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 「波動科学」「創造科学」「幸福の科学」などなど、一般には「科学」とは認められてゐないものを科学と自称する人たちがゐます。言語は共同体に属すると同時に、個人にも属するので、あへて「そんな使用法をするな」とは私は主張しません。しかし、そのやうな「科学」を標榜する人たちは、みづからの信奉物の弱点(つまり説得力がない)を覆い隠すために、「科学」といふ言葉を権威づけの目的で使用してゐるやうに思へます。
(これからが質問です。上記についての回答は御遠慮ください。)

 では、自然科学に対する、人文科学、社会科学などといふ用語には、上記と類似の心理が働いてゐるのでせうか。カール・ポパーなどによる科学の定義をもちだすまでもなく、「科学」でないことは明白で、私は、ありがたがつて「科学」を名乗る必要はないと考へます。核物理学と核爆弾の関係などに見られるとほり、哲学のない科学は凶器となりえます。自信をもつて、「科学」といふ言葉から離れるべきではないのでせうか。

A 回答 (6件)

No.5gouzigです。


plapotaさんのお礼コメントを読みました。
丁寧な言葉使いにplapotaさんの見識の高さが伺えます。
少しずつ科学について歩み寄れてきているように感じます。
確かに、日本で科学といえば自然科学と考える人がほとんどでしょうね。学校でも宇宙ロケットを科学と教えても心理学を科学とは教えていませんね。
また科学館や児童科学館などはみな自然科学がテーマで、心理学解説を展示していませんね。
しかし、辞書でご覧いただければ分かりますが、
(広義)体系化された知識や経験の総称
(広義)自然科学、人文科学、社会科学の総称 
(狭義)科学的方法に基づく学術的な知識、学問
と定義されています。
以前に理系学生の「理系は科学だが、文系などは科学ではない」との質問に大学の文系教官が詳細に説明していました。
ただ、plapotaさんも書かれているように、日本人のほとんどは科学といえば自然科学だと思っています。このサイトの投稿者も人文科学、社会科学という言葉くらいは知っていると思いますが、厳密に科学だと考えている人は少ないのでしょうね。
やはり学術的専門家くらいしか分からないのだと思います。
話を戻します。
確かに、最初のご質問にある「・・科学」といったものは?だというのは私も同感ですね。
「なんでもかんでも「○○科学」と名づける風潮には違和感があります」もその通りですね。
また、
「大多数の人の頭にある科学とは違ふものを科学と呼んで、科学の大安売りをするのはなぜか。その心理を教へてくださいませ」ですが。
科学と呼べば注目してもらえると考えているのではないでしょうか。
それでは困りますね。
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この回答へのお礼

gouzigさん、私のくだらない質問のために何度もお時間をとつてくださり、ありがたうございます。もう質問のことはどうでもよくなりました。今回の一番の収穫は、gouzigさんの回答履歴から多くを学べたことです。

>>科学と呼べば注目してもらえると考えているのではないでしょうか。

回答、感謝いたします。
私は善悪のことは判りません。ただ、研究には金がかかるので、アピールも必要なのかな、と考へたりもします。理研のはなばなしい会見や、割烹着のアピールを後になつて批判する人がゐますが、人間活動である以上、私はそれも研究の一部だと思つてゐます。

お礼日時:2014/05/01 22:16

No.2gouzigです。


お礼及び補足コメントを読みました。
私のぶっきらぼうな回答に対して、丁寧にコメントしていただき恐縮です。
「有名なフロイトの夢分析は論理的に証明できるものではないとおもひます」と書かれていましたね。
実は私も心理学出身ですので、最初の回答に心理学を書こうと考えました。
フロイトの夢分析は"夢判断"という本で有名ですね。
plapotaさんが「私が科学と言つてゐる概念は独自のものではなく、多くの一般の人たちが頭に描いてゐるごくあたりまへの考へを指します。このサイトの科学カテゴリに投稿されてゐるみんなの質問内容と私の思ひゑがく内容とはほぼ一致してゐます」と書かれていますが、心理学は立派な科学です。それは科学をきちんと調べていただければ分かると思います。
やはりplapotaさんは科学を顕微鏡で確認するとか数学で証明できるものという理系に偏ってみていますね。
話を心理学に戻します。
心理学の科学的証明とは、ある事象を分析して仮説を立て、これをいろんな事例に当てはめて証明するものです。これは科学なのです。私が言っているのではありませんよ。学術的に調べていただければお分かりになると思います。
このことは心理学に留まらず、文学や文化人類学などでも同様です。
plapotaさんの主張は欧米各国の文系学界を敵にまわしてしまいます。
このサイトでも科学を工学や電気学など自然科学のことだと勘違いしている人たちはとても多いのです。
どうぞよくお調べくださるようお願いします。
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この回答へのお礼

gouzigさんの回答履歴で、いくつか拝見しました。気遣ひにあふれ、心の優しい方であることを承知してをります。相談のかなりのものは、(表面的には)助言を求めることであつても、(本心は)みんなに話を聞いてほしい、理解してほしい、うけいれてほしい、といふ内容だと思ひます。gouzigさんのやうな人がこのサイトに増えてゆくことを望みます。

>>心理学は立派な科学です。
>>それは科学をきちんと調べていただければ分かると思います。

根拠が示されてゐませんので、分りかねます。私がこれまで調べたかぎりでは、そのやうな見解は見受けられませんでした。

>>実は私も心理学出身ですので、
>>最初の回答に心理学を書こうと考えました。

心理学に詳しい人の分析を聞きたかつたので、このカテゴリにしました。助かります。
私は、法学部だつたのですが、法学は科学だ、などと主張する人に、少なくとも私は会つたことがありません。(さういふ人がゐたらごめんなさい。)指導教官に、このたびの質問をしたときには、「社会科学なんて言ひ方はだだのおかざり。学問の本質とは無関係。」といふ返事でした。ですので他分野で「科学」といふ用語にこだはりを持つ人が多いことに違和感をいだきます。

>>plapotaさんの主張は
>>欧米各国の文系学界を敵にまわしてしまいます。

私の質問は、日本限定です。
そもそも「科学」とは欧米のことばからの訳語です。たまたま英語のサイエンス等の言葉が「自然科学」を表現する要素が強くなつたときだつたため、日本語の「科学」が自然科学を意味するものとなつたのは当然であり、決してこのサイトの人たちが勘違ひしてゐるわけではありません。もとの欧米の「科学」に相当する語は「自然科学」の要素が強くなつたとはいへ、歴史的に「知識」そのものを指し、「人文科学」といふ用語は不当ではありません。日本の学識者でも、注意深い人は、「社会科学」といふ用語をもちゐる際に「これはSocial Scienceの訳です。」と一筆入れることがあります。歴史の浅い訳語「科学」をありがたがる必要はないと考へます。「心理学」にやうな歴史のある学問はともかく、新しい研究分野になんでもかんでも「○○科学」と名づける風潮には違和感があります。


このたびの質問をかみくだいて申し上げれば、

大多数の人の頭にある「科学」とは違ふものを「科学」と呼んで、「科学」の大安売りをするのはなぜか。その心理を教へてくださいませ。

といふことです。「新規開発商品のネーミングと同じ感覚だ。」とかでもかまひません。善悪は無関係です。批判や議論をするためではなく、私はわからないから質問してゐるだけです。

お礼日時:2014/05/01 18:58

だから、難しい言葉を使えば私は、難しい言葉を理解している。

すごいでしょ。ってだけだよね。
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この回答へのお礼

atti1228さん、またまたお相手してくださり、ありがたうございます。
私の投稿方法がまづかつたやうです。回答番号2の画面表示は、[補足]→[お礼]ですが、[お礼]→[補足]の流れでお読みくだされば、(たぶん)意図を理解していただけると思ひます。

gouzigさんは、最初から社会科学といふ表現を肯定することを前提に回答なさつてゐるのですが(私も肯定します。現実に使用されてゐるわけですから。)、そのことを議論すると、「科学」といふ言葉は時代により、また人により、使ひ方が異なるため、何でもあり、になつてしまひます。少なくとも私には手に負へる問題ではありません。だからこの点に関して、
「私はむづかしいことは判りません。」
と書きました。それでひとつの基準として、Q&Aサイト利用者をふくめ大多数の人たちが「科学」と考へてゐるもの、をもちだしたわけです。

回答番号1で記しましたが、大学に入ると、それまで「科学」だと考へてゐたものとは違ふ分野のことを「科学」だと呼んでゐるのに少しとまどひを感じると思ひます。そんな素朴な疑問を私は持ち続けてゐるので、今回質問してみました。

*** *** *** *** *** ***

atti1228さんの質問回答履歴が未公開なのですが、会心のQ&Aがありましたら、読んでみたいとおもひます。

お礼日時:2014/05/01 17:44

フロイト出すんかい!あいつ嫌いなんだ。

難しいことを言えばいいのかよ。相手にしていない一人だな。
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この回答へのお礼

atti1228さん、ごめんなさい。
さきほど起床したばかりで、お礼が遅くなりました。

>>フロイト出すんかい!あいつ嫌いなんだ。

嫌ひではありません。「おっちゃん」の高校時代から、本を読むのは大好きです。科学の定義の議論の際にしばしば取りあげられる事例なので、それに習つただけです。どんな例を挙げれば良いのでせうか。私のおもな関心は「人間と言語」ですので、言語学のグラスマンの法則、ベルネルの法則などがいはゆる自然科学の法則とは異質のものである、といつた例でせうか。

質問文に書いたとほり、私の考へは世間一般の(そしてカール・ポパー等による)「科学」の範疇に含まれなくても、自立した学問であつて、自信をもつべきだ、といふことです。今回知りたいのは、なぜ「科学」といふ用語を使ひたがるのか、といふ点です。

>>相手にしていない一人だな。

お相手してださつて、ありがたうございます。これに懲りずにときどき御意見をお願ひします。

お礼日時:2014/05/01 05:14

plapotaさんのご質問を読みますと、自然科学だけが科学ということですか?


それは理系過ぎた考えでゃないでしょうか。
科学というのは論理的に証明できるものを指しますね。
自然科学に限らず人文科学、社会科学なども科学であると思いますよ。
科学は自然科学のためにあるわけではありませんね。
いかがでしょうか。

この回答への補足

gouzigさん、さきほどの「お礼」文の説明不足を訂正します。

>>>>有名なフロイトの夢分析は「論理的に証明できるもの」ではないとおもひます。

有名なフロイトの夢分析は「論理的に」説明はできても、「証明できるもの」ではないとおもひます。

私はむづかしいことは判りません。私が「科学」と言つてゐる概念は、独自のものではなく、多くの一般の人たちが頭に描いてゐるごくあたりまへの考へを指します。このサイトの「科学」カテゴリに投稿されてゐるみんなの質問内容と私の思ひゑがく内容とはほぼ一致してゐます。

補足日時:2014/04/30 21:42
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この回答へのお礼

gouzigさん、お時間を割いてくださつて、ありがたうございます。
私の質問文が断定的すぎたのはお詫びいたします。ご指摘はごもつともです。
「科学」の定義は、人により差異が大きく、境界線など引けないのが現実です。
内容的にも、一般に「自然科学」とされてゐるものでも科学とはいへないもの、「人文科学」とされる分野でも科学といへるもの、部分的に科学的手法が用ゐられるもの、さまざまです。
言葉の歴史性、多義性、個体差のことまで考慮すれば解決不可能な問題になります。

>>科学というのは論理的に証明できるものを指しますね。

ここは心理学カテゴリですので、その例をとりますが、有名なフロイトの夢分析は「論理的に証明できるもの」ではないとおもひます。
私の質問はその程度の大雑把なものです。私の不備を御指摘くださり感謝いたします。

お礼日時:2014/04/30 21:09

おっちゃん何歳だよ?国語の問題にしてますか?


本題ね。わたしもそう思う。哲学、心理学を軽くみすぎている。日本人は。だから、オカルト宗教なんかに騙される。お前らが存在している根拠はなんなのだよって、問いかけしたらほぼみんな、何もないっていうだろうな。昔さ、文書を漢字で書いてたころってあったよね。知識は偉大だと言いたいだけのために。
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この回答へのお礼

atti1228さん、お早い回答感謝いたします。この質問は大学入学時からの疑問でした。

>>おっちゃん何歳だよ?

プロフィールによりますと「非公開」です。

>>国語の問題にしてますか?

いいえ。でも、カテゴリ選択は「心理学」でよかつたのでせうか。私は、国語としての使用法の善悪ではなく、あへて「科学」といふ言葉をもちゐる心理を知りたかつたので、このカテゴリにしました。

>>お前らが存在している根拠はなんなのだよって、
>>問いかけしたらほぼみんな、何もないっていうだろうな

私もその一人です。しかしかうして、みづからの質問に回答がある、これだけでも存在を認識することができます。ありがたうございます。

お礼日時:2014/04/30 20:13

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