プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

炭酸水素ナトリウム、酸化銅などはなぜ分子ではないんですか?

A 回答 (2件)

難しいですね。

本当は”分子とは何か”という定義から議論しないといけないと思います。

高校辺りまではイオン結合性の物質や金属結合性の物質を分子とは教えていないので、炭酸水素ナトリウムも酸化銅もイオン結合性物質なので分子とは呼ばないです。
炭酸水素ナトリウムも酸化銅も固体では陽イオンと陰イオンがある規則をもって周期的に並んでいます。
全体を平均して見ると炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)や酸化銅(CuO)なのですが、一つの陽イオンが特定のいくつかの陰イオンとグループを作っている訳ではないので分子とは呼ばないです。
金属結合の物質も、原子がある規則をもって周期的に並んでいて、一つの原子がある原子と特別な関係にあるわけではないので、イオン結合性の物質と同様分子とは呼ばないです。

で、”分子を作る結合は共有結合の物質が多い”です。水素H2、酸素O2、水H2O、などなど、特定が分子が一つの塊になっているものを分子と呼びます。
分子に属する原子の数は、1個~多数です。
希ガス元素、He、Ne、Ar等は一つの原子そのままで気体として存在するので、単原子分子として扱った方が化学という学問上歴史的に都合が良かったからです。
また、生き物を構成するタンパク質は非常に多くの元素から構成されている分子ですし、ダイヤモンドは炭素原子が共有結合で結びついた巨大な分子と見ることもできます。
プラスチックは炭素の鎖が連なって大きな分子を作り、それに色々な性質の分子がくっついた巨大な分子ですね。

上で出てきた炭酸水素ナトリウムですが、炭酸は炭素と酸素が共有結合で結びついているので分子として見ることも可能ですが、
炭酸水素ナトリウム全体ではやはり分子と呼ばないです。

”共有結合で結びついた原子の集団でイオンとは異なり電気的に中性なもの” が分子ですね。
それでも、イオン化してしまう分子も有って、それも分子と呼んだりするんですよね…。

素朴な疑問なのですが、答えるとなるとむつかしいです。
    • good
    • 2

例えば、酸化銅の場合


CuOとい原子二個が存在していると言うよりも
銅Cuと酸素の原子が交互に延々と連なった構造になる

こちら方の回答が理解しやすいかも
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/questio …

○○分子として独立した構造でないから分子として分類出来ないということ
    • good
    • 2

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!