A 回答 (7件)
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No.7
- 回答日時:
誰がのど仏を喉仏の骨だと言い始めたかはわかりませんが、火葬が日本で始まったのは奈良時代くらいだったはず。
大陸から伝わった最先端の学問(仏教)の影響なので、火葬するのは知識階級である皇族・貴族・僧侶のみ。
燃やされるのは上流階級の体でも、燃やすのは下層階級(使用人)なので、骨の中からホトケがでてくるのはわかっていたかと。
それを大切にしたかどうかはまた別の問題ですが。
それにこの時代は家族が亡くなれば、死体を郊外の荒れ野に運んで放置、という葬り方ですし、道には行き倒れた死体があちこちにありました。
時代が下って平安時代の貴族の日記にすら「今日も野良犬が僕んちの庭に腐った腕をくわえて入ってきて・・・」みたいな記述があったりします。
その他にも、神話ではイザナミの体にウジがわく様子が語られ、各地の民話に野ざらしの死体やしゃれこうべが登場し、死体が腐って白骨になって行く様子を描く九相図が描かれたことなどからみても、現代の私達からは想像できないほど、死体とその変化を知る機会は多かったのではないかと思います。
その後の時代は詳しくは知りませんが、世の中が安定するまでは、戦乱や飢饉・疫病などで死(体)が身近であったことや、土葬でもある程度の年数が経てばその場所に新たな死体を埋めるために掘り返すものですから、土葬=骨を見ないってことじゃないかと。
(100年前くらいのお墓でも、骨や髪がきれいに残っているものもけっこうあったらしい)
No.6
- 回答日時:
重要視して、小さな屋根の付いた入れ物まで買ってそれを座布団の上に載せて、仏壇に飾っておく、よくやりますよ。
(と言っても50年に二回ですが)出る確率が高いのは、電気炉の火葬場です、出にくいのは重油や軽油を燃料としてバーナーで焼く方式の火葬場です。
私らの所は電気炉なので、首に障害が無ければ、たいてい出る様になりました。
その前の火葬場は重油バーナーでしたので、風邪で吹っ飛んでほとんど無かったです、出れば、すごく珍しい事で、手を合わせる対象でしょうね。
今の人でもいますが、親の御骨を側に置きたいとか、骨を原料にして人造ダイヤモンドを作ってペンダントに入れておく人等、或は御骨を家の周りに播いたり埋めたりしたがる人、それと同じです。
我が家は納骨まで飾っておいて納骨のとき、お骨と歯骨と御舎利様(私らの地方ではこう呼びます)をまとめて墓に入れます。
私らの所は、座禅を組んでいて、頭から何か被っている形に仕上がらないと無かった事になります。
もしかして、質問主様の周辺では形が悪かろうがこれがそれだと、言って大事にするのかな。
同時に、土葬から火葬になって何十年位か判りませんが、昭和になってから火葬を始めたりしたら、ありがたいものが出たとなるかもしれません。
火葬は未だ苗字が無かった時代からやっているようで、私らの町内のお墓は50年に2体の仏を埋めるだけの大きさが有りません。(特に昔は子供がよく死にましたので、それらを埋める面積は墓には無いです)
火葬したのをその都度穴を掘って埋めるのでも、そこにおじいちゃんが埋まっているとか、年寄りは結構覚えています。私、3つほど掘りましたが、全て○○が埋まっていると言われる場所に掘ってしまいました。
ですので、何の問題も無く焼きあがれば出るが、傾いたり、手が飛び出したりしてショックが有ると多分出ない特別の物かと思います。
No.4
- 回答日時:
「のど仏の骨」と言っているのは、解剖学が発達していない時代から言い習わされていた名残でしょう。
私は中年になるまで、小学生の頃に拾骨した際に教えられたことをそのまま信じていました。
のど仏の骨に特段の興味もなかったし、仕事も生物・生理学と関係のない分野なので、それで特に疑問をもつことはなかった。
何度も拾骨の機会はあったけど、みなが「のど仏がきれいに残って・・・」なんてしんみりしている場で、「いや、それは軸椎というもので・・・」なんてデリカシーのないことをいう人はいないしね。
のど仏が貴いのではなくて、骨の形自体が、仏さまが座禅を組んで座っていたり、合掌している姿に見えるから大事にされるの。
自然石が、その表面のくぼみや形から、ほとけ石とか呼ばれて信仰の対象になるのと同じこと。
私の経験では、生前の行いと結びつけることはなかったと思う。
残るのは骨の状態次第で、闘病が長かった人、薬をたくさん飲んだ人、栄養状態が悪かった人などは崩れてしまいます。
残っていれば、事実として「これがのど仏です」と言われて別に渡されるだけで、残らなかった場合は「がんばって生きられたのですね」という感想になりますね。
それもまた涙を誘います。
実際は、私のように経験のある年長者やお坊さんが「あ!あった」となるものなので、職員さんがでる幕はないです。
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