公式アカウントからの投稿が始まります

カメラの素人なのでうまく説明できないのですが、
デジカメで適正露出の幅を広げるような設定あるいは画像補正ってなにか方法はあるのでしょうか?

たとえば、デジカメで海を一望できる大きな窓のある部屋全体を撮りたい場合、部屋の内部に露出をあわせると外の風景はとんでしまい、外部にあわせると部屋の中は真っ暗になってしまいます。
人間の目には同時に部屋の中のものもはっきり見えるし、窓の外の海も青く見えます。
全体の雰囲気をこわさないようにフラッシュなどを使いたくない場合、写真も人間の目の感覚と同じ程度に部屋の中も窓の外も両方それなりに写るようなデジカメ設定方法か、そのようにPC上で画像を補正する方法はあるのでしょうか?(PC上でコントラストや明るさを補正してもうまくいきませんでした)

また、同じことだと思うのですが、
晴れた日の順光でも、近めの人や木や建物と、遠くに連なる山々、なんていう風景を写そうとする場合、手前のものに露出をあわせると後ろの山がかすんでしまい、山が一番はっきり美しく見える露出にすると手前のものが暗くなってしまいます。(人間の目には両方同時にきれいに見えるのに!!)
どうすればよいのでしょうか?

A 回答 (6件)

旧来の銀塩写真での光の強さを記録できる能力の幅を「ラチチュード」と言います。


デジタルカメラの場合は「ダイナミックレンジ」です。

銀塩写真の場合にラチチュードを広げたい場合は、ラチチュードの幅の広いフィルムに変えて対応します。
一方、デジタルカメラの感光素子はCCDなどの光センサーですが、ダイナミックレンジは縮小は出来ますけど元からの能力以上に増大させる事は出来ません。暗い方側に関してはゲインを上げて多少なんとかは出来ますが、ご質問のような場合の対処は難しいでしょう。なので、回答としてはダイナミックレンジを増大する方法は(カメラを変えない限り)無いので、作品の仕上りを考えた、ダイナミックレンジを無駄使いしないようにする撮影をするしか方法はありません。(ハイライト部を測光ミスで70%で写してしまうなどすると、シャドウ側のダイナミックレンジがその分浪費されます。)

質問文のような場合は、やはり窓の外に露出を合わせて室内は補助光を使うのが普通と思います。(ストロボだけじゃなくて白レフとか。)
あと、意図的に部屋の中の部分をノイジーにして雰囲気作りをするという作画意図の場合には、やはり外に露出を合わせておいて、あとからフォトショップなどのソフトで焼き込み/覆い焼きなどをして意図した画像に仕上げます。

※「窓の外に露出を合わせる」とは、標準ではなく作画意図に基づいてオーバー側にします。そのほうが暗いほう側のダイナミックレンジも稼げるので。


あと次なのですが、次の質問は露出ではなく被写界深度というものの質問になります。

被写界深度とは、ピントの合っている範囲のことで、焦点距離と絞り値で調節できます。
まず焦点距離の方から言うと、望遠ほどピントの合う範囲は狭く、広角ほど広くなります。
絞りは、開放側(f値の小さい方)ではピントの合う範囲が狭く、絞り込んで暗くするとピントの合う範囲は広くなります。

ちなみに人間の目でも絞り値は関係しています。
細かいものなどを見ようとして目を細める動作をしますが、あれは絞り込んでピントの合う範囲を広げようとしている動作です。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

すばやいご回答ありがとうございました。
なるほど、ラチチュードとダイナミックレンジですね! 用語を知らないと、質問すら正確に表現できないので用語がわかってうれしいです。
教えていただいたことはだいたい理解できたつもりですが、”ハイライト部を測光ミスで70%で写してしまうなどすると、シャドウ側のダイナミックレンジがその分浪費されます。”というところが今ひとつわからないのですが補足していただけるとうれしいです。

お礼日時:2004/08/06 02:22

デジカメはほんの僅かな光があれば綺麗に写る仕組みになってますから、夜外にいてバックが夜景の時でも、仄かな明かりがあればストロボを炊かない方が良いみたいですね。

また明るい場所にいてバックが夜景でも同様です。但し、三脚か一脚でカメラを固定した方が確実です。次に昼間木陰にいてバックに日が射している時は、日中シンクロでしょうね。大体バックをぼかすのが常套手段です。そのまま撮影するとハイキーとローキーがはっきり写ってしまうでしょうし。逆光の場合も日中シンクロです。微かでも照り返しがあればストロボは必要ありません。デジカメは誰でも簡単に扱えるカメラですが、実際は銀塩カメラよりも難しいと思いますよ。原理が全く違いますし、銀塩のような自然な発色はまだ不可能です。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。お礼がおそくなってしまいすみませんでした。

お礼日時:2004/08/12 00:52

人の目も 明暗はっきり見えるわけでなく


トンネルなど 暗さに慣れ 出口で眩しく目がくらみますよねー 
暗いと 黒目に絞りが有り 開放(F値小さい)
明るくなると 黒目の絞りが 絞られ(F値大きい)
になります トンネルはいきなり暗→明に変わり急激な絞込みに追いつかないのです 部屋の明るさと風景程度の 差では違和感無く切り替わっていて 気にならないだけだと思います 

ストロボを使い 日中シンクロ撮影すれば 明るさの同調が出来ますが 
補助光無しですと 難しいです

太陽の角度により 室内に差す日差しが一番多い時間に撮影するとか
前者の方々の おっしゃっている ダイナミックレンジショットか 2枚の合成でしょうか
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
おっしゃるとおり、トンネルなどだと目の絞り機能がよくわかります。
”ダイナミックレンジ”に関しては私がなんとなく思っていたように、デジカメの設定で簡単に変えられるようなものではないということがよくわかりました。
そのうち安いデジカメでもそんな機能がつく日が来る?かもしれませんね。

お礼日時:2004/08/06 03:01

デジカメのダイナミックレンジを広げる方法の一つとして、ワイドレンジショットという機能を持ったデジカメがあります。

サンヨーの一部の機種に搭載されていると記憶しています。
一度のレリーズでハイライト寄りとシャドー寄りの2枚の画像を高速連続撮影し、カメラ内で合成して1枚の画像として記録するものです。
こうすることでハイライトが飛ばず、シャドーもつぶれていない画像にすることが出来ます。
まあ、人間の見た目に近くなるかは別問題ですけど、表現手法としては面白いですね。

同じ理屈を使えば、三脚固定したデジカメで露出をプラス補正した画像とマイナス補整した画像を撮影し、フォトレタッチソフトで合成すれば、似たような効果を出せるかもしれません。
動く被写体には適さないでしょうけど。

遠くのものが霞むのは、大気中粒子の影響で被写体から届く光が拡散・減少してしまうからです。
特に波長の短い黄色や赤の領域の光が大きな影響を受けます。
雨上がりに、遠くの山がくっきり見えるのは、大気中粒子が雨で地上に落ちてしまうからです。
人間の目は脳で「こう見えるはず」というフィルターを通るため、実際よりキレイに見えます。フィルムカメラやデジカメはそういうフィルターがないので、顕著に再現されます。
対策としては、撮影時にフィルターを使用する方法ともう一つ、撮影時にマイナス補正をかけ濃いめに露光させ、フォトレタッチソフトで修正する方法があります。赤を少し、黄色を目一杯強調します。手前の前景に影響が出ないようにマスキングします。
可能なら前景から後景までグラデーションをもったマスクを作成すると、修正が自然になるはず。
フォトレタッチの「褪色補正」機能を使ってもまずまずの結果が得られる場合もあります。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
なるほど、ワイルドレンジショットなる機能をもつデジカメもあるのですね! 質問する前は、普通のデジカメでも詳細設定などでもしかして”ダイナミックレンジ”(そのときはこの言葉知らず)の幅が簡単に変えられるのかなーなどと思っていたのですが甘かったですね。
色補正や褪色補正も今度チャレンジしてみます。

お礼日時:2004/08/06 02:34

>全体の雰囲気をこわさないようにフラッシュなどを使いたくない場合、写真も人間の目の感覚と同じ程度に部屋の中も窓の外も両方それなりに写るようなデジカメ設定方法



この場合には、フラッシュを点灯させてください。
というのは、これは「日中シンクロ」という方法があります。
室内を明るくして室外との光のバランスをうまくとって撮影すると、きれいに室内も外の風景もきれいに撮すことが出来るのです。
カメラの説明書に「日中シンクロモード」があればその方法で撮影をしてみてください。

もしくは、レフ板を使う方法もあります。
これは、ストロボの代わりをするもので、大きな銀色や白色の板に太陽光を当てて、反射した光を室内の暗い部分に当てるという方法です。
そうすると、室内が明るくなって、外部との明るさの差が少なくなって、室内の様子がわかるように写ります。

それらの方法で、撮影をしたらパソコンでの画像修正は楽にはなります。

>晴れた日の順光でも、近めの人や木や建物と、遠くに連なる山々、なんていう風景を写そうとする場合、手前のものに露出をあわせると後ろの山がかすんでしまい、山が一番はっきり美しく見える露出にすると手前のものが暗くなってしまいます。(人間の目には両方同時にきれいに見えるのに!!)

どの種類のデジカメを使っているのかわかりませんが、一眼レフタイプですと、次の方法で撮影します。

撮影モードを、絞り優先(Av)モードにします。
もしくは風景モードにしてください
そして、カメラの絞りを数の多い方にしてください。
出来れば、ブレを防ぐ意味で三脚を使ってください。
そして、セルフタイマーを使って、撮影してください。
なぜセルフタイマーを使うのかと言えば、カメラのシャッターボタンを押した瞬間に、どうしてもブレてしまいます。
そのブレを防ぐために昔のカメラには、レリーズというのがありましたが、今のカメラではリモートスイッチを使うのですが不便ですので、セルフタイマーでその代用をしてもらいましょう。
カメラのシャッターボタンを押したときのブレが無いので、きちんと固定しているとブレる事無く撮影出来ます。

普通のコンパクトカメラですと、風景モードというのを使いましょう。
このときも、出来る限り三脚を使ってカメラを固定してセルフタイマーで撮影した方がよいと思います。

あと、どうしても日中になり気温が高くなると、陽炎が出てきますので、朝早い時間帯に撮影した方がよいです。
それでなければ、気温の低い日の方がよいでしょう。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

すばやいご回答ありがとうございます。
フラッシュは(コンパクトデジカメの本体についている簡易なものなので)使うととても不自然な感じになってしまい、あまり好きではないのですが、レフ板があればきっときれいに写る気がします。(といってもレフ板はもっていませんし、使ったこともないですが)
被写界深度のことは知ってはいるのですが、いつも旅先で撮る写真は適当に早いシャッタースピードでいいかげんにとってしまいます。今度は三脚でじっくりとってみたいと思います。

お礼日時:2004/08/06 02:12

「人間の目には両方同時にきれいにみえるのに!!」は、ちょっとした勘違いです。


人間の目は常に視野の中央にある風景に適正になるように瞳が調整されるのです。
カメラで言う「絞り」がちゃんと瞳の中にあります。
それが瞬時に明るさを調整しているから、全てが適正に見えるように感じられるだけです。

と、まあ、そんなことはいいとして
ご質問のような作用をカメラでする事は不可能です。
仕事柄そのような要求は私自身も感じますが
その場合は露出を変えて2枚撮影して、それをPCで合成します。
その方法ですとPC上で明るさの補正などは必要ありませんので作業がラクです。
もちろん、不自然さをなくすために多少の補正は必要ですが。

撮影する際にはカメラを三脚に固定してアングルが変わらないようにして
露出はマニュアル設定にして
明るい場所向けの露出と暗い場所向けの露出で撮影します。
ピントも固定しておかないと不自然な写真になっていましますので注意が必要です。

露出やピントのマニュアル設定が出来ないコンパクトカメラでは無理か、
または何らかの工夫が必要です(それについては詳しくありません)。

この方法は露出だけではなく
手前から奥まで全面にピントが欲しい時にも使います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

すばやいご回答ありがとうございました。
また、2つの露出でとって合成という方法を聞いて、ホテルやマンションの部屋の広告写真なんかはそんなかんじで中も窓の外もよくうつっているのかな、と思いました。

お礼日時:2004/08/06 01:57

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!