
電気工事施工管理技士試験の過去問(H20-No.62)の解答・解説が納得いきません。
【問題】
屋内配線をケーブル工事により施設する場合の記述として、「電気設備の技術基準とその解釈」上、誤っているものはどれか。
【誤っているとされる選択肢】
4. 乾燥した場所に施設した、使用電圧が300V以下の配線の防護装置として使用する金属ダクトは、長さが6mであったので、接地を省略した。
【私が4肢は間違っていないと思う理由】
使用電圧が直流300V、又は交流対地電圧150V以下の場合、
簡易接触防護措置を施すか、又は乾燥した場所に施設するとき、
防護装置の金属製部分の長さが8m以下であれば、D種接地工事を省略して良い
と理解しています。
4肢は、交流か直流かには言及していないものの、
使用電圧が300V以下で乾燥した場所に施設、金属管は6mなのだから、
接地は省略して良いと考えます。
300Vが直流であるとは書いていないから、という理由以外に、
4肢が間違っている理由がありますでしょうか?
解説を読むと、「8m」が太字になっているため、4肢は本来「10m」のつもりだったのを
間違えて「6m」としてしまったのではないかと考えられるのですが・・。
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
そうですね、ご指摘の通り「使用電圧が300V以下」というのを「直流300V以下」も含めて解釈すると
防護装置の金属部分が6mなら乾燥した場所に施設した場合、D種設置工事は省略できることになりますね
問題を作った人は、電技の第164条、四の二、に対しての応用問題だと思いますが
ただ、電技の各文章にも「使用電圧が100V、300V」などが良く使われていますが
とくに交流とかの記載はなく「使用電圧」と言う場合は交流の線間電圧のようです
他の場合は「交流対地電圧150V」とか「直流30V」のように記載されています
電気工事施工管理技士試験の他の問題にも、使用電圧が100V、300Vと交流・直流の記載はないですか
また、特記事項にも直流と記載されていない電圧は交流のことである・・・・とはないのですかね
う~ん、そこのところの解釈はどうなんでしょう?
はっきりした結論が出ませんで、すみません
何度も問題と解説を読み返してみたのですが、やはり納得できませんでした。
結論として、この問題は、
・「金属管」と書くべきところを誤って「金属ダクト」と書いてしまった。
・「10m(8mを超える値)」と書くべきところを誤って「6m」と書いてしまった。
(8m以下なら接地を省略して良いが、8mを超えたらNG、という主旨の問題のはずだった)
という、ミスが2つ混ざってしまった問題なのだと理解することにしました。
No.4
- 回答日時:
#3です
ロ、では防護装置の金属製部分(この場合金属ダクト)の長さが8m以下のものに
簡易接触防護措置を施した場合のことを言っています
電技 用語の定義 第1条37号 簡易接触防護措置
イ、設備を、屋内にあっては床上1.8m以上、屋外にあっては地表2m以上の高さにかつ
人が通る場所から容易に触れることのない範囲に施設すること
ロ、設備に人が接近又は接触しないよう、さく、へい等を設け又は設備を金属管に収める等の
防護措置を施すこと
問題文には、簡易接触防護措置を施しているとは書かれていません
補足、
金属管工事は金属管に絶縁電線を使用した工事です
金属管にケーブルを収めることはさしつかえないが、この場合ケーブル工事として取り扱われます
金属ダクト工事も同様でケーブルを収めた場合は、管その他の電線を収める防護装置になります
この回答への補足
ロ、屋内配線の使用電圧が直流300V又は交流150V以下の場合において
防護装置の金属製部分の長さが8m以下のものに簡易接触防護措置(金属製のものであって
防護措置を施す設備と電気的に接続するおそれがあるもので防護する方法を除く)を施すとき
又は乾燥した場所に施設するとき
何度も済みません。
『ロ』において、「簡易接触防止措置を施すとき」と、「乾燥した場所に施設するとき」との間には
「又は」と書かれています。
つまり、保護装置の金属部分の長さが8m以下のものに簡易接触防護措置を施すか、
簡易接触防護措置を施さない場合でも乾燥した場所に施設するなら、
D種接地工事を省略して良い、と読み取れるのです。
問題文は、直流であるとは明記していないものの「300V以下」であるし、
金属ダクト長が6mなので8m以下だし、
乾燥した場所に施設すると書いてあるのだから、
D種接地工事を省略して良いのではありませんか?
No.3
- 回答日時:
電気設備の技術基準の解釈 平成25年12月24日改正
ケーブル工事 第164条・四に
低圧屋内配線の使用電圧が300V以下の場合で、管その他の電線を収める防護装置の金属部分の
D種接地工事が省略できる条件が記載されています
イ、防護装置の金属製部分の長さが4m以下のものを乾燥した場所に施設する場合
ロ、屋内配線の使用電圧が直流300V又は交流150V以下の場合において
防護装置の金属製部分の長さが8m以下のものに簡易接触防護措置(金属製のものであって
防護措置を施す設備と電気的に接続するおそれがあるもので防護する方法を除く)を施すとき
又は乾燥した場所に施設するとき
質問文では、ケーブル工事、乾燥した場所、使用電圧300V以下、長さが6mということで
第164条・四・イにより、4m以上なのでD種接地工事は省略できないことになります
この回答への補足
『ロ』では、
・電圧300V以下
・金属部分8m以下
・乾燥した場所、又は簡易接触防護措置を施す
これらを満たすと、D種接地工事が省略できると言っています。
質問文は、電圧300Vなので300V以下、金属部分6mなので8m以下、乾燥した場所に施工 なので、
『ロ』を満たすため、D種接地工事を省略して良いのではありませんか?
No.2
- 回答日時:
watch-lotさんの回答で合っています。
ただ、電気設備技術基準・解釈は平成23年に大改正されており
条文181条は162条に、178条は159条に替わっています。
内容に変わりはありません。
No.1
- 回答日時:
電気設備技術基準解釈181条3項7号で「低圧屋内配線の使用電圧が300V以下の場合は、ダクトには、D種接地工事を施すこと。
」とあります。つまり、金属ダクト工事では交流直流の区別はなく、長さの規定もなく、単にD種接地工事を施すこととなっています。
なお、金属管工事においては、178条3項4号にて、
「低圧屋内配線の使用電圧が300V以下の場合は、管には、D種接地工事を施すこと。ただし、次のいずれかに該当する場合は、この限りでない。
イ、管の長さ(2本以上の管を接続して使用する場合は、その全長をいう。以下同じ。)が4m以下のものを乾燥した場所に施設する場合。
ロ、屋内配線の使用電圧が直流300V又は交流対地電圧150V以下の場合において、その電線を収める管の長さが8m以下のものを人が容易に触れるおそれがないように施設するとき又は乾燥した場所に施設するとき。」
となっております。
金属管工事と金属ダクト工事との違いでしょうね。
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