なむの識別

「見てはなかなか思ひ重なり給ひなむずる」
という文があったのですが、これに含まれているなむが、係助詞なのか　強意の助動詞「つ」未然形と推量の助動詞の「む」なのかわかりません。
問題文の中の一文であるため、もしかしたら文脈も考えろ、ということかもしれないのですが・・・。
源義経の妻静御前が生んだ男の子を源頼朝の命で奪い取り、油井の浜で殺そうとしている場面である、と注釈には書いてあります。
回答よろしくお願いします。

No.1 ベストアンサー 回答者： daaa- 回答日時： 2017/08/03 20:26

この「なむ」は連用形「給ひ」に接続しています。

したがって、「な」は完了強意

次に、「むずる」という助動詞が続いています。これを「む＋ずる」に分けると「ずる」の説明が付きませんから「むずる」です。基本形は「むず」

「むず」は「む」と同じく基本的に推量です。

思いが重なってしまいそうです、といった意味合いです。

No.3 回答者： daaa- 回答日時： 2017/08/04 10:06

口語訳を修正します。

会うと、かえって、思いが重なりなさってしまいそうだ。

No.2 回答者： doc_somday 回答日時： 2017/08/03 21:13

単純な強調。