メモのコツを教えてください!

質量数、物質量、分子量、原子量の違いがわかりません・・・サイトを色々調べてみましたが、まだ今ひとつです(-。-; どうか違いを分かりやすく教えてください!

A 回答 (1件)

ざっと、以下。


質量数と原子量はややこしいから、下の方で詳細回答した。

●質量数…1個の原子の原子核を構成している陽子の数と中性子の数の和。必ず整数

●原子量…ある元素の原子についての、「原子の質量」の平均値。
「原子の質量」とは、統一原子質量単位で表した質量の数値部分。
平均値とは、天然に存在する同位体について、存在比(個数での比)で重みをつけた平均値。

●物質量:単位をmol(モル)と言う。物質を構成 する要素粒子の個数をアボガドロ定数 (約 6.022×10²³) で割ったもの

例えば水はH原子が2個、O原子が1個で構成されるH₂Oと言う分子になっていて、この分子が6.022×10²³個集まると18グラムになる。
水の分子量が18だから、水が18gなら物質量は1モル、36gなら2モル。

●分子量…炭素12の原子1個の質量を正確に12とし、これを基準とした単位で分子の質量を表した数値

子の数をアボガドロ定数個あつめた場合の質量(g)となる(様に決めたもの)。

水H₂Oの場合
H₂:原子量1の水素×2個で=2
O :原子量16の酸素×1個で=16
H₂O:合計で合計で18

--------------- 質量数と原子量 --------------------------------

「塩素」を例に説明。
塩素は原子番号17の原子なので陽子数が17個。
天然には中性子数が18個の塩素と、20個の塩素が存在。

陽子の数と中性子の数の和が質量数なので、
中性子数が18個の塩素は質量数35(17+18=35):これを塩素35と言う。
中性子数が20個の塩素は質量数37(17+20=37):これを塩素37と言う。

・原子量について
天然の塩素はこの2つの同位体が混じりあったもの。
その存在比は、原子の数の比で言うと、塩素35が75.76%、塩素37が24.24%。
塩素35の1個の質量は34.97u。塩素37の1個の質量は36.97u。

uは統一原子質量単位。
1uは、「質量数12の炭素原子の質量の12分の1」と決められている。
質量数12の炭素原子の質量は 1.993×10⁻²³g なので、これから計算。

原子量を計算。
塩素35の質量と塩素37の質量を存在比で重みを付けた平均を計算したものが原子量。

(34.97 × 75.76 + 36.97 × 24.24)/100 = 35.45

これが原子量。塩素の原子量は35.45。
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この回答へのお礼

とても分かりやすい回答をありがとうございました!各用語の違いを区別してくださった後に、更に詳しい説明があってとても分かりやすかったです!本当にありがとうございました!

お礼日時:2016/12/18 13:49

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