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2015年4月12日(日曜日)秋葉原-神田間のJR山手線・京浜東北線の架線柱が倒れて10時間近く不通になりました。

そのため山手線は田町-新宿経由-池袋、京浜東北線は大宮-上野、蒲田-大船間でそれぞれ本数を減らして折り返し運転をして、午後3時半ごろに京浜東北線の線路のみ使い山手線と京浜東北線とも全線運転再開しました。

それでしたら京浜東北線が大宮方面から上野で折り返し運転ができて、山手線と京浜東北線が京浜東北線の線路を使って走れるのでしたら、山手線は田町-新宿経由-池袋ではなく、田町-新宿経由-上野で折り返し運転ができるのではないでしょうか?

どちらにしても緊急事態でイレギュラーなことだと思いますが、そのほうが大塚・巣鴨・駒込にも通りますし、通過する人も便利なのになぜやらないのでしょうか?

2014年1月3日の有楽町での火災の時も山手線は田町-新宿経由-池袋で運行していました。

休日だからやらないのでしょうか?

素人の発想ですが、鉄道に詳しい方、鉄道運行に携わっている方、わかりやすい回答をお願いします。

A 回答 (2件)

こんばんは。


首都圏の私鉄で電車運転士をしております。

>それでしたら京浜東北線が大宮方面から上野で折り返し運転ができて、山手線と京浜東北線が京浜東北線の線路を使って走れるのでしたら、山手線は田町-新宿経由-池袋ではなく、田町-新宿経由-上野で折り返し運転ができるのではないでしょうか?

机上論では可能です。
しかし、実戦ではやりません。

【理由】
○上野駅では、京浜東北線は確かに折返し運転を行う事が出来ますが、鶯谷駅側になります。アルファベットでいうWの形での折返し作業ですので、どうしても時間が掛かります。

○時間が掛かる折返し作業ですので、京浜東北線1線ならば対処出来ますが、そこに山手線を割り込ませる余裕はありません。

○二丁ハンドルをすれば可能ではありますが、その為には乗務員が複数組必要です。ダイヤが乱れ、電車はあれど、乗務員が居なくて動かすので精いっぱいなのに、更に乗務員を複数組の用意など無理なのは想像つくと思います。

○ダイヤ乱れですので、信号操作はコンピューターでは無く、駅扱いか司令所による遠隔操作に依ります。誤扱いの危険があります(京浜東北線と山手線を間違えてしまう危険がある)。

○山手線だけでなく、分断された京浜東北線もダイヤ乱れ真っ只中です。当然、電車の在線もぐちゃぐちゃ。山手線も京浜東北線も、分断された影響で電車も乗務員も十分ではなく、折り返しに要する時間の確保がちゃんと出来ない。

○ダイヤ乱れの際、ただ折り返し設備があれば出来るというモノではありません。車両があって動かす乗務員がちゃんと居る。その3つが成立して初めて運転整理が出来ます。今回の場合、折り返し設備の1点しか要素が無い。

○振替輸送を委託している。移動手段そのものの確保は成されている。

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上記理由で、山手線は車庫のある池袋折返しだったのです。
営業距離が短くなれば、その分必要な列車本数が少なくなり、動かす乗務員のペアも少なくて済みますので、山手線の動かせる区間は動かすことが出来るのです。
また、ただでさえ荒れている京浜東北線のダイヤを、更に酷くさせるような事も防げるのです。

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No.1さんが添付されているこちらの資料、今回、何故池袋折返しだったのか、既に答えが出ています。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/42866?page=4

蒲田で折り返しに時間を要している⇒乗務員のペアが足りていない。
正に、人が居ないからに他なりません。

また、この記事を書いた方は「無理な注文では無い」と断言なさっていますが、

>問題は、現行の運行管理システム(ATOSと称する)が、折り返しのダイヤ、運転士と車掌の乗務をビシッと決め、関係者へ周知徹底する機能を持っていないことだ。

逆に、事故に同じモノが二つとあるのでしょうか?
言い換えれば毎回アドリブの世界です。

時間も、場所も、乗車効率も、天候も、事故内容も、全て同じモノなら、この記者の方が仰っている通りですが、そんな事故はありません。
この記者の方が前提とされている事が、既に間違えています。
前提からして間違えているから、無茶を無茶と分かっていないのです。

アドリブの世界で、ある程度の提案修正ダイヤはコンピューターでこなせますが、
動くのは人間ですから、コンピューターが動くのとは違います。

人が居る居ないは、その事故の発生した日時やダイヤの状況は毎回異なりますから、

>運転士と車掌の乗務をビシッと決め、関係者へ周知徹底する機能を持っていないことだ。

乗務員の乗務がビシッと決まらないのは当たり前。
コンピューターがアレコレやっても、電車が居ても動かす人が居ないから動かす事が出来ないのです。
机上論の域を出ないというのは、正にこの事なのです。

当然、関係者へ周知徹底する機能など、作りようもありません。
ちょっと考えれば分かる事です。

確かに、質問者様が仰る通りにすれば、便利な場面はあるかも知れません。
しかし、車両が足りない、人が足りない、ダイヤがぐっちゃぐちゃになって、何時まで経っても正常ダイヤに戻せない。

こういう懸念があるのです。

人によって求めるモノが違いますので、人によって「無理してでも動かしてくれれば良かった」という方が居ると思います。
しかし、別の方は、無理に動かした結果、「電車の間隔がバラバラで全然来ない」、「折り返し作業で電車が詰まってしまい、駅で止められて動かない」、「ダイヤが一向に回復しない」といった弊害も生んでしまいます。

全体を鑑みると、この対処で間違いはありません。
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