プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

この度、自宅の全面リフォームを行うに当たり、併せて耐震工事もすることになりました。
依頼先は、某大手メーカーさんです。
自宅は、築40年ちょっとの木造平屋建てで、約27坪ぐらいのごくごく小さなお家です(笑)

耐震工事の補助金を受ける前段階として、耐震診断を受けました。
まだ結果は聞いておりませんが、まず間違いなく1.0以下と診断されるはずです。
その際、『基礎が無筋コンクリートで、経年劣化かもしれないけど、気になる個所がある。基礎補強も行った方がいい。』と調査にきた人に言われました。

お恥ずかしいのですが、そこで初めて契約書をマジマジとみて、耐震工事が屋根材の軽量化と壁の補強だけの工事であったことに気づきました。
すぐに、担当の営業さんに電話をして、基礎の件を確認しましたところ、『基礎は既存のままで行きます。無筋ですけど、今のままで十分使えますし、耐震強度については、契約書に記載の工事で十分あると思いますので、心配しないでください。』とのことでした。

素人考えですが、無筋コンクリートって、弱弱しい気がするんです・・。
耐震強度は増えても、肝心の基礎が弱ければ、基礎と建物が外れちゃいそうな気が・・・。
アンカー打てばいいじゃんってものでもなさそうだし・・・。
たとえ、数字上は十分な強度があっても、足元が弱ければ倒れるじゃないのかな。

せっかく大金をかけてリフォームするのですから、後数十年は住めるようにしておきたいのです。
取りあえず、自分が働けなくなるぐらいまでは( ̄▽ ̄;)

そこで、オプションで追加料金が発生することは十分に承知の上で、基礎補強をお願いしようかと思っております。
素人なりに考えた一番良さそうな方法としては、建物内側に打ち増しを行うことなのですが、どうでしょうか?
壁も床も触るので、建物の内側での補強が目立たず良いかなと。

その際、家じゅうのすべての基礎に行わなければ意味ないですか?
例えば、一番力のかかる部分中心に一部だけ行う、と言った具合です。

専門家の方のご意見をお聞き出来れば・・・と思います。

A 回答 (4件)

こんにちは。


耐震診断、耐震補強の専門家です。
その業者様は、おそらく基礎の補強工事を知らないのでしょう。
診断の評点のみを信じて、壁を補強して屋根を軽くすれば、確かに評点は上がります。
しかし、それで評点が1.0以上に成ったとしても、決して安全ではありません。
壁を強くすれば、当然それに合わせて基礎も強くする必要が有ります。
地震の時に、壁が強ければ強い分だけ、コンクリート基礎に引き抜きがかかります。
無筋の基礎では、簡単に破壊してしまいます。
プロの建築士なら、本来その位のことが解らないはずは有りません。
また、無筋基礎は、【既存不適格住宅】と判定されますので、まともな建築士なら、必ず基礎補強を勧めるでしょう。
それでも、お客様が費用が無いから??と言うことなら、どうにも成りませんが?
それから、地震の時、基礎は外側に、はらみます、従って補強は、外側から補強した方が、現実には強くなります。
さらに、コンクリート基礎が劣化している場合には、打ち増し基礎で補強してもあまり効果は期待出来ません。(増し打ち基礎は、だれも実験したことが無く、強くなる保証はありません)
劣化した古い基礎にケミカルアンカーを打っても、古い基礎が破壊されます。
基礎の補強に関しては、NETで「基礎補強」で検索すれば、いろいろ出てきます。
「日本建築防災協会」の「住宅等防災技術評価」を取得した工法で施工すれば、間違いありません。

命に係わることですので、真剣に考える必要があると思います。
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無筋の基礎ならば基礎補強は必要でしょう。

たとえ平屋でも。
やはり、家の要は基礎です。これが弱ければすべてに影響します。
築40年であれば地盤調査も行われてはいないでしょう。

質問者さんが考えるとおり、内側で補強されるのが良いですね。
基礎補強は一部分だけではあまり意味がありません。される以上は外周基礎すべてにおいて補強工事を実施してください。尚、炭素繊維の布での補強などの方法もあるようですが、私自身が計画したことがないので、わからないというのが実際です。

補強方法については、専門業者とよく話し合ってください。内側の基礎補強となりますと、床面をはがしての工事になります。工事中は家に住めないことも考えられます。又荷物もどこかに預けないといけません。なかなか大変な工事です。全体のリフォーム費用で、新築の家が建つということもありますからね。

参考URL:http://www.ne.jp/asahi/h/cad/taho.htm
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
基礎は一部分だけでは、やはり意味ないですよね・・・。
今回は、全面的にリフォームしますので、もちろん床板も剥がすそうです。
なので、内側からの補強も可能だと思います。
全て剥がした時点で、一度基礎などを確認させてもらう事になりましたので、その際に再考したいと思います。

お礼日時:2014/05/15 10:12

NO1です。

追記させて頂きます。

1)基礎について
 先ず、最初に、お宅に付いて、「木造平屋建て」と想定しています。
 (鉄骨造、鉄筋鉄骨造、コンクリートブロック造、では無い、と言う意味です。)

 さて、木造の場合、「布基礎」「ベタ基礎」「独立基礎」等の基礎形式が
 予想されます。

 そのどれもが、鉄筋コンクリート製であることが可能です。
 この場合、鉄筋はコンクリートの内部にある物なので、無筋コンクリートと
 区別は出来ません。

 しかし、それが「無筋コンクリート」であると言及するからには、それなりの
 理由があったのだと思います。
 (大きな割れ目が発生していて、そこから除くと、一般的に確認できるような
 位置に鉄筋が確認出来ない、と言った箇所があるとか。)

 「気になる箇所」の写真があった、という事であれば、その写真を入手するか
 その箇所を某メーカーに見させるかして、再確認された方が良い、と思います。

 「気になるところ」は他の人間でも気になるはずなので、その箇所を特定して
 検討を始めることが必要です。
 その調査を、某メーカーに実施させ、報告書を作成してもらえば良い、と
 思います。

 本当に問題があれば、是正方法を提示するでしょうし、問題がなければ、その
 理由を提示して、報告するでしょう。
 問題が無い、との報告書は、それ自体で、某メーカーが内容に責任を持つことを
 意味します。

 ここで色々、無責任に返答するよりは、それが一番の解決方法だと思います。

 尚、屋根材を軽いものとするのは非常に良い事で、その他の補強と合わせて
 良い方向になっていると思います。

2)「引き抜き」について
 地震時に建物に「引き抜き」応力が働く恐れは、あります。しかし、それらは
 基礎と建物が一体となっている建物に付いてです。
 具体的には、鉄筋コンクリート造、鉄骨造に於いて、構造計算上問題となるケースが
 あります。
 今、お宅は「木造」と考えてしますので、「基礎と建物の一体化」と言う点で
 該当しないのではないか、と思います。

 基礎形式が解らないので何とも言えませんが、仮に土台を基礎にアンカーボルトにて
 固定しているとして、それに対して、引き抜き力が働いても、恐らくですが、
 アンカーボルトの基礎への付着力より、土台の強度のほうが弱いので、
 アンカーボルトから土台が先に抜けてしまうのではないか、と思います。
 もっともこんな状況になるなら、先に建物が危ないでしょう。
 取りあえず、震度5程度では、発生しないように思います。

3)補強について
 鉄板による補強、炭素繊維シートに依る補強等、ある程度効果が期待できるようにも
 思えますが、その補強を何のために行うか、という事だと思います。
 また、基礎の形式によっても違ってきます。
 ベタ基礎では、補強の仕様がありません。

 先に記載しましたように、木造平屋建て住宅程度の基礎であれば、基礎に作用する
 力は、建物の自重(圧縮方向)位だと思います。
 地震時、一般的には基礎は地面と同じ挙動をしますので、理屈上大きな力は
 働かないと思います。
 
 しかし、断層が出来たりと言った、地盤に重大な変動が生じた場合は、当然
 影響を受けますが、この場合は、補強程度では耐えられません。

 
このように、無責任にお答えしても、結局は、現場を実際に見て、情報を集め
判断するのが、最も良い解決方法だと思います。

某メーカーが、幸い大手のようですので、必ずこの辺りの事が判断できる人間が
いると思います。

その方を捕まえて、診断してもらうのが最も信頼出来ると思います。
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先ず、情報が不足していますので、何とも返答が難しいです。



1)「基礎が無筋コンクリートで、経年劣化かもしれないけど、気になる個所がある。」
  基礎方式、形状が解りませんので、返答が難しいですが、その方は、何故、
  「無筋コンクリート」だと判断されたのでしょうか?

  そして何故、「経年劣化かもしれないけど」と言う言葉を発し、どの箇所が
  「気になる個所がある。」なのでしょうか?

  これ等の事が解らないと、殆どお答えしても、嘘になりそうです。

  この為、一般論として、記載させて頂きます。

  一般的に、コンクリート(無筋コンクリート)は、圧縮力(潰す力)には強く、
  引張力(引っ張る力)には弱い特性があります。また、強いアルカリ性を示します。
  一方、圧縮力には弱いですが、引張力には強い性質を持っています。
  そして錆びます。(酸化されます。)

  この両方のいいとこ取りをしたのが、「鉄筋コンクリート」です。

  さて、一般の木造平屋建て住宅の基礎に於いて、どれだけ必然性があるのか、多少
  疑問です。(但し、意図的で無ければ、最近の基礎には、何かしら、鉄筋が入って
  いるとは思います。)

  昔の住宅の足回りは「束立て石組基礎」で、丸や四角い石の上に建物を組み立てていました。
  その意味では(形状は解りませんが)、無筋コンクリート基礎(?)の上に住宅が有っても
  それ程驚きません。100年以上持っている建物があちこちにあります。

  理由は、地震時に、基礎は、地面と同じに揺れるからです。つまり、普段の状態では
  基礎に働く力は、建物総体の重さ(圧縮力)ですし、どこかの時点で、引張力が
  働くとは、考えにくいからです。(地盤状況が不明なので、良い地盤として)
  逆に言えば、それが、40年問題なく建ってきた、という事でしょう。

  結論としては、無筋コンクリートの基礎であることと、基礎が弱いことは、相関が
  薄いのではないか、と言う気がします。

2)耐震補強について
  先に述べたように、地震時に基礎は地面と一緒に動きます。しかし、その上の
  住宅本体は、そうはいかないので、違う動きとなります。
  この違う動きの時、建物が弱いと倒壊する危険があります。
  その為、建物の耐震性を診断するのが、耐震診断であり、実際に、建物の地震に
  対する強度を増すのが、耐震補強です。

  紙を細長く折って、根元を持って、建てます。持った手を左右に動かすと、
  紙は、手と別の動きをして、やがて途中から折れます。
  折れた紙は建物に該当しますし、手で持った根本の部分(基礎にあたる)は
  手といっしょに動くので、変形しません。これと同じ理屈です。

  某大手メーカーが言おうとしているのもこの辺りではないか、と思います。

3)実際の補強に付いて
  基礎形状、方式が解らないので、何とも言えませんが、無筋コンクリートで
  あれば、補強は無理だと思います。
  可能性があるとすれば、今現在、亀裂が入っている箇所があって、その亀裂
  部分を樹脂注入で補強する、と言うことはあるかも知れません。

  診断された方の「経年劣化」と言う言葉は、一般的には、コンクリートの
  中性化(最初は、アルカリ性をしめします。)を指しているのかも知れません。
  もしそうであれば、中性化の進行状況を調査することも出来ますが、この
  調査の目的は、鉄筋コンクリートに於いて、コンクリートの中性化が内部に
  進行して、内部の鉄筋が錆びると問題なので、行うケースが多く、最初から
  無筋であれば、しかも住宅であれば、あまり意味がない、とも思います。

結論として、正解は出せませんが、診断された方と某メーカーとどちらを信用するか、
という事かも知れません。

そして、個人的には、某メーカーが正しいように思います。
診断された方が、ちゃんとした根拠を持って、言うならば、その結果を言葉では
無く、報告書と言う形で、文章化して、責任を持つべきです。

結局、参考にならないかも、と思いますが、取りあえず記載しました。

この回答への補足

ご回答ありがとうございます。

1)なぜ、無筋だと判断されたかは私にも分かりかねます。
ただ、築年数の経過した建物であるからなのではないかと思うのですが。
どこか見れば分かる場所があるのですか?

気になる個所については、写真を見せられました。
ただ、それのどこが悪いのか・・・素人には判断できませんでした。

当方の建物は、阪神大震災の際にかなり揺れました。(兵庫県内ではありませんが、震度4~5程度だったと記憶しております。)
見た目に被害はありませんでしたが、見えないところに何かあったのかも・・・と心配になりました。

2)古い建物でありますので、現在の耐震基準には全く沿っていないので、今回はそちらの工事も行って頂くことにしました。
屋根材をスレート葺にして軽量化を計り、壁も補強を行うということでした。
ですので、建物自体の耐震性はあがるものと思われます。
しかし、そうなると地震の揺れが基礎の部分に引き抜き力としてかかり、コンクリートが折れたり、アンカーが抜けたりするのではないかと、素人ながら愚考するところであります。
なので、基礎補強を行った方がよいではないかという考えに至りました。

3)補強の実際については、ご回答を読むとあまり意味のない事なのでしょうか?
打ち増しやベタ基礎、もしくは炭素繊維の貼り付けなど、色々なところで紹介されていますが・・・。

また、気づいたことがあれば、お書き頂けると幸いです。

補足日時:2014/05/12 11:39
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