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太平洋戦争中の日本軍の水際撃滅作戦は水際に充分な対爆撃、対艦砲防御トーチカや沿岸砲を多数準備出来れば、米軍を撃退出来たでしょうか?

A 回答 (13件中1~10件)

水際撃滅作戦は、太平洋戦争末期には日本軍の防御方針の転換により採用されなくなりました。



水際で連合軍に一時的な損害を与えても、すぐに艦砲射撃と航空機による爆撃でせっかく構築した陣地・トーチカが集中攻撃されてしまい機能を喪失してしまいました。
そのため、硫黄島や沖縄では内陸に米軍を上陸させておいて持久戦を取るという戦術に変更されています。
硫黄島では命令が徹底せずに、一部砲兵が米上陸舟艇を砲撃したため、艦砲の反撃を受けてしまいましたが…。

硫黄島や沖縄では、米軍を撃退することを作戦目的にするには、守備軍も実現が難しいことを認識していたために、
内陸側に誘い込んで塹壕戦洞穴戦の時間稼ぎで出血を強いる戦術になってしまいました。

昭和17年辺りならそのような水際戦術も可能かも知れませんが、昭和18年頃になると米軍の海上戦力の充実してきており、
中部ソロモンの戦いでは米艦の艦砲や隣の島からの砲撃の支援で、日本軍の守備隊が弱体化されています。
更に昭和19年頃には護衛空母の量産化等が行われ、海上から上陸部隊に対して支援することが可能となっています。
レイテ海戦で栗田艦隊が米護衛空母群と遭遇しましたが、それらの護衛空母群の任務の一つに陸上支援がありました。

硫黄島や沖縄では、そのような戦訓を研究した結果、内陸に誘い込むという作戦になり、結果は敗北していますが作戦としては十分な効果が有ったと私は考えます。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます、当時の日本軍は結局、満足な建設資材が無く不十分な防御施設だったと思います。艦砲射撃をものともしないほど強固な沿岸要塞を構築してたらと仮定すればどうでしょう?

お礼日時:2017/06/24 23:33

水際に防御陣地をいくら築いても、航空機で、その後方を叩けば終わりですよ

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質問者さんが戦略的観点からこの質問をされているならば


答えはNOです。米軍撃退はできません。

人間が作ったものを、人間が破壊できないものはありません。

確か、ノルマンディの一部ではかなりの水際防御陣地が構築されていて
相当頑固に抵抗したようだけど、結局連合軍に押し切られた。
海岸線に不十分なところがあったので、そこを狙ってのノルマンディだけど
大規模部隊の揚陸なので防御不十分な海岸線だけでは上陸しきれず
防御側の戦力分散という狙いもあっての
重防御地域への正面突撃だったようですけどね。

制空権も制海権もない史実の太平洋戦争後半において
また、
物資輸送船団の護衛に積極的でなかった日本海軍の低レベルな戦略や
そもそもとして島嶼に質問者さんが言うような頑強な防御施設を作るだけの
土木技術も機械化機材も材料物資もない当時の日本において
1トンもある米戦艦主砲の徹甲弾に対抗できるトーチカなど作れるわけがなく
さらには、
戦後70年以上経過してもいまだにこんな「現場のレベル」な質問が飛ぶようでは
勝てる戦争も勝てませんよ。

どこを攻撃するかは、攻めてくる側に選択権があります。
膨大な物資と時間と労力を投入すれば当時の日本でも
米戦艦主砲や重爆撃機の爆弾に耐えられるトーチカなどは作れたでしょうが
なんで、
そんなところをわざわざ攻撃する必要があるんですか?

そんなところは「放置」しとけばいい。

でも「放置」できないところもある。
効果的な飛行場を持った島は、どんなに出血してでも確保してくるでしょうね。

陸続きの欧州戦線とは違い、島嶼での戦いになった太平洋では
飛行機と潜水艦による「補給路の遮断」から攻撃が始まる。
対象の島には効果が無くても連日爆撃を行う。
防衛側の兵士が心理的に疲弊するように攻撃するんです。
身心ともにある程度「干上がったところ」で戦艦部隊で殴り掛かる。
ここで、質問者さんが設定したような「砲撃に耐えられる防衛陣地」が応戦する。
地面に固定された要塞砲のほうが命中率は高く十分な応戦ができたでしょう。
ですが、やがて弾薬が尽きる。
補給ができなくなったら駆逐艦などの小型艦艇が接近し
「目つぶし」のために銃眼めがけて精密射撃をしてくる。
そして、海兵隊による上陸です。

どんなに強力な防衛陣地を作っても
地続きではない島嶼においては補給路を失った時点でアウトなんです。
10年くらい籠城できる物資を貯め込んだとしても、
砲撃で摩耗する要塞砲とかのメンテナンスもできないんだから意味ない。

絶対に防衛できる超強力な要塞島を作っても
その島の中に補給物資を作る工場や発電所や製鉄所や鉱山まで持たないとならない。
もちろん、そこに居る人間の為の田んぼや畑も必要でしょうね。
そんなものできると思いますか?

補給路を遮断されたうえで攻撃され弾が尽きたところで
火炎放射器で生きたままバーベキューにされるだけです。

当時の米軍の戦略思想と、ご質問のような「現場の対策」とでは
小学生と大学院生くらいの「考えの違い」があるんです。
こんなことでは、絶対に勝てませんし
勝てないのであれば「作っても無意味」です。

でもって、
当時でもここまで考えていたんでしょうけど
別な打開策がないからヤケクソになって「玉砕」してた。
これが史実でしょうね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます、映画プライベートライアンのような大西洋の壁よりももっと強力な要塞で戦術での勝利により戦略次元での時間軸を稼ぐことを目指しての質問でした。敗戦が1年延びていれば、歴史は変わったのではないかと自作仮想小説のネタで考えてます。今回想定している太平洋の島々はマリアナ諸島、トラック、パラオ、西部ニューギニアなど絶対国防圏とし、米国も攻略回避出来ないチョークポイントです。トリポリの戦いなどで証明されてるように艦砲よりも充分に防御された重沿岸砲の方が有利ですよね。米国艦隊の数以上の砲弾を備蓄する事も時間を掛ければ難しい事ではないと思いましたので。史実でも上陸第一波を撃退した事例もあるので、永久に撃退は不可能としても、回答頂いたように10年と言わず2年時間稼ぎするだけで歴史は大きく変わったのではないでしょうか? ただ装備の破損の累積はどうにもならなさそうですね。

お礼日時:2017/06/25 11:19

軍艦が出航できないほど、燃料が枯渇し、弾薬や食料にも


限りある状況で、米軍は莫大な生産力で持続的な弾薬の供給
ができ、包囲されて果てしなく爆撃、艦砲射撃を受け続けて、
どのような希望があるのでしょう?
(守備陣地が壊滅するまで攻めて来ません)
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駆逐艦、ってしってるよね。


今回衝突したあれ。大戦中もいっぱいあった。
要するにブリキ艦。弱い。いっぱいいる。

対する陸軍。
普通、歩兵。大砲打つのは砲兵。割とガタイもいいし、選抜されている。
使うのは7.5cm程度の野砲。こんなんでも一門あたり10名程度の人員が必要で、
それ以上、10サンチ榴弾砲や、15サンチ榴弾砲となると、重砲と言われ、そうそうあるものではなかった。

それをいっぱいいーっぱいトーチカに入れて準備しても、ブリキ艦にすらかなわない。
日本のブリキ缶ですら1艦当たり12.7cmの砲を6門。
メリケンのアトランタ級や、ブルックリン級の軽巡だと、もっともっと恐ろしい。
命中精度、射程、威力とも陸上とは比較にならない。
わざわざ戦艦や航空機を出すまでもない。(メリケンは平気で出すが)

一発撃ったら、猛反撃をくらう。一つずつ、潰されるのを待つしかない。
ましてサンゴ礁の島のどうやってトーチカを?
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太平洋戦争中の日本軍の水際撃滅作戦は水際に充分な対爆撃、対艦砲防御トーチカや沿岸砲を多数準備出来れば、米軍を撃退出来たでしょうか?



もちろんです。当然です。当たり前すぎて回答を書くのもイヤになる程です。

質問文に「充分な」と書いてますよね。「充分な」って意味、分かってますか?

ここで言う「充分な」というのは、米軍を撃退出来た場合に「充分だった」と言えるのです。米軍の上陸を許してしまい、守備隊が玉砕してしまった場合は「充分ではなかった」という事になるのです。

だから、質問者さんが「充分な対爆撃、対艦砲防御トーチカや沿岸砲を多数準備出来れば」と書いている段階ですでに(多数準備か少数準備かに関係なく)上陸を企図する米軍を撃退できるだけの防備ができていたという意味になるわけです。つまりこれは最初から質問になってない文章だということです。お分かりいただけますでしょうか?
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この回答へのお礼

確かに
つまらない質問をしました

お礼日時:2017/06/25 18:58

たらればですが、それ前提なら可能でない事は何もないでしょう。

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機動力の十分でない攻撃に対しては、質問者の言われる防御は可能ですが、島嶼での水際撃滅作戦は困難であると言わざるを言えません。

そもそも東亜戦争での戦いは、両国の生産力の違いから、兵站に大きな問題がありました。島嶼防衛作戦は、制空権と制海権を奪われなければ発生しません。この時点で機動力に勝る敵には勝ち目がないのです。備蓄した武器弾薬糧秣や要塞も敵の攻撃で削られますので、とても長期間の持久戦すら不可能です。1~3か月の玉砕戦しか残る道は有りません。ペリリュー島の戦いでは、米軍の海兵1個師団を撃退しましたが、交代した米陸軍の工兵隊は、日本軍陣地の周りに土手を築き、これをブルで推し進めて日本軍を丹念に押しつぶしました。わが軍は手持ちの物だけで戦うのに対し、敵は幾つでも戦術を選べます。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます、確かに一旦上がられると防衛は絶望的と思います。故に水際で上陸軍とそれを支援する艦砲を制圧できるアイデアがないかと考えてました。空爆も砲撃も最大で1t程度。耐えられるバンカーを作るのは不可能なことではないかと。

お礼日時:2017/06/26 12:43

古来要塞戦は援軍が来なければ勝てないってのがセオリーです。


いくら防御できてもね最終的な勝利は手に入らない。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます、地上戦ではその通りと思います。今回の質問の島をめぐる戦いでは海上部隊も沿岸砲による被害の蓄積があれば一旦攻勢を中止せざるを得なくはないでしょうか?戦艦などは建造や修理に時間を要するため。いかがでしょう?

お礼日時:2017/06/26 12:31

NO9です。


お礼どうもです。
一時撃退出来たとして援軍が無ければ物資は枯渇しますし
反撃の為の出撃も出来ないのでは意味がありません。
又、戦術的視点ですが固定目標は狙いやすく移動目標は
破壊が困難です。いくら堅固なブンカ―でも同じところを
何回も攻撃されれば壊れます、修理してるところを狙われれば
人的被害も拡大します。相手が航空機であれば防御も出来ず
サンドバック状態でしょう。
援軍の来ない防御戦は無理です、時間稼ぎしても結果は同じ。
攻撃側は修理して補給して人員も交代可能ですが防御側は
最初の人員と補給品弾薬のみ、しかも航空機には手も足も出ないので
やられっ放しでは戦になりません、占領されないだけで実質無力化します、
挙句、戦略上無用と見限られれば大戦時の台湾のように敵からも
見捨てられてしまうのが関の山です。
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