
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
鋼でもいろいろな材料があります。
結晶粒は鋳鋼の場合は冷却速度の影響で通常は大きくなります。大きい結晶粒ですが
「柔らかい」を硬度と理解すると固いものです。
「柔らかい」を変形能と理解すると固いです。
一方、鍛造品は結晶粒が小さいですが、C当量が低いと変形能という意味では柔らかくなります。
同じ組成の鋼の場合、熱処理により結晶粒、硬度は変わります。この場合、一般に結晶粒を
小さくし、均一化した方が強度は上がります。
硬度と引っ張り強さには相関があります。
この様に、工学的に議論するときは、用語を正確にしないとなかなかポイントが判りません。
この回答で、変形能と書いていますが、切断時の伸びなのか、破壊時の延性・脆性面のことなのか、
曲げテストなのか定義していません。
結晶粒は結晶の大きさだけに注目しています。
組織は、成分も含めたマクロ構造の意味です。従って、鋼の表面近くで浸炭(C濃度が上がる)があっても、
結晶粒はほとんど変化せず、組織が異なることがあります。
また、高温にさらされたときは、結晶粒が変わる前に、結晶粒界の組成変化などが起こり
組織が変わります。
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