益が○○倍になるという計算はできません。「生産」以前のこういった作業は、本国で集中的に行なう方が良いのです。

また、中国などでは政策的に単独で工場が持てず、現地企業との合弁を求められます。紛争になった場合の処理方法も現地企業に有利なことが多く、経営・労働習慣の違いもあるため、単純に安い労働力を使うだけでは済まない苦労があります。

輸送経費は、特に船舶では最近まで安値競争になっていましたが、中国経済の大躍進に伴い、過当競争から逆転して船不足になっており、これもコスト上昇要因になっています。大体こんなところです。
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私は今、中国に駐在しています。


こちらの状況ですが、日本車の現地生産をしているメーカも当然ありますが、
納車は6ヶ月待ち、価格は2倍、完全に殿様商売です。
こんな状態で輸送費を出した上、日本に輸送する必要性…ないですよねぇ?
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自動車産業は裾野が広いのです。


下請けや孫請け、グループ企業なども多いので海外生産する場合はそういった会社もいっしょに行かないと結局はパーツごとに輸送しなければならなくなってムダが多くなります。
ですからある程度まとまった単位まで組み立てて送るようになるのです。
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技術の流出は国益に関わるのよ。

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