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太平洋戦争中の日本軍の水際撃滅作戦は水際に充分な対爆撃、対艦砲防御トーチカや沿岸砲を多数準備出来れば、米軍を撃退出来たでしょうか?

A 回答 (13件中11~13件)

残念ながら、完全に撃退することは困難です。



例えば、タラワの戦い。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%A9 …
この戦いでは、地下陣地を要塞化していました。
米軍は圧倒的な火力で艦砲射撃を行い、
参謀長が「島に生存者はいないから楽勝だ」と思っていました。
ところが、日本側の抵抗で数度にわたる上陸は苦戦しました。
そこで、再度の艦砲と航空支援で砲爆撃を行いました。
要塞化された陣地では、直撃しなければ損害は軽微ですが、
戦闘中で曝露してしまえば目標として直撃しやすく、
この2回目の艦砲射撃で日本側は大損害を受けました。
司令官の戦死や通信の途絶などはあっても
最後まで善戦しましたが、陣地が破壊されたので
組織的な抵抗は困難でした。

対爆撃に偏重すれば攻撃できませんし、
攻撃するために曝露すれば目標にされます。
ペリリューや硫黄島で日本軍が善戦したのも、
水際殲滅ではなく上陸させてからの攻撃で
米軍が友軍への誤射を避けるために
艦砲などの火力を避けることで陣地を維持したから。
特に島嶼での戦いであれば弾薬の補給はもちろん
破損した兵器の修理用部品も限定されます。
米軍側が事前の調査を怠り、余程の戦力差が出ない限り
撃退は困難です。
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無理でしょうね。


 いえ、米軍の攻撃に耐えうるトーチカが作れないというわけではありません。勘違いされている方もいますが、太平洋戦争時、旧日本軍の構築したトーチカは「(適切にコンクリートを使っていれば)2mの厚さがあれば40cm砲弾の直撃に耐える」といわれていたそうですし、実際にそうでした。それが証拠に今でも南太平洋の戦跡にはかつての姿のままのトーチカも多数残されています。そうしたもので少なくともトーチカ上部を貫通されたものはほとんどありません。実際にはコンクリート(ペトン)が圧倒的に不足していたため、トーチカの多くは椰子の丸太を組んだものだったようですが。これでも意外に砲爆撃に耐えたものも多いようですけれど。

 問題はトーチカそのものではなく、トーチカへの物資・兵員の補給です。いくら強固なトーチカでも砲弾薬、糧食を運び込めなければあっという間に無力化されてしまいます。はるか後方からトーチカまで到達する地下トンネルでも整備出来たのなら別ですがそんなことはできたはずもなく、結局はロジスティクスの圧倒的な差で日本軍に勝ち目はゼロだったと思います。
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こんにちは。


ご質問の趣旨とは少し異なる回答になるかもしれませんが、no.1さんへのお礼を拝見して思い出したこと。
「超空自衛隊」という歴史のif者小説シリーズをご存知でしょうか?この小説のストーリーは、海上自衛隊の輸送艦おおすみとそれに乗っていた陸上自衛隊施設科部隊が、1942年8月のソロモン諸島近海にタイムスリップしてしまい、ガダルカナル島攻防戦から以降の太平洋戦域の戦いに巻き込まれていく(話はそれだけではないのですが)というもので、ガダルカナルやテニアンやタラワに自衛隊の力で超強力な要塞を作り上げてしまい、米軍を辟易させるって場面が出てきます(^^;。
もしかしたら執筆なさりたい小説の参考になるかもしれません。

お役に立てば幸いです。
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この回答へのお礼

面白そうですね!ありがとうございます!

お礼日時:2017/06/30 23:02

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