激凹みから立ち直る方法

マクロ経済スライドに疑問があります。物価や賃金が将来2%や3%毎年上がるとは思えないのですがどう思いますか

A 回答 (1件)

マクロ経済スライド自体にはあまり問題は


ないと思います。
現在の出生率と平均寿命の延びに応じて
調整はせざるをえないと思います。

問題点としては、デフレが続き、雇用の鈍化
の方が今は問題だと思います。

年金保険料を払う加入者が減り、年金受給者
が平均寿命の伸びにより増えていくが、
加入者数が増えず、賃金上昇に伴う保険料
収入も伸びず、年金受給者ばかりが増えて
支出が多くなっていき、年金の受給額を減ら
せない状況にまで景気が後退する場合です。

このあたりを懸念して、政府はいろいろと
手を打ち出しているわけです。
現に43年ぶりの求人倍率となっており、
人手不足になっている状態です。

それは、老若男女、皆さん働けるだけ働いて
下さいという、一億総活躍の政策も一役
買っていると思います。

そして年金のより具体的な政策としては、
昨年10月から大手企業を対象に、社会保険
の加入条件を改正しました。

週20時間以上、年間106万以上の収入が
ある人は社会保険に加入するという制度
です。これまで130万の壁未満で働いて
いた、主婦層も社会保険に加入し、保険料
を払ってください。ということです。
これは、今年から大手企業でなくても、
この条件の適用ができるようになります。

そのうち、第3号被保険者の制度は廃止と
なり、主婦層からも保険料をとることになる
かもしれません。

また10年もたたないうちに65歳未満の
人の老齢年金受給者は完全にいなくなり
ます。

それに伴い、定年や在職老齢年金制度
などが見直され、段階的に年金の受給
年齢が切り上げられていくことも考え
られます。繰上げ繰下げ受給幅の拡大
といった柔軟性をもたせることで、
日本経済(景気回復)が思わしくなくても
問題が深刻にならないように手を打って
いくのだと思われます。

私見では、労働生産性から言えば、やはり
若年層が中心になるのはやむをえないと
思うので、外国人労働者の拡大に伴う、
年金加入対象者の拡大を図ったり、
国民年金未納者の撲滅、徴収強化策の徹底
といったことにも取り組んでいって欲しい
と思います。

そういう意味では、賃金上昇、物価上昇
より、まず労働人口の拡大と年金加入者の
拡大への政策が優先される(されている)と
考えてよいと思います。

いかがでしょうか?
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!

関連するカテゴリからQ&Aを探す