牛、豚、鶏、どれか一つ食べられなくなるとしたら?

戦争と、これから産まれる子供について。

25歳、女です。

政治のことは
詳しくも深くも分かりませんが、

集団的自衛権が認められて、
憲法9条がなくなり、
戦争が出来る国、
戦争に巻き込まれる可能性が高い国になったと認識しています。

すでに高校生などの子供たちに自衛隊募集の手紙が送られてきているなどという情報もあり、

私の友人達も
戦争に対する不安を感じています。


情報がたくさんありすぎるので、
集団的自衛権の明確な
メリットやデメリットが、
まだ、よく分かりません。

阿部総理は、
戦争は断固としてあり得ないと
断言するように言っておられましたが、
政府が国民へ言う
『安心してください』と言う言葉は、
ほとんど信用できなくて…


本当にこの先、
日本がまた戦争を始め、
悲惨な戦争へと向かっていき、
焼け野原になったり、
大切な家族が戦争に行かなければならないのなら、

この先の人生で、
家族がほしいとか、
自分の子供がほしいとか、
将来的なこと望まないほうがいいのでしょうか…?

なんかニュースやインターネットなどで情報を見てると、
肩を落としてしまいます。

保守的な考えかもしれないので、
この質問に対して、
遺憾に感じさせてしまったら、
御免なさい。

先行きが不安になり、
質問させていただきました。

平和ボケでお恥ずかしいですが、
よろしければ、
集団的自衛権について
メリットやデメリットを
分かりやすく教えていただけないでしょうか?

A 回答 (19件中1~10件)

 集団的自衛権は憲法の解釈です。

憲法9条が無くなる訳じゃありません。

逆に聞きますが北朝鮮なので軍事クーデターや軍部の暴発
又が中国バブル崩壊による中国内戦
 これにより日本が巻き込まれたらどうします?


戦争がイヤだというなら
 そのまま無抵抗で死ぬしかありません。
戦争は攻め込まれて抵抗すれば発生するのですよ
 質問者は戦争→侵略戦争と勘違いしてませんでしょうか?

 集団的自衛権が防衛の為の仕組みです。
自衛ですよ? 防衛を強化して何か悪いことでもあるのでしょうか?

『敵から攻め込まれたとき、皆で防衛しあおう』
 自分としてはこのドコが問題なのかわかりません

>高校生などの子供たちに自衛隊募集の手紙が送られてきているなどという情報もあり
 完全にデマですね

>戦争に対する不安を感じています。
 集団的自衛権により、皆で防衛しあおうというものです。
 第一次湾岸戦争のようにイラクがクウェートに侵略戦争を仕掛けたとき自衛隊は防衛の為に戦地に向かいますが
 同時に日本が攻撃されたときは他国が守りにきてくれます。
  集団的自衛権は戦争を回避する手段ですよ?

>メリット
 日本本土への敵国の攻撃の可能性が少なくなる
 防衛費削減
  (以前の湾岸戦争は日本は参加しないという事で多額の戦費を出しました、今度から
 それが無くなります)
 相互に国家で防衛しあうことにより平和になる


>デメリット
 防衛時、自衛隊に被害がでる。
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極論を言うとね、日本が戦争しなくなることは簡単です。



「お金も技術も武器も土地も差し上げます」

と言って、中国に無条件降伏すればよいのです。
今現在、日本と戦争する可能性のある国は中国だけですから、率先して国を差し出せばよい。
そうすれば、質問者さんは戦争の恐怖から解放されます。

こういう考えを「奴隷の平和」」と呼びますが、奴隷になっても平和でありたいと願うのであれば、それも一つの手でしょう。


しかし、もう一歩踏み込んで考えてみると、戦争を回避できても質問者さんを始めとした日本人の「安全」は確保できるのでしょうか。

今の日本では反政府デモをしても、それだけで危害を加えられることはありません。
しかし、中国で反政府デモをすれば、即刻官憲から弾圧されます。

また、チベットやウイグルのように、日常生活のレベルで警察や軍隊から圧迫される可能性もあるのです。

その他、PM2.5に代表される公害問題。日本では大気汚染はほぼ解決されていますが、中国では手付かずで解決の目処すら立っていません。

多少の(私に言わせれば非常に低いですが)戦争のリスクを許容しつつ、国の独立と国民の自由な生活を選ぶか、平和を願って他国の支配下に入り、生殺与奪も相手に委ねて生きていくのか。

決定するのは質問者さんだけではありませんが、一度よーく考えてみてください。
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ご心配は重々分かりますが、取り越し苦労です。

新聞テレビが戦争が出来る国とか戦争への道などと的はずれな報道をするのでそう言う誤解をされるのです。

敵国から攻撃を受けたとき、自衛の戦争になります。いわゆる個別自衛権です。戦わないで負けてしまうなどという選択肢はないからです。個別自衛権は今の憲法9条でも認められています。同盟国(今はアメリカ)と共同して防衛に当たるのが集団的自衛権です。仮想敵である中国の軍事力に今の自衛隊は敵わないからです。

集団的自衛権は日本以外の世界中の国が認めている権利です。当たり前すぎてそう言う言葉さえありません。これを翻訳して聞かせたら変な顔をされるでしょう。友好国と一緒に戦うことですから、メリットはあってもデメリットはありません。

自衛権は個別でも集団的でもいざというときの備えです。これがあるからと言って戦争が起きるわけではありません。戦争への道でもありません。もしそうなら世界中の国が戦争をしているはずです。なぜなら集団的自衛権はすべての国が持っているからです。
今の憲法9条が集団的自衛権を認めていないわけではありません。条文のどこを読んでもそんなことは書いてないからです。短い文章なので一度読んでみて下さい。

「 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。」

今回の閣議決定は個別自衛権とおなじように集団的自衛権も行使できると解釈を変えただけです。何も変わっていないのです。安心して子供を産んで、いい子に育てて下さい。
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中国のようなヒトラー的独裁者が支配する国が隣国に存在し、ベトナム・台湾・フィリピンへも、その凶悪な手を伸ばしつつあります。


通常兵器の戦いでは、日本の自衛隊が勝てるとしても、「日本の主要都市は全て核ミサイルの照準を合わせてある。言うこときかないと、皇居に1発お見舞いするアルよ!」と脅された場合、日本は、核兵器をもってませんので、その要求に屈することになります。

でも、集団的自衛権を、普通の国のように解釈して運用すれば、今まで以上に米国の軍事的な協力が期待できるようになります。
ちょっと前までは、日本に駐留する米軍兵士は、日本のために命をかけて戦うけど、日本の自衛隊は、米軍兵士が敵に襲われ、死ぬかもしれない状況でも、米軍を助けることができませんでしたからね。
このことは、幸いにも、米国市民には、あまり知られていませんでしたので良かったのですけど、もし広く知られていたら「そんな自分勝手な日本を米軍が命をかけて守る必要なんてない。日米安保なんて破棄してしまえ!!」という声が広まったことでしょう。

私たちは、誤った平和教育を受けたために、「戦争さえなければ、幸福である」と考えがちです。でも、凶暴な敵に戦うことなく膝を屈すれば、その後に待っているのは「奴隷」の身分です。
確かに、戦わなければ、銃弾や爆弾で自分や自分の子供が怪我したり、死ぬことはありません。でも、そういうリスクを避け続けた先には、歴史からわかるように「奴隷生活」が待っているのです。
「戦わない」を選択すれば、相手のデタラメで横暴な要求を受け入れるしかありません。

また、集団的自衛権で日本が友好国との軍事的協力を強めれば、独裁国家の中国は、日本やアジア諸国に手を出しにくくなります。つまりは、「戦争が起こりにくくなる」といえるのです。

「アジアの癌細胞」いや「世界の癌細胞」ともいえる悪辣国家の中国に対峙するためにも、集団的自衛権を早急に認めることは絶対に必要だったといえるでしょう。
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そもそも、大きく勘違いされています。



憲法9条はそのままで、その延長上として『集団的自衛権』の行使を認めるというのが、
今回の話です。
あくまで「自衛の権利」の拡大であり、
「戦争を仕掛けられるようにします」とか
「戦争に『必ず』協力します」っていうものではありません。
ですので、
「日本が戦争をはじめ」という考え方が根本的に誤っています。

>すでに高校生などの子供たちに自衛隊募集の手紙が送られてきているなどという情報もあり
それは、募集の手紙でも公開されていたんでしょうか?
はっきりと言いますが、集団的自衛権は「戦争をもっとやろう」というようなものではないので、
緊急増員する必要性は全く持ってありません。
少なくとも通常の募集が手紙という形であることは考えられず、
もし、写真などで実物があったとしても、
時期的に募集の概要を今引っ張り出したか、恐らくは捏造したものでしょう。

後は、変な具合に出回っている「徴兵される」とかいう言葉もありますが、これこそあり得ません。
そうした状況というのは、日本が戦争を仕掛けられて、
日本が陥落直前まで追い詰められているレベルで、
相手が降伏勧告などを一切しないで攻め滅ぼすくらいの状況下でもなければありません。
例えばですが、質問者様がいきなり銃を渡されて、人を撃てと言われて撃てますか?
死ぬかもしれない、というときなら打てるかもしれません、
でもそのあと人を撃ったんだ、ということで、ストレスで大変なことになると思いませんか?
そういった事に関わるデータというものは昔から集められていて、
アメリカの南北戦争などからはじまり、第二次世界大戦までは、
2割くらいの兵士は発砲できなかった、というように判明しています。
海外のように兵役のない、ド素人が集まってもただ、いたずらに死亡させるだけなので、
攻めてくる側にすらメリットはありません。
徴兵制云々という意見を聞いているのでしたら、あり得ないと鼻で笑ってもよいでしょう。

集団的自衛権のメリットは、何よりも同盟国の信頼を強められるという点です
今まで日本は、例えば1990年の湾岸戦争などの時などには、
戦力を出せないので、代わりに他国よりはるかに膨大な支援金・物資で賄い、
またペルシャ湾の機雷を取り除こうとするなどの支援を行いました。
しかし、人的貢献がなかった、とされ、日本について遺憾の意を表明する、
ということをはっきりと言われています。
攻め込まれていた、クウェートも人的支援を行った国には感謝の意を表明していますが、
日本についてはその中に含まれておりません。
他の国にとっては
「同盟しているんだから、自分の国を守るように戦力を提供するのは当たり前」
だからです。
だからこそ、日本が金は出す、人は出さない、ということを続けていれば、
じゃあこっちも人を出す必要はないよね、ということに繋がります。
そうなれば、周りからしてみればおいしいカモになるわけです。
実際問題として、日本がこうした弱みが要素の1つとしてあることもあり、
中国などは尖閣をはじめとして挑発的な行動を繰り返しています。
結果的に戦争が減る、と言っているのはこうした積極的に同盟国を守るのに協力するよ、
ということから結びつきが強くなって、相手が攻めにくくなるということが要素の1つです。
ドラえもんで例えるなら、スネ夫が1人でいるなら喧嘩を売るかもしれませんが、
ジャイアンと一緒にいるところにわざわざ喧嘩を売ったりしない、というような構図ですかね。

デメリットは、もちろん何か有事の際に、自衛隊を海外に派遣する必要がある、
という点です。
もちろん、前に出る以上、人的被害が出る可能性はありますし、
戦費もかかります。
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国とか大きく考えるから分かりにくいだけで


要は、
近所に時々猪が出て人を襲います。
友達と、もし猪に遭遇してどちらかが襲われたら
かけつけて協力して一緒に倒そう というか
いあ、お前が襲われても俺は逃げる というか
そういう話でしょう。

協力した場合は、一緒に猪に返り討ちになるかもしれない
          遭遇する確率が増えてしまう

協力しない場合は、自分がやられても助けてくれないかもしれない
            友達がやられ、次の標的になった場合1人で相手しなければならない
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朝日新聞の読みすぎです、すでに朝鮮人に運営されてしまったNHKを見すぎです。



お隣の戦争好きの、しかも戦争中の国民皆兵の国に対して、攻めてこさせないイメージを作りあげているだけなんですが。今までは話せば分かる主義で、その結果、お隣さんより、武力で日本領土を占拠されてしまいました。そこで、俺の方が武力で勝つのだから、さっさと出て行け、俺の国民に直接被害を与えたら、ただではすまさんぞ、という意思表示です。

高校生には、大学の募集要項も送られてきます。自衛隊からもです。でも、自衛隊に入隊など、大学に入るよりもはるかに難しいところで、入隊など十数倍の競争率です。防衛大学など、日本一の難しさで、防衛大学不合格者が、涙で東京大学に都落ちしているくらいです。

憲法9条とか一部だけを縮小解釈でなく、憲法全文を読まれたら。疑問を持てば、偏った他人から意見を聞くのでなく、自分の目で、確かめることです。幸いに、日本は、教科書などはかなり湾曲されていますが、憲法でも原文が誰でも読めるし、靖国神社の作られた目的も、簡単にNETで見れる国です。

集団自衛権反対といってるのは、外国では中国と韓国だけ、日本では、在日特殊難民、テロリスト集団の中核、その親派の全学連、日教組、一部の過激労働組合、共産党、在日優遇政策で日本をメチャクチャにした民社党くらいです。

あなたのお爺さんやお婆さんが、日本を世界で平和で一番いい国に作ろうと決心し、築きあげた国が日本です。当然、短い期間で成し遂げたので、小さな問題はありで、それをあなたのお父さんやお母さんらが改善していくのが、少し道を間違え、今、その間違いを元の平和精神に戻そうとしているのが今日です。
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介護と一緒。


メリット
皆でやれば楽。
デメリット
自分もやらなきゃならない。
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 今回の、閣議決定による集団的自衛権の行使容認について不安をおぼえられるとのこと。

必ずしも質問者様と同じスタンスというわけではなさそうですが、実は結構共感できました。わたしは集団的自衛権そのものについては反対していないのですが、今回の一連の動きについてはかなり不満をもっており、現状では「反対」です。

 理由の第一は、安倍政権のやり方があまりに姑息で拙速だからです。
 各社の世論調査では、国民の多数派は集団的自衛権の行使容認に反対か、限定的な(つまり消極的な)賛成であり、確信をもった積極的な賛成はいずれの調査でも少数にとどまっています。二択か三択かという違いがすでに不純なものを感じてしまいますが、そこはおいておきます。少なくともあまり納得していない状況は看取できるでしょう。
 http://www.asahi.com/articles/ASG5D5KBZG5DUZPS00 …
 以前、安倍さんが憲法96条の改訂にこだわっていたときの説明では、「国民の過半数が賛成していても国会議員の3分の1が反対したら改憲(の発議)ができないのはおかしい」と言っていました。ならば、国民の過半数が賛成できないでいる状態で解釈改憲を行なうのは理屈に合わないはずです。

 また、憲法というのは国のあり方を定め、為政者の恣意的な統治行為にたがをはめるためのものだというのに、これを改めるのに従来の歴代内閣による憲法解釈の論理は変えず結論だけを変えるというのは、憲法に対する軽蔑というか敵意を感じます。
 現憲法が時代に合わないという主張はまっとうなものと思いますが、その憲法に従うべしと定められた政治家が国民の声を無視しても憲法を事実上変えられるという信念はそら恐ろしいかぎりです。まさに「ナチスの手口」ですね。

 国民の多くは国際情勢、ことに東アジア情勢の変化に不安をおぼえており、わが国の安全保障政策にも変化が必要だと考え始めているように思います。だからこそ、現状の認識とこれからの方針について議論が必要であり、共通の見解(その土俵になるもの)を培っていくべきではないでしょうか。
 安倍さんも集団的自衛権がいま必要だと確信するなら、なぜもっと時間をかけて説得しようとしないのでしょう。彼の説明はいつも情緒的で、批判や異論に対してまともに答えようとしていません。そもそも納得を得る必要があると信じていないからだと推量します。
 この軽視の根底には彼の愚民観があるのだと思います。少なくとも、彼は自分の支持者・賛同者以外はみなバカだと信じているようです。しかし、安倍政権とその支持者以外の人も同じ「国民」です。

 今回の一連の動きがもたらしたデメリットの一つは、わが国の政治文化に民主主義と国民に対する軽蔑感を植えつけたことだと思います。いや、もとからそれは政治家に蔓延していたのかもしれませんが、もっと病が進んだのではないでしょうか。

 これまでの彼の言動は「自主憲法制定」から「憲法96条の改訂」、そして「集団的自衛権の行使容認」まで、その論理が二転三転しています。しかし、その目指すところは一貫しています。要は、日本を戦争のできる「普通の国」にすることが彼の変わらぬ目標なのだと思います。
 その目的に賛同しない人が不安をおぼえるのは、当然のことです。

 わたしが現時点で集団的自衛権の行使容認に反対するいまひとつの理由が、賛成者の言動は現実離れしているとしばしば感じるからです。
 「日本単独では中国の脅威に対抗できないから集団的自衛権が必要だ」という主張をネットで見かけます。どうもこの人たちはいまの「個別的自衛権」を日本単独で反撃(防衛)することだと思っているようです。こういう基本的なことさえわきまえていない人たちによる賛成論は、ただの妄想としか言いようがありません。
 ちなみに、もしも中国が日本に侵攻してきたら、従来認められてきた個別的自衛権によって日本は反撃(防衛)できますし、日米安保が発動するでしょうし、さらには中国への国際的な制裁が行なわれるはずです。アメリカをはじめどこの国でも中国のそのような勝手な行動を望まないからです。もしこれらがなされない場合があるとしたら、すでにどこの国も中国にかなわない状態に陥っているか、日本から挑発した場合です。前者はいまそのような状態にあるわけではありませんし、中国もそこまで無謀な望みはいだいていません。後者ならば、どうしましょう。半世紀前と同じように自業自得とあきらめるしかないのでしょうか。

 やはりネットで見かけた(たぶんこのサイト?)のですが、「なぜ隣国と友好関係を築かなければならないのかわからない」という質問に対し、「そんな必要はない」との回答が多数寄せられていました。なぜわからないのか、わたしには本気でわかりません。
 「戦争をしたくないから集団的自衛権が必要だ」と主張できる理性があるのなら、戦争にいたる危険性を減らす、すなわち近隣諸国と友好関係を築くことが必要なのだと、なぜわからないのでしょうね。かくも安易に隣国に対する敵意にふけることができる彼らの本音は「平和を守るために集団的自衛権が必要」なのではなく、「戦争をするために集団的自衛権が必要」なのではないでしょうか。

 こんなことを書きながらなんですが、別にわたしは平和主義者でもないので「なにがなんでも戦争に反対」はしていません。わたしは日本人であることから大きな幸福と多くの利益を得ています。これが脅かされる事態が真に迫っているのなら、日本も戦うべきと考えます。当然、そのための備えは必要だろうとも考えます。
 この場合の備えとは、もちろん自衛隊を筆頭にした武力であり、日米安保であると同時に、いえそれ以上に、このような危険を招かない賢明な外交政策であり、平素の経済的社会的関係の深化と発展であり、文化の交流による共感の増大でしょう。実際、戦後の日本は、時にアメリカの外交政策に反しても世界に友好関係を広げることに留意してきました。これもまた、平和を勝ち取るための「武器」だと思います。

 ところが賛成派の意見を見ていると、最初からこの選択肢を度外視したものが多すぎます。まるで武力だけが外交だと信じているかのようです。彼らに言わせると、反対する者たちは「日本の弱体化をねらっている」のだそうです。
 国家間の交渉には妥協や忍耐が求められますし、これには活劇のような爽快感がありません。しかし、時に果断な行動では得られない大きなメリットがあります。これはどちらが正しいか予断的に決められることではなく、目標を見定めて効果的な方法を探る知性と努力が要ります。集団的自衛権の安易な賛成者はこの知性と努力が大嫌いで、戦争をすることは手段ではなく目的であるかのようだと感じます。要するに、彼らは中国をやっつけたいだけで、日本をよくしようと思っているわけではないのでしょう。
 彼らの理想を最もよく体現しているのは北朝鮮だと思います。しかし、日本をあのような国にしたくないと思うことが「日本の弱体化」なのでしょうか。
 罵倒になってお恥ずかしいのですが、集団的自衛権の行使容認はまさに「○○○○に刃物」だと思います。

 気がつけばお尋ねの集団的自衛権のメリットとデメリットについてろくに答えていませんでしたが、いいかげん長文になってしまったので、そこは失礼します。

 最後に一点だけ。今回の閣議決定があくまでも「自衛」にこだわったおかげで論理的にはおかしなものになりつつもかなり抑制的な文言になっているのは、具体的には公明党が政権与党にいたからであり、その背景には国民世論が必ずしも賛成していないからです。それがなければ、アメリカの望むとおり集団安全保障まで認めるものとなっていたはずです。
 しかし、たとえばイラク戦争のようなものに日本が参戦することは「自衛」なのでしょうか。実際に参戦したイギリスはそれによってどれだけのメリットを手にしたのでしょう。参戦しなかったフランスはそれによってどれだけのデメリットがあったのでしょう。フランスの安全は損なわれたというのでしょうか。
 現実の戦争は妄想癖のある人たちの情緒的な言動で始まることがままあります。それを押しとどめるのは「この戦争は本当に必要なのか」「本当に戦争しか手だてがないのか」「戦争を回避するためにもっとできることがある」との当たり前の声を上げつづけることなのかと、最近の騒動を見ながら考えています。
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憲法9条はなくなってませんww


それに本当に国や家族を守らなければならない となった場合
それは戦争が嫌だとか言ってられないと思います
戦わないと殺されてしまいますから

ただ
誤解してる人が多いですが
集団的自衛権の行使が容認されたからといって交戦権が認められたわけではありません
日本は自衛権(つまり反撃する権利)は持ってますが 先制攻撃をする権利はありません

それに高校生に自衛隊募集の手紙は毎年来ます
今に始まった事じゃありません
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