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NHKで行なわれている 「ハングル語講座」 が始まった頃、番組名をどうするかで紛糾したと聞いています。

韓国語とすれば朝鮮総連から苦情が来るし、朝鮮語とすれば韓国系民団も黙っていないし ・・・ 結局、ハングル語というような存在しない言語名に落ち着いたようです。

一方、日本国政府は北朝鮮政府を認知していませんよね。  「平壌宣言」 なる物はあっても、たしか理論上は、朝鮮半島では大韓民国が唯一の合法的政府と見なしていたのではないでしょうか?

これは、日中国交回復の際、日本は台湾を裏切り、北京政府が唯一中国を代表する政府として見なし、その後 「中華民国など存在しない」 とした事と類似性があると思います。

そうであれば、NHKも日本国政府の公式見解に基づいて 「韓国語講座」 と命名すべきだったのに、一体誰に遠慮したのでしょうか?

仮に社民党や朝鮮総連が文句を言ってきても、「日本国政府は大韓民国が唯一合法的政府であるとの立場ですから、わが方もそれに準じただけの事」 と返せば、反論する余地は無かったのではないのかな、と感じています。

これは、一番組名だけに限らず、在日の人にも言えると思います。  つまり彼らを呼称するとき、必ず 「在日韓国・朝鮮人」 というように分けて表現しますが、日本から見れば 「朝鮮」 という国家は存在しない事になっているのですから、単に 「在日韓国人」 と表現しても良さそうに感じるのです。

ただ、クルド人やパシュトゥーン人のように、国号と民族の名称は分けて考えるべきという意見もあるかなと思いますが、朝鮮半島の場合は南北同一民族のはずですから、この考えは正しくないように思います。

北朝鮮出身の人たちを差別するのではなく、日本国政府の基本姿勢に基づいて、本来そう表現するのが正しいように思うのですが、どなたか国際関係に詳しい方、宜しくお願いします。

A 回答 (6件)

もともとは朝鮮。


それが朝鮮戦争で分裂した。
よって、あの半島で使われている言葉は一般的には「朝鮮語」でしょう。
その「朝鮮」が南北に分裂したことによって「韓国」がうまれたわけであり
その母体はあくまで「朝鮮」だったわけで話す言葉も「朝鮮語」だったはず。
よってそもそも「韓国語」という言語自体が存在していなかった。

そういう経緯の中「朝鮮語」とした場合は、朝鮮=北朝鮮=駄目!とかいう人がいて。
だからといって「韓国語」にすると「朝鮮語だろうが!」と怒る人がいる。
「いや、北は認知してないから!」っていったって。
「韓国で話されている言葉は朝鮮語だ!」といわれるとNHKもマイッチングなわけで。

ってなわけで、苦肉の策で間取ったって感じじゃ・・・。
全然詳しくも無いし、自信ないですけど。
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この回答へのお礼

ご回答、有難うございます。

> 母体はあくまで「朝鮮」だったわけで話す言葉も「朝鮮語」だったはず ・・・

ウーン、そうなると私の考え方とは逆で 「朝鮮語」 と表現するのが正解という事になりそうですね ・・・ (汗)
参考になり、有難うございました。

お礼日時:2004/09/02 15:19

質問に対する回答はNO.2及びNO.4の方で概ね良いとおもいます。


質問の中で決め付けていることでどうかな思うことがありますのでのべます。

>たしか理論上は、朝鮮半島では大韓民国が唯一の合法的政府と見なしていたのではないでしょうか?
>これは、日中国交回復の際、日本は台湾を裏切り、北京政府が唯一中国を代表する政府として見なし、その後 「中華民国など存在しない」 とした事と類似性があると思います。

確かに当時の日本政府は大韓民国が唯一の合法的政府と見なしていました。しかし現実には北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)という国が当時も今もあるのです。
台湾の場合は台湾を裏切ったのではなく誤った認識・選択から正しい選択をしただけです。台湾に逃げ込んだ蒋介石率いる中華民国という“虚構の国”が全中国を代表するというアメリカの政策に追随して長年中国を国として認めず、国連からも締め出していましたが田中角栄首相が誤りを正したと見るのが正しい見方でしょう。

>日本国政府の基本姿勢に基づいて、本来そう表現するのが正しいように思うのですが、

時の政権の基本姿勢にたとえばNHKが何故追随する必要があるのでしょう。中国問題のように誤った基本姿勢というのは当然考えられるわけで、それをただすのがジャーナリズ
ではないですか。(NHKは公共放送という手前余り正しいことも正面きっていえなかったかもですが)
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この回答へのお礼

ご回答、有難うございました。 単なる言語名だけの問題に限らず、国際政治の分野にまで広がる心配があったのですが ・・・ お説のように北朝鮮という国家が実際に存在するという考え方からすると、「中華民国」 という国家も実際に存在する事になりますので、「台湾」 という呼称は止めなければいけないのかな、と感じています。  北京政府が正しくて台湾政府が間違っているという問題は、日本国政府の国家戦略に基づくものですから、一メディアが正誤を決める問題では無いように思います。  ですから、国号や言語名、場合によっては地名まで、時の政府の基本方針に基づくのが正解ではないかな、と思って質問させて頂きました。 そうしないと、各新聞社によって、呼称がバラバラになる恐れがあるように思います。 たとえばロシア寄りのメディアがもし存在するとしたら、北方四島は全てロシア名で表記する事になるし、韓国寄りの新聞社があれば、竹島ではなく独島と表記する事になるように思います。 もちろん、これはメディアは権力の犬、という事は関係なく、単なる呼称の問題ですが ・・・ 議論は禁止されていますが、感じた事を述べてしまいました。 すみません。

お礼日時:2004/09/06 10:30

最近の北朝鮮に対する強い反発的な国民感情からすると理解できないかも


しれませんが、10年くらい前まではそんなことはなかったのですよ。

『奪還!』でしたっけ?
拉致家族会の蓮池さんが書いた本を読むとよくわかりますが、
当時は拉致問題は社会的には無かったことになっており、北朝鮮に対する
抗議や制裁どころか、援助して当然という雰囲気でした。


>仮に社民党や朝鮮総連が文句を言ってきても、「日
>本国政府は大韓民国が唯一合法的政府であるとの立
>場ですから、わが方もそれに準じただけの事」 と
>返せば、反論する余地は無かったのではないのか
>な、と感じています。

これが言えない政治情勢だったんですよ。
今の若い人にはわからないかもしれませんが、冷戦時代の
容共的な勢力の強さは、今からは想像もできませんでした。

私の口から言っても、十分伝わらないと思います。
先ほど紹介した『奪還!』とか『連合赤軍あさま山荘事件』
などを読むと、少しは昔の社会情勢が理解できるかと思います。

自民党には今も昔も風当たりが強いですが、冷戦時代に左翼勢力から
日本の自由と民主主義を守った実績は、もっと評価してもいいんじゃ
ないかと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。 そう考えると、当時は、北とか左とか、天国のように思っていた人が多そうですね。 今思えば、滑稽な感じがします。

お礼日時:2004/09/06 10:07

もともと言語は国ごとに名づけられるのではなく、民族ごとに名づけられます。



普通、韓国民族とは言わないで朝鮮民族といいますから「朝鮮語」でいいし、NHK のハングル講座が始まるまではみな「朝鮮語」と言っていたのですが、 NHK が日本語を壊してしまった例ですね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。 やはり、「朝鮮語」 が一番適当なようですね。 勉強になりました。

お礼日時:2004/09/03 15:16

例えばです


アナウンサーが「北朝鮮」と発言した場合
抗議の電話が殺到して収拾がつかなくなるそうです
だから「朝鮮民主主義人民共和国」と長々被せて喋っています

我々どうでもいいと思われがちですが
そんな民族でしょう
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。 たしかに長ったらしい名前を言っていましたね。 でも、考えたらおかしいですよね。 日本国政府が 「存在しない」 としている国号を、なぜ日本のメディアはいかにも存在するかのように報道していたのでしょうかねえ。  どうしてそこまで金日成・正一政権の機嫌をとろうとしていたのでしょうかね。 不思議です。

お礼日時:2004/09/02 15:36

「ハングル語」という言語は存在しません。

ハングルは「言語」でなく「文字」です。

講座名も「ハングル『語』講座」ではないハズです。ご確認ください。

すなわち「ハングル講座」という呼称は、ご質問のとおり、苦肉の策の結果の命名と思われます。「英語講座」でなく「アルファベット講座」と呼ぶようなものでしょう。

「韓国語講座」あるいは「朝鮮語講座」とすべきだと、(私は)思いますが、難しいところがあるのでしょうネ。

なお、朝鮮語と言うのは、「北朝鮮語」のことではありません。「朝鮮民族の言語」です。しかし、この民族名も、南では「韓民族」と呼んでいますし、「ハングル講座」は妥協の産物でしょう。

ちなみに、私が愛用している小学館発行の辞典は、書名が「朝鮮語辞典」(朝鮮語→日本語辞典です)となっていますが、この書名にクレームが付いたと言うハナシは、私自身は聞いたことがありません。韓国人が多数編集にたずさわっています。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。 そうですね、NHKの番組名は 「ハングル講座」 でした。  訂正致します。 よく WEB 上で 「ハングル語」 とか表現しているサイトがありましたので、混乱していました。

お礼日時:2004/09/02 15:10

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