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IVHに使われる輸液ラインフィルターですが、なぜ静脈炎発生率を低減させるのかわかりません。教えてくださいますか?また、フィルターのメリットデメリットについても教えていただければとても助かります。

A 回答 (3件)

CDCのガイドラインではフィルタは「推奨しない」はずだったと思います(感染防止という意味ではフィルタをつける根拠はない)。

原本を見るには、東邦大学のページの診療ガイドラインサイト集
http://www.mnc.toho-u.ac.jp/mmc/guideline/guide. …
からリンクが張ってあります。

日本のIVHガイドライン(CVカテーテルデバイス懇話会)では、フィルタは原則的に装着する(推奨度B)としています。
阪大小児外科IVH研のページのトピックスにあります。
http://handai-nst.net/index.html

静脈炎発生率を下げるのは、微少な沈殿物や微生物を除去できるからだと思います(CDCガイドラインの引用文献にあたるとわかるかもしれません)。

参考URL:http://www.kansensho.or.jp/information/madoguchi …
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。インラインフィルターにの使用については日米の薬剤の取り扱いなど環境が違うので一概にCDCガイドラインが日本の環境に当てはまるかどうかはわからないのですね。ご紹介いただいたHPも参考にさせていただきます。ありがとうございました。

お礼日時:2004/06/12 16:59

先日までIVHをされていた患者です。


インラインフィルターの編み目の大きさが細菌の大きさより小さいので、薬液ボトル部の針の差し替えで仮に汚染されたとしても、フィルターで止められます。ウィルスは更に小さいので防げるかどうかわかりません。
最近のインラインフィルターって、エア抜きのの効果も有るんですね。ボトルサイドに3センチほどのエアがあったのですが、フィルタ部分でエアが止まり、それ以降に行かないのを目の当たりにしましたよ。脂肪やアルブミン等の点滴なども、フィルターを通過できないと聞いています。薬液によって、フィルターを通せるものと通せないものがありますね。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございました。IVHをされている方にとってはフィルターは大きな安心感につながるんでしょうね。とても参考になりました。 ありがとうございます。

お礼日時:2004/06/12 17:01

医療従事者の方と推測させていただきましたが・・・



IVH(中心静脈栄養ライン)は、右心房に変える静脈(上大静脈・下大静脈)に挿入されるもので、本来、閉鎖回路で無菌操作での輸液が行われるものです。
しかし、特定の薬液は、末梢血管から投与すると静脈炎を起こし、重症時には壊死をも起こしかねません。そのため、中心静脈からの投与が行われることが少なくないと思います。
閉鎖回路のIVHラインから特定の薬液を投与する場合には、その薬液を投与するラインが必要となるため、どうしても三方活栓を使用するようになります。(この時点で閉鎖回路ではなくなってきます)
閉鎖回路でないと言うことは、何らかの細菌等が進入する可能性が考えられます。細菌が進入することは静脈炎を起こしやすい状況になるということですよね。その細菌を除去する目的の物、フィルター(正しくはインラインフィルター)が使用されます。

メリットは上記にのべたとおりですが、デメリットは、三方活栓をつける位置に注意しなければならないことでしょうかねえ。なぜなら、他の薬液を投与する時、フィルターをとうしてもいい薬液と、フィルターを通すことによって、薬理作用が減退するものがあるので、それを十分に理解しておくことが大切かと思います。

また、フィルターがついているから絶対と言うわけではありません。あくまでも、接続作業・注入作業の際には、無菌操作を履行することが最低条件となります。

フィルターをつけない閉鎖回路のままでも、無菌操作は第一に大切なものです。挿入部からの感染。薬液調合時の感染など、感染源はどこにでも存在します。

CDCガイドラインでは、フィルターの装着を推進していますが、現在では、中心静脈ラインから高カロリー輸液を行わず、とりあえずラインだけとって、輸液は普通のものを投与する場合は、フィルターを使わない施設が増えていると伺っています。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。お察しのとおり新卒の看護師です。フィルターの意義についても日米では薬剤の取り扱いの環境がちがうことから、CDCガイドラインを鵜呑みにすることもできないのですね。とにかく無菌操作が大切なんですね。ご回答参考になりました。ありがとうございます。

お礼日時:2004/06/12 17:04

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