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しばらく前にあった下記の質問に興味をもちました。昔感じた疑問が解決するかもしれない、と思ったからです。
【「だって」と「でも」は同じ?】
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/9595678.html

==============引用開始
外国人に「『だって』と『でも』は同じですか?」と質問されました。

そこで、「だって」を辞書で調べたところ、次のように書いてありました。

( 接続 )
〔助詞「だって」が接続詞化したもの〕
相手の言葉に反対したり,相手の反対を予想したりして,そうなった事情を説明する時に用いる。そうではあるが。でも。 「『なぜ遅れた』『-,電車が故障したんだもの』」 「私は行けません。-,病気なんです」

しかし、辞書にある例文を「でも」に置き換えることはできないと思います。
「ミミズだってオケラだってアメンボだって…」
のように、名刺に続いて使えば「でも」に代えられることは分かるのですが…

どなたかご説明をお願いできないでしょうか。
==============引用終了

 当方が昔感じた疑問は下記のようなことです。
1)「だって」と「でも」は、接続助詞として使う場合はほぼ同義
「ミミズだってオケラだってアメンボだって……」
 ≒「ミミズでもオケラでもアメンボでも……」

2)「だって」と「でも」は、接続詞として使う場合はほぼ正反対(辞書のリンクは最後にまとめます)
「だって」は順接(「説明・補足」という考え方もあるでしょう)の働きをします。
【接続詞の役割&一覧──順接/逆接/並列・追加/対比・選択/説明・補足/転換】
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n125529
「なぜ遅れた」「だって、電車が故障したんだもの」
「私は行けません。だって、病気なんです」
 言いかえるなら「なぜなら」あたりでしょうか。
 辞書の「だって」の語釈には「でも」が含まれていることにご注意ください。

 一方「でも」は、逆接の働きをします。
「がんばった。でも負けた」
「その時は風邪ぎみだった。でも私は休まなかった」

 接続助詞のときにはほぼ同義で、接続詞のときにはほぼ正反対っておかしくありませんか。
 あるいは、接続詞の「だって」は順接(「なぜなら」etc.……)にも逆接(「でも」etc.……)にも使える便利?なものなのでしょうか。

 
https://kotobank.jp/word/%E3%81%A0%E3%81%A3%E3%8 …
===========引用開始
だって[接]
[接]《助詞「だって」の接続詞化したもの》相手に反論したり、相手の反対を予想しつつ理由や言い訳を述べる場合に用いる。そうはいっても。でも。なぜかというと。「とても間に合いません。だって人手が足りません」

だって[接助・係助・終助]
[接助]《接続助詞「たって」が、ガ・ナ・バ・マ行の五段活用動詞の連用形に付く場合の形》「たって」に同じ。「ここなら泳いだってかまわない」
[係助]《断定の助動詞「だ」に係助詞「とて」の付いた「だとて」の音変化という》名詞・副詞、一部の助詞に付く。「でも」に似るが、語調がより強い。
1 ある事柄を例示し、それが他と同類、または、同様であるという意を表す。…もやはり。…でも。「鯨だって人間の仲間だ」「ここからだって見える」
2 いくつかの事柄を並べて例示し、すべてが同類であるという意を表す。「水銀だって鉛だって公害のもとだ」「野球だってテニスだってうまい」
3 疑問・不定を表す語、または、数量・程度を表す語に付いて、例外なくそうである意を表す。…でも。…も。「だれだって知っている」「一度だって姿を見せない」
===========引用終了

https://kotobank.jp/word/%E3%81%A7%E3%82%82-5769 …
===========引用開始
デジタル大辞泉の解説
で‐も[接]

[接]《「それでも」の略》
1 前の事柄を一応肯定しながら、それがふつう結果として予想されるものに反する内容を導くときに用いる語。にもかかわらず。それでも。しかし。「がんばった。でも負けた」「その時は風邪ぎみだった。でも私は休まなかった」
2 前述の事柄に対して、その弁解・反論などをするときに用いる語。しかし。「試験に落ちました。でも、勉強はしたんですよ」

でも[接助・係助]
[接助]《接続助詞「ても」が、ガ・ナ・バ・マ行の五段活用動詞に付く場合の形》「ても」に同じ。「死んでも死にきれない」「いくら呼んでも返事がない」
[係助]《断定の助動詞「だ」の連用形+係助詞「も」から》名詞または名詞に準じる語、助詞に付く。
1 物事の一部分を挙げて、他の場合はまして、ということを類推させる意を表す。…でさえ。「子供でもできる」「昼前でも気温が三〇度ある」
2 特別のもののようにみえる事柄が、他の一般の場合と同じであるという意を表す。たとえ…であっても。「強いといわれている人でも病気には勝てない」「今からでもがんばろう」
3 物事をはっきりと言わず、一例として挙げる意を表す。「けがでもしたら大変だ」「兄にでも相談するか」
4 (不特定をさす語「なに(なん)」「だれ」「いつ」「どこ」などに付いて)すべてのものにあてはまる意を表す。「なんでも食べるよ」「だれでも知っている」
===========引用終了

A 回答 (5件)

だって私でも幸せに成る権利あるでしょ。

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この回答へのお礼

コメントありがとうございます。

「誰が反対しても私はあの人と結婚するの。だって私でも幸せに成る権利あるでしょ。」
 この場合の「だって」は「順接」(「なぜなら」etc.……)ですよね。

お礼日時:2017/01/22 20:44

いろいろ学術的に質問されているけど、


こういう言い回し的なものは地域によって意味が変わる場合があるし
画一的に考えるのは間違っていると思いますよ。

「だって」「でも」は質問者さんが疑問に思う通りの性質があると思います。
ですから、
内輪での会話など”相手もこちらの言い回しを知っている”場合は利用しても
不特定多数の人が見聞きする場所であれば、利用を控える、が
正しい方法ではないでしょうか?

日本的な感覚である「玉虫色」を話しにチョイスしたい場合には
オフィシャルな場面でも稚拙さを気にせず導入するでしょう。
そしてそれが、海外の連中には理解できないので質問材料になる。

海外の人において日本を深く知ろうとしたら
「玉虫色の表現」は避けて通れない日本文化ですから
語学的に説明するのではなく、感覚的なものとして説明すべき。
(ただし、観光客程度は別)

がんばった、でも負けた
 →自分を擁護するための「でも」

風邪気味だった、でも休まなかった
 →自分を美化するための「でも」

自分は間違ってないとか自分は偉いとか直接的に言えないのが日本人なので
そこで「でも」「でも」使うだけです。
上記霊では他に意味はないと思いますけどね。

だって電車が遅れたから、も他責を説明している。

自分自身を主張しない日本人のおかしな発想が
自身の行動を遠回しに擁護したり美化していて
それは
他責であると説明するのと同じように振る舞うから
海外人にはわけわからなくなる。
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この回答へのお礼

コメントありがとうございます。

>いろいろ学術的に質問
 当方は辞書を引用しただけで、「学術的」とは無縁です。

>がんばった、でも負けた
 →自分を擁護するための「でも」
 この「でも」は逆接ですよね。「だって」にはできません。

>風邪気味だった、でも休まなかった
 →自分を美化するための「でも」
 この「でも」も逆接ですよね。「だって」にはできません。

 日本語(「だけ」か否かは疑問です)は時として「玉虫色の表現」かもしれません。
 でも、基本的に順接の「だって」が逆接にも使えるか否かは別の問題の気がします。

お礼日時:2017/01/22 20:48

だって、は責任回避、責任転嫁の感じも受けます。


でも、は、確かに逆接?。
あくまでも、接続で使用の場合であり、だって・・・・はあまり聞きたくありません。
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この回答へのお礼

コメントありがとうございます。

>だって、は責任回避、責任転嫁の感じも受けます。
 そのニュアンスはあると思います。

>でも、は、確かに逆接?。
 逆接ではないのでしょうか。

>あくまでも、接続で使用の場合であり、だって・・・・はあまり聞きたくありません。
 意味がわかりません。

お礼日時:2017/01/22 20:50

いくつかの辞書の説明で「接続詞」に関するものを取り上げました。

おそらく「逆説仮定条件」という点では共通していますが、そのまとめ方はすこしづつ違っているようです。

 『日本国語大辞典』
  [だって]
【二】〔接続〕

(1)相手のいう事柄などについて、不承知で反論する場合に用いる。そうはいっても。でも。だっても。

(2)先行する事柄について、その理由や言いわけを補足する場合に用いる。なぜかというと。

  [でも]
【二】〔接続〕

(「それでも」の略)
前の事柄に対し、後の事柄が反対・対立の関係にあることを示す。また、相手のことばを受けて、不満を示したり反論したりする時に用いる。だけど。
 

  『三省堂国語辞典第七版』

[三](接)[だって]
①(それ)でも。しかし。「━やめられないよ」
②なぜかというと。「━雨が降ってきたから」

[三](接)[でも]
①前と反対の内容を続ける。それでも。けれども。「一見簡単だ。━、実は むずかしい」
②〔話〕相手に反対することをあらわす。「『とにかく行くんだ』」
③〔話〕意味もなく つなぐことば。それにしても。「ああ、━きょうは いい天気だなあ」


『デジタル大辞泉』

  [だって]
[接]《助詞「だって」の接続詞化したもの》なぜかというと。「とて... 相手の反対を予想しつつ理由や言い訳を述べる場合に用いる。そうはいっても。でも。なぜかというと。「とても間に合いません。―人手が足りません」

 [で‐も]
[接]《「それでも」の略》
1 前の事柄を一応肯定しながら、それがふつう結果として予想されるものに反する内容を導くときに用いる語。にもかかわらず。それでも。しかし。「がんばった。―負けた」「その時は風邪ぎみだった。―私は休まなかった」
2 前述の事柄に対して、その弁解・反論などをするときに用いる語。しかし。「試験に落ちました。―、勉強はしたんですよ」

 『大辞林』

 [だって]
( 接続 )
〔助詞「だって」が接続詞化したもの〕
相手の言葉に反対したり、相手の反対を予想したりして、そうなった事情を説明する時に用いる。そうではあるが。でも。 「『なぜ遅れた』『-、電車が故障したんだもの』」 「私は行けません。-、病気なんです」

 [でも]
( 接続 )
〔「それでも」の略。主として話し言葉に用いる〕
それでも。けれども。 「 -、僕は負けない」 「みんな帰ってしまいました。-、私は残りました」
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この回答へのお礼

コメントありがとうございます。

>おそらく「逆説仮定条件」という点では共通
 ほとんどの「だって」の用例は順接だと思います。

 引用していただいた辞書の例文のうち、「でも」の意味に解釈できそうなのは「だってやめられないよ」だけでしょう。これは文脈によっては逆接なのかもしれません。
 ただ……。
「いつまでゲームしてるの!」
「だってやめられないよ」
 この「だって」は「でも」「しかし」にできますかね。

お礼日時:2017/01/22 20:56

>意味がわかりません


責任回避につまらない言い訳、なんど聞きたくない、したがって自分としては使わないよう心掛ける。
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この回答へのお礼

もしかすると、接続詞の「だって」は「責任回避につまらない言い訳」のニュアンスがあるという意味でしょうか。
 それを言ってしまうと、ほとんどの「逆接」の接続詞にはそういうニュアンスがある気がします。

 当方は接続詞の「だって」は使いません(ギャグ的な用法は別にして)。「幼児語」のニュアンスがあるからです。
 その意味では「でも」も砕けた表現で、使い方に制約があるでしょう。↓のNo.2への「お礼」で使ってみましたが、なんかヘンな感じです。

 いずれにしても、本題とはあまり関係のない話のような……。

お礼日時:2017/01/24 21:53

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