プロが教えるわが家の防犯対策術!

お世話になります。
ローナ・ウィングの提唱した3つ組課題ですが、これは
1)環境に依ることもあるのでしょうか?(家庭ではそうなるが社会ではそうならない、あるいは逆)
2)症状発症が幼少期でなくても該当するのでしょうか?(10才とか)
3)本人が周りの人にパターン的な行動を強制するとして、そのパターンをころころ変えてくることはあるのでしょうか?(1日前に本人が主張したことと違う、など)

今私の読んでいるケースが自閉と見立てられているのですが、今まで持っていたイメージとあまりにも違っていて、戸惑っています。
ぜひ解説していただければと思います。

A 回答 (2件)

1)環境に依ることもあるのでしょうか?(家庭ではそうなるが社会ではそうならない、あるいは逆)



環境によって「症状の出方が違う」ことはあっても、「症状がなくなる」事はないでしょう。それがあれば「場面性」と言うことになりますので。「出方が違う」のは「強化因子があるかないかい」かと。

2)症状発症が幼少期でなくても該当するのでしょうか?(10才とか)

日経サイエンス  2017年4月号「非科学的デマを斬る──知っておきたい5つの事実」
http://www.nikkei-science.com/201704_074.html

この記事の中でも、「ワクチンは自閉症を引き起こさない」との項目があり、そこで「親は『1歳までは普通に育っていた』と主張するが、ビデオなどを注意深く検討すると『兆候』はある」と書かれています。

実際、「自閉症スペクトラム」の症状は「幼児期の男子」には程度が軽いものならば、誰にでも見られるものです。
症状が顕著になるのが10歳と言うのならば、あり得る話です。

3)本人が周りの人にパターン的な行動を強制するとして、そのパターンをころころ変えてくることはあるのでしょうか?(1日前に本人が主張したことと違う、など)

パターンの「変化する部分」はありますよ。たんに「強迫性」ですから。
「他人への強要」の場合、「パターンを用いることでの他者への絶対感」の表れのこともあるので「積極奇異」型とも言えるかと。

http://www.chantam.link/entry/2016/09/10/215453
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> 今私の読んでいるケースが自閉と見立てられているのですが、


その具体的な内容が不明では、コメントが難しいと思います。

自閉症といっても、各人が色々な意味で使用している場合もあると思います。
ICD-10では、『F84.10 発症年齢上の非定型性:A.自閉症(F84.0)の基準Aを満たさない.つまり,発達異常または発達障害が,3歳以降になってはじめて明らかとなる.(以下略)』『F84.11 症候上の非定型性(以下略)』『F84.12 発症年齢および症候の両者の非定型性(以下略)』など、【F84.0 小児自閉症】とは別区分で【F84.1非定型自閉症】を記載しています。
一方DSM-Ⅳ-TRでは、【299.00 自閉性障害 A.(障害の内容の記載 略) B.(3歳以前に始まる機能の遅れまたは異常の記載 略) C.(記載 略)】となっていますが、DSM-Ⅴでは 『C 症状は初期の発達期に存在しなければならない(しかし、社会的要求が限られた能力を超えるまで完全に現われないかもしれないし、後の人生で学んだ戦略によって隠されるかもしれない)。』と、成人後に生育歴を振り返っても初期発達期に特徴的な症候を窺えないものがある可能性を強く取り込んでいます。
https://translate.google.co.jp/translate?hl=ja&s …

次のような解説もあります。
http://esdiscovery.jp/griffin/psycho01/dsm5_09.h …
DSM-5を用いて自閉症スペクトラムを評価して診断する時には、伝統的な『ウイングの3つ組(三徴候)』ではなくて、以下の2つの行動領域の異常の有無や重症度によって評価される方向へと変わった。幼児期以降に自閉症スペクトラムの問題点や障害の存在に気づかれるケースもあるということが明記されており、DSM-5では自閉症を『幼児期に特有の発達障害』ではなく『どの年齢でも発症すること(発見されること)のある発達障害』として定義し直している。
1.社会的コミュニケーションおよび相互的関係性における持続的障害。
2.興味関心の限定および反復的なこだわり行動・常同行動

癇癪持ち、内弁慶/外弁慶、わがまま、気分屋のようなのを、自閉症というようなヒトもいます。
自分の感覚を他人にうまく伝えられないイライラを感情的にぶつけるようなことがあったり、自分自身に対する気づきや理解がうまくいってないときに、その時の周囲が親なのか、恋人なのか、名前は知っているがそれなりに気を使う相手なのかによって、自分の感情を自励して爆発させてしまうのか、そうした多様な変化が連続していれば、スペクトラムというような表現で曖昧を曖昧のままに認めることもあるのでしょう。
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