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教科書を見てみると、第二次世界大戦以降、特に冷戦云々あたりでは中央アジアや西アジアの状況は書いてありますが、戦前、戦中のこととなると、欧米諸国やアメリカ、アジアのことばかりで、なかなか書いてないように思います。そのあたりあの辺はどうなっていたのか、なるべく簡潔に説明していただけないでしょうか。よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

>なるべく簡潔に説明していただけないでしょうか。


超大雑把に説明します。
19世紀の後半には、トルコ帝国・ペルシャ王国・アフガニスタン・英領インド
が南側にありました。
北側はロシア帝国・清帝国が支配していました。
20世紀に入りトルコ帝国が弱体化して、現在のイラク・シリアなどの地域が英国に蚕食されました。
(英国の支配地は植民地ではなく保護領という言葉が使われるので非常に判り難いです)
同時にペルシャ王国が支配していた地域も蚕食されていきました。
ロシアのロマノフ王朝が支配していた一帯はソ連に引き継がれました。
連邦とはいえ、実際はモスクワ政府の支配下にありました。
現在の西アジア~中央アジアの一帯にある諸国は第二次世界大戦終了後までは、ソ連又は英国の影響下にあったと考えて下さい。
国際的にはこの両国が右代表みたいな感じになっていたと考えて下さい。
結果として、教科書などでは、端折られています。
中央アジア一帯はソ連が崩壊したことによって、現在のように国別に議論されるようになりました。

1858年インドムガール帝国が滅亡して英国による統治が始まる。
1880年アフガニスタンが英国の保護領となる。
1913年バルカン戦争
1922年ソヴィエト社会主義共和国連邦成立
1923年トルコ共和国成立
1932年イラク王国成立
1935年ペルシャからイランに国名を変更
1943年レバノン共和国成立
1944年シリア共和国成立
1945年イラン・トルコが対日宣戦布告
1946年ヨルダン王国成立
1947年パキスタンがインドから分離して英連邦内の自治領となる。
1948年イスラエル成立
1949年中華人民共和国成立
1950年インド共和国成立
1972年パキスタンが英連邦から脱退した。
1991年ソ連が崩壊した。

詳細は各国別にネットで検索してみて下さい。
王朝時代の支配地域の範囲が極めて判り難いのと、英国の支配形式が、あくまでも現地に独立した政府が存在しているような形式を採ることから、非常に判り難いかと思います。
ソヴィエト体制というものも併せて御理解下さい。
国境、国家などという先入観を持って各国の歴史を読むと混乱しますので注意して下さい。

そもそもが、「~スタン」というのは、元々は、○○が住んでいる辺り、という意味です。
境界が不明確な縄張り、という感じの、大陸特有の感覚の言葉です。
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西から



トルコ
第一次世界大戦の経験から中立を保つ

イラクのあたり
イギリス・フランス信託統治領
フランス信託統治領は連合国側が占領

西からドイツが攻めてきたが、エジプトの手前で頓挫

イラン
南北でソ連とイギリスが分割占領
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%A9% …
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