大臣の発言を事務次官が否定しているのを新聞で読んだことがあります。大臣と事務次官とでは、どちらの権限が実質的に上なのでしょうか?

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A 回答 (5件)

100人に質問したら。

「大臣」と回答する人が99人でしょう。組織図上も外務大臣は外務事務次官よりも上位に位置しています(参考URL参照)。

ところが、ご質問は、「どちらの権限が*実質的に*上なのでしょうか? 」でした。「実質的に」という言葉がつくと俄然問題は難しくなります。

組織図上の上下関係が明確であれば、権限も上下が、「実質的に」明確なはず、と断定できるのは、企業等の場合です。官庁の場合にはうまくあてはまりません。官庁は、大臣の発言力・政治力を、官庁内のことに影響させないようにしています。両者間の関係には、以下のような特徴が予想されます。

(1)役人は、大臣によって首を切られることはない、とタカをくくっています(国家公務員法は誰でも買って読むことができます)
国家公務員法で、よほどのことがないと解雇不可能と読める規定があります。大臣が役人を「首にするぞ」といってもあまり効果的でないと役人は思っています。大臣の言うことは適当に無視しとこう、ということになるかもしれませんね。あるいは足を引っ張って大臣を失脚させようと思うかもしれませんね。

(2)役人は、元来、大臣を、敵視する傾向があります(終身雇用を狙う無名人の集団VS期間限定の新着上司という図式)
役人は、着任大臣を、飾り物の地位に置いて、実質的に役人達の仕事に、意見を言わない、ように、と大臣を教育する習性があります。大臣をつんぼさじきに置きたいという願いがあります。この願いのため、大臣に提出する報告書は、大変解り難い、かつ、分厚いものにします。大臣は、改革などを考えてはいけない、としつけられます。仮に大臣が改革を意図すると、そのたびにすさまじい無言の抵抗を感じるため、疲れ果て、だんだん改革意欲をなくすようになります。元気だった大臣がそういう無気力な大臣になったとき、役人たちは、その大臣を誉め・持ち上げ、彼がそのままでいてくれるように各種の配慮をします。褒美と罰とで、犬をしつけるのと似ています。

(3)役人は、いつも(大臣と戦うときにも)、新聞各社・TV各局などのマスコミを味方につけているのでつよい
役人は、マスコミを牛耳っています。これは暗闘には有利に働きます。マスコミは、官庁報道を貰うために、官庁から嫌われたくありません。嫌われると官庁は目に見えないところで大変な嫌がらせをするからです。ここでも、役人が大臣をしつけるのと同じように、マスコミはしつけられてしまいました。官庁は大臣と戦う時には、マスコミを味方につけるので、大臣は大変苦戦します。

(4)役人は、匿名的かつ集団的に行為することを装うので不法行為をやりにげする
本来にそういう権利も義務も無いはずなのですが、役人は、匿名で事を進める有利さの中で匿名の便利さに慣れています。この裏で、役人が不法行為をやっても、責任が追求しがたい構造が、醸成されています。この構造は、官庁で各種の不法行為を薫陶する優れた土台になっています。

(5)役人は、組織的暗闘に慣れています。
役人の世界は、定期的に(毎年)人事異動があります。能力差によらない平等的人間観に基づく人事が行われいるようです。ということは、派閥人事を容易に実現できる極めて優れた土壌があります。平等的人事という名の裏の、派閥的人事が、定期的に反復されます。自然淘汰のように、能力の研鑚意欲は陰を潜め、派閥の動静に敏感なセンスが、高められていきます。結果、個人の能力は向上せず、一方、派閥の凝集力は高められます。派閥の暗闘能力も同時に発達します。壮大なスケールでもったいないともいえますね。
以上見たように、お役人さまは、

*「法律」を長らく味方にしている(なにしろ彼らが自作したのだし)
* 大臣なんて、単に定期異動する上司と見なし、おとなしくしてなさいと、しつけ(躾)る(徹底的に嫌がらせを行うことで)
*暗闘になれている(匿名的にシカケをして、かつ、マスコミ、政敵を味方にする)

というようなことに長けている方々です。彼らの働きぶりのお陰で、組織外で、いろいろ泣かされている人がいても、あまり心を配りません。組織外のことに無関心という属性に関しては、日本の各地に生息する人種の中で、お役人様も、最高レベルの発達を遂げていると考えられます。別にそういう人たちがいても、それはそれでも別に構わないともいえるのですが、彼らがお役人さまであり、我々の共通の利害と対立する点は困ったことと思います。

参考URL:http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/honsho/sosiki/ …

この回答への補足

詳しい説明をいただき、ありがとうございます。この説明からすると、役人は様々な法令違反をしているようです。警察がもっと取り締まるべきです。

補足日時:2001/06/18 04:57
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このような質問(疑問)を持つ人がいるというのは、これまで日本国の大臣がいかに無能(飾り物=税金の無駄)であったかの証明です。



大臣の発言を事務次官が否定するのは、官僚(事務次官)の思い上がりです。自分が担当省庁の事情に精通していることを背景に、自分こそがその省庁のトップであると錯覚しているからこそ、このような事態が生じるのです。

大臣の発言内容に錯誤や間違いがあれば、そのことを次官が大臣に助言して、大臣自らが訂正発言すべきです。

ただ、小泉純一郎さんが内閣を組織して以来、こうした様子が一変してきたのは望ましいことです。最近の外務省での出来事が、その顕著な例です。

事務次官など、大臣が気に入らなければ、いつでも更迭できます。これまでの歴代の外務大臣は、官僚に気に入られることを主眼に置き、事実上官僚の言いなりになってきました。

質問者から、上記のような質問が出るのも無理のないところです。
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この前までは事務次官が実質上、上でした。



いま、外務省でそのことを確認しています。こたえはもうすぐ。

この回答への補足

ありがとうございます。答えが出たら教えてください。

補足日時:2001/06/20 23:31
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*もちろん組織上の権限は・・・*


大臣の方が上です。日本の行政のトップは内閣総理大臣ですよね?その総理大臣の下に、国務大臣(外務大臣もこれにあたる)がいる。で、大臣だけでその分野の仕事が全部できるわけはないので、手足となって働く人たちがいるわけで、それが公務員ということになります。そんで、この公務員のトップが事務次官です。

*ただ実質的には・・・*
事務次官でしょう。官僚と呼ばれる人たちは国家公務員採用試験1種という超難関の採用試験を突破してきたエリート中のエリートだし、事務次官といえばそのエリート集団のトップなわけです。知識も経験も人脈も最強です。(ちなみに雅子妃の父上も外務省事務次官でしたし、雅子妃自身も外務省官僚でしたよね。)
   
一方、大臣はというと、ご存知のとおり日本の内閣はコロコロかわるので専門的な知識も権限もそれほど強くはないでしょう。

*最後に・・・*
憲法のうえでは(条文にはないのですが、解釈のうえでは)公務員は「政治的中立」をつよく求められています。これは、「どんな政治家が自分たちのトップになろうと、その人に従う」という意味です。そしてその政治家を選ぶのは私たち国民です。つまり「国民の意思」を「首相は政治に反映させ」「大臣は首相に従い「官僚は大臣に従う」という構図です。最近の報道に見られるような官僚、大臣の暴走を見ていると、まず自分たちは誰のために働くべきかを考えていただきたいと思う次第です。
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 形式上は大臣の方が上です。

大臣は自分の担当官庁の人事権を握っていますから、事務次官といえども大臣に罷免される可能性を持っています。しかし、実際にはこれまでその分野に全く知識を持たない人物が大臣に任命されることが多く、大臣も頻繁に変わっていた(多くの議員に「大臣」を経験させるため)ため、大臣は自分の政策を展開させることも出来ず、省内の人事を把握する以前に大臣を辞めさせられることが多かったため、省内の人事に手をつけることも出来ず、全部、事務次官に任せるのが普通でした。そのため、形式的には大臣の方が上でも、実質的には事務次官に頭が上がらなかったのです。
 今、外務省で起っていることは大臣の手に本来の権限を取り戻そうとする政治家としては当然の行動なのですが、ここ数十年間自分たちが思いのままに動かしてきた官僚たちにとっては既得権益が脅かされるので執拗に嫌がらせをしているのです。田中大臣のような人が現れたのはむしろ遅すぎたぐらいです。
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回答が横道にそれてしまい申し訳ありませんでした。

私も、まったく同じ疑問を持っていました。
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