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日本の戦史を見ていて気づいたことが有ります。旧日本軍では師団に属しない部隊は頭に「独立」がついて独立部隊と呼ばれます。日清日露戦争では独立部隊は少なく、砲兵旅団とか騎兵旅団が少しある程度でした。しかし日中戦争あたりから混成旅団などで独立部隊が増えだし、太平洋戦争では独立混成連隊・独立歩兵大隊・独立速射砲大隊・独立戦車中隊など独立部隊がどんどん出現し細分化されていきます。師団を離れた小兵力の部隊が増え続けた理由は何なのでしょうか?

A 回答 (2件)

師団では戦闘単位として大きすぎるようになってきたからではないでしょうか。



師団はそもそもそれ単独で方面の戦闘行動を継続できる諸兵科連合の戦闘単位であり最小の戦略単位です。
ところが、師団では大きすぎて小回りがきかない場合というのが往々にして発生するようになってきます。
そこで必要な戦域に必要な戦力を投入するために師団の隷下に属さない独立部隊が増えていったわけです。

同じような事はヨーロッパでも起きていますよ。
ドイツ軍の重戦車大隊はほぼ独立部隊として各戦域を転戦していますが、まさにこれがいい例でしょう。

参考程度にどうぞ。
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現地に住む日本人などを現場で徴集して編成するなどそもそもの部隊の成り立ちが


既存の制度とは異なっているから

現地で集められる人員には限りがあるので、どうしても大隊規模などになってしまう
通常の部隊から一部を派出して司令本部を組織して、実働部隊は促成のほとんど民間人のような人間で構成する

どのみち戦線後方の治安維持とか交通路の防衛とか任務も限定的なので、装備して兵器が必ずしも名前に見合うとも限らない

戦力低下した部隊を日本本土に送り返して、充分な訓練と休養と兵力補充をして再編成するような、余裕も国力もなくなった大戦末期になると
残った部隊をやり繰りし、人間だけ集めて組織するので本来のような
正規の旅団や師団といった部隊にする事が出来ずに、独立○○部隊のような感じになる
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