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なんだか、北方領土はいらないというような意見まで出てきているようですが、それはとりあえず置いておいて、安倍氏は「我々の世代でこの問題を片づける」というような所信表明をしています。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161216-00050 …

これ、どうなると思いますか?
北方四島のうち、二党が返還されるかもという期待感は完全に消えて、「帰属問題」というような言葉に変わりました。
ハードルが著しく下がりました。(それでも高いですけど・・・)

安倍氏は北方領土を取り戻したいのでしょうか?
それとも、元島民が自由往来できれば、それでいいのでしょうか?

そして、それらの交渉を自分の代で終わらせるという事ですが、どういう風に決着をつける見通しがあるんでしょうか?

短文不要です。
きちんと論理立てて、「第一歩」から始まる、これからの見通しを教えてください。


※ちなみにですが、北方領土の主要4島、そして千島列島まで手に入れることができれば、否が応にも日本の存在感が増します。ロシアと対立する関係でアメリカとの外交が非常に有利になり、アメリカと対等な立場に近づくことも可能です。
ロシアの太平洋側を完全に封じるわけですから。
ロシアに対する交渉力も、今とは比較にならないほど上がります。
魚が取れるとか資源があるとかも重要ですけど・・・それ以上の莫大な効果が見込めます。政権がしたたかで柔軟かつ大胆な外交手腕を持っていればという条件付きではありますが・・・
領土を得るとは、そういう事なんですが・・・それは目指さない?

A 回答 (5件)

北方領土はソ連(現ロシア)に掠め取られて70年以上経過しています。

で、その「返還されるかもという期待感は完全に消えて」
というのは未来永劫という意味でしょうか?
とすれば随分と先が見通せるつもりの方なのですね。
でも全然見通せてないと思います。私も予言者や千里眼ではありませんので、先を見通すことはできませんが
これまで日本が事実上ずっと放置してきた北方領土問題を俎上に載せたことは間違いないでしょう。
(つまり日本の刑法で言うと時効の進行が止まったということです)

70年ですよ。イカもするめになってしまえば生イカには戻せません。
4島すべてが十年やそこらで戦前の状況に戻せるなんて考えているなら、それこそお花畑の方でしょう。
まず注視すべきはロシアが日本の主張する根拠を知っているということです。
だからこそプーチン大統領も来日前より引き続き、1956年に当時の鳩山一郎首相がブルガーニン首相との間で合意した
「日ソ共同宣言」について両国が批准した法律的文書としてその有効性を認めているわけです。
つまり条約締結後、歯舞、色丹2島を返還するということです。
楔の打ちどころはここじゃないでしょうか。まずはここを目指せばよいと思います。

ロシアは国後、択捉を返すつもりは今のところ全くないでしょう。
しかし歯舞、色丹は「返すこともあるかもしれないのでそれなりのつもりで」と考えていることは間違いありません。
下はNHKのサイトですが、通り一遍に読めば4島すべてロシアがインフラ整備に力を入れているように見えますが
よく読めば、国後、択捉と歯舞、色丹のインフラ整備の仕方に雲泥の差があることは明らかです。

http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20161215/5284 …

で、「これからの見通し」とのことですが、それはざっくりとした話しかできません。
何しろこれから民間で実務的検討に入るからです。
歯舞、色丹のインフラ整備にロシアが力を入れてないことは明白ですが、かといってこの2島の主権を完全に
日本に手渡せば、国後、択捉やウラジオストク付近のロシアの軍事施設からすると非常に煙たい存在になるでしょう。

これからやることは官民挙げての経済協力です。しつこいようですが経済援助ではありません。
金を出すのは主に民間です。民間ですので利点もないことに金は出しません。
ちょっと考えただけでも歯舞、色丹付近の海産資源は魅力ありますね。
これら物産の買い物ツアーなど、日本の旅行業者は期待しているでしょう。
物の流れは現状まだいうことはできませんが、物があることは間違いない事実です。
また日本の農業技術を利用して新鮮野菜の栽培も出来るでしょう。
これら産物は人口の多い国後、択捉のみならず、ロシア極東地区への販売もできます(というか、既にやっていますが)

で、北方領土ばかりに気を取られがちですが、ロシア極東地区の再開発も欠かせません。
もちろん、これはロシアが主体的にやるべきことですが。
ウラジオ、ハバロのどの極東地区は過疎が進みさびれかけていましたが、近年中国への対抗でしょう
ロシアも本腰を入れて開発がなされてきました。
ロシア極東地区は「日本から一番近いヨーロッパ」です。
飛行機に乗って十何時間もかけなくても、ほんの3時間くらいでヨーロッパの雰囲気の味わえるところです。
航空便が増え、観光設備も整えば、観光客はうんと増えるはずです。
問題は観光ビザですが、これもロシアが決断すれば明日からでもできる話です。
極東地区は北方領土とは直接関係はありませんが、北方領土の発展のためには考慮すべきことでしょう。
ここだけの話ですが、ロシア極東地区にはあなたの大好きな金髪美女が大勢待ち構えていますよ。
一度行ってらっしゃい。

余り言いすぎると取らぬ狸の何とやらとなりますので、この程度にしておきます。
こういうと「それ見たことか」と突っ込まれそうですが、間違いなく資源はあるのです。
それをどう生かすかは人の問題なのです。狸は間違いなくいるということです。

島がいつ返るか、それは経済協力や平和条約が成就してから見え始めることでしょう。
そのためにはロシアがプーチン大統領の間、日本が安倍首相の間がチャンスであると思います。
歴史的・客観的に見てプーチン大統領も安倍首相もその就任期間からして大物と認定してよいと思いますので。

今、突然島が返ってもタダで返されるはずはないですし、島民から固定資産税や住民税が徴収できるはずも
ないですし、メリットはそんなにないと思います。確かに〇〇な方には「島を取り返した」と言えばわかりやすいでしょうが
世の中、そんなものではありません。

日本の憲法を即改正し、軍事費を国家予算の30%程度まで引き上げ、産めよ増やせよの大号令を掛け
北方領土を奪還すべく臥薪嘗胆の日々を過ごしましょうというならともかく、
極穏便に、平和的に北方領土を取り返すのは時間がかかるのです。
そのためには紙を一枚一枚重ねてゆくような地道な努力が必要なのです。

今回はそういう方向を目指す機運ができたということで、それは大変重要なことです。
どんなにお金があっても、力があっても、方向が間違っていたらどうしようもないですね。
これは私のような平和愛好家しか理解できないでしょうか?
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この回答へのお礼

70年など知りませんが、数ヶ月前までは、政府も安倍氏も浮かれていたでしょう。
世耕氏がロシア何とか大臣に任命されて(笑)

それが、数週前の「ニコリともしないで、返還は難しい」と安倍氏が釈明し、一気にマスコミ報道も冷めましたね。

その事ですよ。


それで、あなたロシアとの外交正常化でもしたようなはしゃぎようですが(笑)
分かってますよ、勿論。経済協力である事も。

あなた、もし条件が近い、アラスカの開発協力を日本がすると言っても、そこまで絶賛するのですか?
どれだけ民間企業が「政府の補助金もなしに」北方領土を開発したいと思いますか?

魚が石油が採れても、ソレをそのまま日本にタダで持ち込めるんですか?

北方領土は、開発されていないからこそ、情勢と交渉次第で帰ってくる可能性がある。
あなたもそう仰ってますね?

じゃ、なぜ開発協力するので?
発展して極東のヨーロッパ(笑)となったら、もう完全にロシア領として定着するのでは?

激しい矛盾が有りますが、よくそこまで手放しで喜べますね?
北方領土がガッツリ開発されでもしたら、安倍の代で、完全に北方領土がロシア領として定着、認識される恐れさえ有るんですが。
なんでここまで「左」になれるの?

お礼日時:2016/12/21 19:43

安倍氏は「我々の世代でこの問題を片づける」というような


所信表明をしています。
これ、どうなると思いますか?
  ↑
安倍政権が、終われば、またぞろ一年交替の
政権になる可能性があります。
そうなると、解決は不可能です。
日露に強力な指導者が存在しないと、こうした
協議はまとまりません。



安倍氏は北方領土を取り戻したいのでしょうか?
それとも、元島民が自由往来できれば、
それでいいのでしょうか?
   ↑
一挙に解決、というのではなく、段階を踏んで
徐々に解決していく、という方法を採ったのです。
そのための一歩です。
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この回答へのお礼

薄い・・・
「論理」をまず辞書で引いて、その意味を把握して、質問をよく読んで回答してください。

お礼日時:2016/12/20 18:17

安倍さんは日本のためになることを願って一生懸命やっています。



北方領土をとられて日本は損をしました。
損をしたから取り返そうとしてこれまでの歴代総理は頑張ってきました。

ロシアの立場になってみてください。
日本は領土を返せしか言ってこない。
付き合いたくない相手だと思います。当然でしょう。

いつまでもこの状態を続けるのは良くないと安倍さんは考えました。
これからは別のアプローチで行こうと。

日本が北方領土にこだわっているうちに中韓が
ビジネスチャンスをとってしまった。
これでは二重の損だ。

そこで安倍さんはまず領土を横に置いといてビジネスをすることにした。
石油を確保しいろんな資源開発でウィンウィンの関係になろう。
国交を正常化し平和条約締結の際には最低でも国境警備隊しか住んでいない歯舞は返してもらおう。他の三島についてはなんらかの好待遇を受けて日本にメリットがあるような条件で平和条約を締結しようということです。

正しい作戦だと思います。ウィンウィンの関係を構築できると思います。
日本が領土にこだわってロシアと疎遠でいることは中国人が一番望んでいることです。
どうか日本の皆さん、いつまでも領土にこだわってください。ロシアとのビジネスチャンスは全部うちがいただきますとほくそ笑んでいます。
いま中国はあせっています。
これではロシアとのビジネスを日本に奪われる!

安倍さん、貴方は仕事ができる。大総理だ。
頑張ってくれ!
応援してるぞ!
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この回答へのお礼

現実を見ずに、失敗を美化してどうする・・・
それが、日本を愛するという事なの?
数学で、10点を取った。でも、それを批判すると、愛国者じゃない。だから無理くり褒めるんだ!!!!
みたいな・・・?
哀れな・・・


さて、では、なんで政府は、安全保障締結の条件に「北方領土返還」を含めたの?
最初から含めないほうがロシアの心証はいいに決まっているでしょうに。

最初から北方領土はいりません。中国を共同で牽制しましょう。
こういう方針で外交を行えばもっとプーチンの心証はよかったでしょう。

今のアメリカやヨーロッパとロシアの関係を見れば、そういう戦略構想が、まさしく諺の「絵に描いた餅」を体現するような妄想ですけど・・・

さて、安倍総理は、なぜそれをしないのでしょうか?
なぜ北方領土返還を条件から外さなかったんでしょうか?

あなた自ら「安倍はすごいバカな総理だ!」というのを、くどくど回答として説明しているのと同じことになってますが・・・

お礼日時:2016/12/20 17:02

シンゾウ君はとにかく何かに焦った様に事を急いでいますね。


「ええ格好師」であり「口先男」ですから、百戦錬磨のプーチン大統領と対等に渡り合える訳など無い。
シンゾウ君の焦り行動によって、北方領土は一島も返って来ない確立はグーンと上がったと見てしまいます。
第一に事実上の占領下の中にあるような沖縄の基地問題をアメリカの意向に添った形でばかりで解決しようともしない状況下で
北方領土を解決できる訳など無いでしょう。
ロシアとしては中国が虎視眈々と太平洋の覇権を狙っていますので、中国が太平洋へ進出してくるのが面白くないし軍事上でも
ロシアにとっても実際は脅威。
その為にロシアの太平洋艦隊を安全に且つ素早く太平洋へ展開するためにも北方領土を離す事はロシアの安全の問題でもあるので
あり得ない。
日本との経済協力などはロシア単独では開発も難しいからであって、ロシア本国としては軍事化を進め日本の民間の活力を使って
島を発展させていく事で軍人にとっても辺境の地ではなくなる。

> 安倍氏は北方領土を取り戻したいのでしょうか?

「絶対」とは考えてはいないでしょう。
なにせ世間知らずのお坊ちゃまですし「エエ格好師」ですからね。
日米地位協定に踏み込んで沖縄の負担と不満を何とかしようともしないレベルですから、北方領土問題を進展させるほどの
スキルも持って居ないでしょう。
ロシアが恐れて居るのは返還後に日米安保条約によってアメリカ軍が島に入ってくる事。
今のアメリカの言いなり政府の日本ではロシアの懸念を担保出来ない。
突拍子も無い考え方で有っても、日ロ平和条約を締結し、国後・択捉のロシア軍基地に関して維持を認める事をするぐらいの
事をも交渉の中で提案して行けなければ進展の「し」の字も無いでしょう。
日本はアメリカのポチですから、ロシア側としてはその様な提案はアメリカの反発によって日本は検討も出来無いと見ても
居るでしょうから、北方領土返還問題は事実上絶望に限り無く近いでしょうね。
今の状態では一歩どころか一歩に繋げる為に片足を地面から上げる行動にも入れないでしょう。
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この回答へのお礼

なんか、ときどき私はあなたに反論しているとは思いますが・・・
いつも「この人はマジで保守だな」と思っております。

そうなんですよね。
今までは変に決めごとをせず、明確に領有権を主張することもなく、なあなあだったから、・・・他国は誰も「バカバカしい」と思って聞いてはいないかもしれませんが、日本は北方領土の領有権を主張してくることができ、ロシアも明確な反応はしなかった。

ですが、今回ロシア側にきっちり押し切られたら、北方領土は正式にロシアの領土だと世界が認めてしまう結果になるかもしれません。
開発までするわけですし・・・

アメリカがロシアに対して経済制裁したとき、シンゾウ君とプーチンが仲良くなりましたよね。
どこかの記事で見かけましたが、確かにここが押し切るチャンスだったんですよね。ロシアが危機に瀕したこの時が・・・
ですが、アメポチ君は情勢が見れないのか何なのか。アメリカに言われてホイホイ経済制裁(笑)
そういう姿をアメリカに見せ続けるから、オバマに「完全子分」とナメきられるわ、恐らくトランプにも足元を見透かされている印象で、見ていられないですよ。

これからさらに日本の民間企業が入り、北方領土をロシア辺境では無くす手伝いをする。
やっぱり今の自民外交では、この辺で落ち着くか、という印象です。


やはり、どうしようもないですよね。
私もあらかたそういう感覚でニュース見てます。残念ですね。
北方領土があれば、どれだけ日本の外交が強くなるかを考えると・・・

お礼日時:2016/12/20 13:32

質問者様は勘違いされています。

それともわざとミスリードしているのでしょうか?

ご提示されているURLを開いてみると、見出しには
「北方4島で共同経済活動、平和条約へ「一歩」」と書かれています。

つまり「一歩」は平和条約に向けての1歩であって、北方領土問題はその中にある、ということです。

そもそも、なぜ安倍首相がこの時点でロシアとの協議を求め「我々の世代でこの問題を片づける」と言い出したのか、を考慮する必要がありますが、それは「日本を取り巻く安全保障環境が冷戦時代から大きく変化したから」です。

冷戦の時代はある意味簡単でした、共産主義陣営に所属するか自由主義陣営に所属するかの二者択一だったからです。日本は自由主義陣営に属し、地理的にソ連と中国という共産国が太平洋に進出することを阻む「ユーラシア大陸の端の自由主義陣営側の防波堤」だったからアメリカもほとんど無条件に軍事同盟を結んでいたのです。つまり80年代当時、中曽根首相が「日本は不沈空母」と言ったのは、まさに的確な意味合いをもっていたわけです。

しかし、冷戦が終結し、ロシアは自由主義国だが帝国主義的、中国は共産主義だけど経済的には資本主義で発展している、という時代にあって、いままでの自由主義国も体制の変化が求められていました。日本はその中でも大きな変化が今後も求められているわけです。

日本に降りかかっている「大きな変化」は簡単にいえば「自由主義陣営の防波堤としての日本の価値の低下」です。中国はたしかに膨張主義ではありますが、アメリカとの貿易額をみればまともに戦争になることはないわけです。これは戦後の経済学者が貿易額(貿易量)と戦争になる比率を研究して、すでに答えが出ている問題だからです。

逆をいえば中国とアメリカが戦争をせず、ロシアとアメリカが戦争をしないなら、アメリカは日本を守る必要性はまったくない、ということです。実際には、ロシアも中国も核保有国であり戦略的核攻撃能力(要するにミサイルを積んだ原子力潜水艦です)を保有している以上、太平洋にその能力を持ち込ませない、という安全保障は残ります。

つまり、アメリカから見て日本は「昔のように100%守ってやっても見返りはない」国になったのです。
そのため、安倍首相は就任以来、様々な手をうち、アメリカにとって「守る見返りのある国」になるように努力してきましたし、アメリカが日本と同盟国でいるようにコミットメントを取り続けていた、ともいえます。

それらの結果、少なくともアメリカは以下のようにコミットしました。
・尖閣は日本領土で、日本がこれを守る限り米軍もバックアップする
・日本とアメリカの安全保障は相互の集団安全保障を約束する
・韓国と日本の戦略的利益は一致しているので、これ以上争うことをのぞまない(慰安婦問題など)
などです。

日本はアメリカとの同盟を当面維持できる結果を残しました。(その代り、駆け付け警護など自衛隊が血で贖うことになるわけです)
また南シナ海に関しても、アメリカは干渉することを決定し、日本だけでなく周辺国との連携を緊密にしています。これによって、ほぼ中国の封じ込めに成功しつつあるわけです。

日本も尖閣諸島問題にアメリカを引きずり込み、なおかつ南シナ海についてアメリカと共同で中国を封じ込めることができたわけですから、とりあえず対アメリカ、対中国への対応の変更は「「我々の世代で片づいた(少なくとも筋道はついた)」といえます。

残りはロシアです。ロシアと日本との問題で最大の懸案は「和平条約がないこと」です。安倍首相はこの問題に対して「我々の世代でこの問題を片づける」と表明した、と捉えるのが正しい、ということになります。

この問題の中で、日本側が懸案としているのが、まさに北方4島問題です。しかし、日露の和平条約は日本の安全保障にとってものすごく利益があることは誰でも分かっていると思います。
 ロシアが「4島は絶対に返さない」というのか「2島でいいだろう」というのか分かりませんが、条約のために交渉する、ということは条約の利益のために島々を手放すことになるかもしれない、ということを意味しています。

いままではこれらの事を遡上に上げることも出来ませんでした。しかし、今はアメリカと中国への対応が一定の水準に達したため、今後日本国内で議論することができるようになった、ということです。

安倍首相としては、自分の任期を延長し、プーチン大統領が任期を終えるまでになんとかしたい、と思っていたのでしょうが、それはどうも難しそうです。

しかし、少なくとも今回の山口における会談で「日本側も交渉に臨む余地はある」ということを明確にしたのは間違いないわけです。だから見出しとして「平和条約へ「一歩」」なのです。

これを「北方領土返還の一歩」と読み違えてはいけません。質問者様が「絶対に4島返せ!派」だとしてもそこを読み違えることはできないでしょう。

もしかしたら1島も帰ってこないかもしれない。それならそれで、得られる利益はなにか、4島が帰ってこなくても我慢できる利益はなにか、と模索するのが政治の役割であると言えます。

私も4島すべてが帰ってくることをねがっていますが、たとえば4島周辺での漁業権の確保、4島へのビザなし上陸の許可などがあり、さらに経済的な利益があれば、和平交渉は進展するでしょう。

そのための「一歩」、いままでほとんど踏み出すことができなかった「一歩」がようやく動き出した、と言う点は評価すべきなのだと思います。
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この回答へのお礼

ミスリードではないですよ。
もしミスリードを誘っているなら読売側です。これからハードルを下げるための。

>つまり「一歩」は平和条約に向けての1歩であって、北方領土問題はその中にある、ということです。

まさしくその通りです。
この書き方であれば、「北方領土返還条件」を無くしても安倍批判は少なくできます。読売はその辺を配慮しているのではないですか?

私は現在政府が望む平和条約はいいと思いますよ。「領土返還が含められている平和条約」ですね。今後ハードルを下げるという事であれば、安倍氏の手腕がその程度のお坊ちゃま君、と評価します。


あと、情勢分析がどうも一貫していません。
もう一度整理して書いてくれますか?

あなたの分析では、外交政策的に、北方領土は不要なんですか? 必要なんですか?
中国が絡むと、北方四島より尖閣のほうが大事だというような文面にも受け取れますが・・・

明らかに北方領土のほうが効果絶大ですよ。尖閣と北方領土交換してくれるなら、即座に応じるべきことですね。
尖閣の領有権にアメリカを引き込んで、日本領とすることに固執するのに、北方領土はなんだか薄い理由を並べて放棄してもいいと受け取れます。

尖閣は日本の信頼とか威信の問題ですが、北方領土は直で、威信はもちろんの事、外交バランスを大きく日本有利に変える代物です。


アメリカはロシアに経済制裁を続けていますよ。
戦争が起きないことを前提とするなら、日本の外交は矛盾点が非常にたくさん出てきます。ここは変な理屈を戦争シミュレーションゲーム感覚で述べる人が多いですが・・・
問題は、パワーバランスですよね。
ロシアが太平洋に出たいと思ったら、いちいち日本の了解を得るか、アラスカ付近から太平洋に出るか。これ以外に現実的な方法はなくなります。

抑止力ってあるでしょう。
北方四島抑えるだけでも、ロシアに対する相当の心理的な抑止効果が得られると思いますけど?
ロシア外交に対するカードも、めちゃくちゃ増えます。

お礼日時:2016/12/20 13:11

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