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弁護士を目指して勉強いましたが、家裁調査官に転向したいと思っている者です。

弁護士にはない(できない)家裁調査官の魅力を教えていただけますか。

A 回答 (4件)

家庭裁判所調査官の仕事は、千差万別です。



家庭裁判所で取り扱うこととなった事案の選定から、事件成立までを担う仕事です。

裁判所で扱う(ワ)(ニ)とかいう事件の種類はご存知でしょうか?

破産事件・担保権実行事件など民事でも家庭裁判所のおこなう行政の仕事はやまほどあります。

平成○年第(ニ)○号 事件として、各事件(裁判所取り扱い案件)に対して、専門的見地から調書を作り上げていく作業です。

執行官と違って、実際に事件の背景や結論にいたるまでのすべての処理を担当することになります。
暦年で管理されています。

調査官ですので、ありとあらゆる分野に精通していなければ、なかなか調書を作成することが出来ません。
この「調書」の作成は公務員が職権によって作成する行政文書です。
当然、通達というものがあり、定まられた要領で記載してゆかねばなりません。

認識される「言語」も統一されています。
作文がうまいからといってなんでも書き連ねていいという問題でもありません。

裁判所で行った審理・審査に間違いがなかったのかの検証も委ねられる場合があります。
差し戻し請求などがそれです。

弁護士は、請求事件や案件が事件ごとに処理されてしまうのに対して、家裁調査官のその調査範囲は膨大です。
職権で調査しますので、かなりの権限を持たせてあるのが特徴と言えます。

検察との協議事項なども事前打ち合わせがあります。
書類に残す事前の作業で、かなりの神経を使います。

弁護士と違ってよい点は、敗訴・勝訴に関係なく、調査官としての能力を最大限発揮できることです。

すべて「調書」作成能力と言えます。

将来は、別の回答者さんの論述したとおりです。
弁護士への道もあります。
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この回答へのお礼

詳しくありがとうございます。
家裁では破産事件も担当するのですか?
知りませんでした。
参考にさせていただきます。

お礼日時:2014/09/03 21:49

>弁護士にはない(できない)



そもそもが全く異なる職種です。
また、弁護士は資格であり、職業です。しかし、家裁調査官は、あくまでも裁判所職員の職名。役職となります。

ともに法律を扱う仕事ではありますが、立場が全く異なりますので、できるできないの問題ではありません。

>弁護士を目指して勉強

どのような段階なのでしょうか?
司法試験合格をし、司法修習生や司法修習生後の弁護士事務所での勉強なのでしょうか?

家裁調査官は、裁判所の採用試験に合格し、研修後になるものです。したがって、あなたが家裁調査官になりたいと思っても、配置が希望通りとならないこともあると思います。

また、司法試験合格後に開催調査官となれば、司法修習を行わずに弁護士となる資格を有することとなります。また司法試験合格等の知識などがあると、家裁調査官などでの職務に必要な知識を先に学ぶこととなる部分があり、他の家裁調査官より早く出世などができるかもしれませんね。

基本的に裁判所の職員ですので、公務員でしょう。弁護士にはない安定と身分の保障が魅力の一つだと思います。弁護士は直接依頼者の味方になりますが、家裁調査官は家裁の審判官の手足になったりするものだと思います。ですので、あなた自身の判断ではなく、審判官の判断などのために行動することでしょう。

家裁調査官を意識されるのであれば、弁護士の家事事件専門を目指したほうが魅力的なのではありませんかね。

家裁調査官などの裁判所職員の魅力としては、司法試験に合格する必要がないということから難易度が下がるという面があると思います。また、裁判所職員として一定の経験年数があれば、司法書士の試験が免除となる可能性があるということもありますね。ただ、弁護士は司法書士登録せずに司法書士業務を法律事件として扱えると思いますがね。

この回答への補足

回答ありがとうございます。
公務員の身分保障や試験の難易度といった私の立場に関する魅力ではなく、家裁調査官と弁護士では、仕事のやりがいではどのように違うのかということを教えていただきたいです。
実際の事件を担当したとき、弁護士と家裁調査官とでは、当事者に対する関わり方が違うと思います。それぞれの立場でのやりがいを知りたいです。

補足日時:2014/09/03 15:40
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家裁調査官の離婚率は高いそうですね。

激務がその原因とか。
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公務員だから収入が安定しているくらいですね。

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