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皇太子の誕生日のご会見で、「陛下が皇太子でいらっしゃった昭和39年........冬季スケート国体など,そういった行事にお連れいただきました」と述べられていますが、この「お連れいただき」の謙譲表現は少し違和感がありますが。「お連れ下さいました」と敬語表現でないといけないのでは。
また状態敬語「いらっしゃった」も「あられた」の方が違和感がないように思えますが。

どちらも正しい使い方なのでしょうか。

A 回答 (2件)

どちらでも間違いではなくニュアンスの違いだと思います。



前者については「いただき」だと自分の行為
「下さいました」だと天皇の行為ですよね。
これは単に天皇が何をしたかという文脈ではなく
天皇に連れられた皇太子自身が何を感じたかを語っているので
「いただき」のほうがより適切だと判断したのでしょう。

後者については天皇の事なんだから「あられた」という最上級の敬語を使うのが
言語学的には正しいのでしょうが、(おそらく戦前の価値観ならそうでしょう)
開かれた皇室という価値観の元、
近い将来天皇になることがほぼ確実な皇太子自身が
天皇の地位について特別な地位であるような表現を使うのが妥当ではないという
バランス感覚が働いたのだと思います。
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この回答へのお礼

(他人)が「くれる」の尊敬語「くださる」を使うか、(自分)が「もらう」の謙譲語「いただく」を使うかという立場の違いで、ニュアンスの違いといえば確かにそうですね。

「である」の尊敬の言い方として「…でいらっしゃる 」だと確かに、「学生でいらっしゃる」とちょっと上品な感じだけれど庶民風で、「であられる」となるとかしこまった、しかも「天皇、皇族」せいぜい「教授、学者」ぐらいまででしょうか。さらに古風な言い方で「であらせられる」となると宮廷言葉になるのでしょうか。

勉強になりました。ありがとうございます。

お礼日時:2017/02/25 04:25

陛下が他人ならそーなりますが、親子ですから、いただいたでOKです。

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