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No.21
- 回答日時:
#20です
#19で述べた「認識主体毎に正しい」、即ち、「〇〇にとって正しい」という概念は、個人的には、非常に重要だと思っています。
言い換えれば、「ある部分で正しいと言える」概念を全否定せずに、統合的に扱うということです。
そうして、それら全てが「正しい」という概念が、どういった状況であれば成立しうるかを考える(知的に求め続ける=広義の哲学を行い続ける)ということです。
この様な思索は、外部から宿題の様に求められるものでは有りません。他のやるべき事があっても、求めてしまうものです。
そうやって、個人的な思索の安定期に入りました。
私の考えの「にこごり」。。。2004.10.09
http://jinen.exblog.jp/488421/
その後も思索は変遷してきています。
「こころ」。。。科学的に扱うことが可能か。。。3。。。2006.01.13
http://jinen.exblog.jp/4025981/
二元論と一元論と。。。知的切断面と総体と。。。2006.01.18
http://jinen.exblog.jp/4044620/
「こころ」の能動性・内発性・主体性。。。そして閉鎖系と開放系。。。二元論と一元論。。。 2006.08.29
http://jinen.exblog.jp/5577118/
上記よりも少し古いですが、「全ての考え方を統合して扱う場合」という概念でまとまっているものとしては、
総体(全体)と個と。。。2005.01.14
http://jinen.exblog.jp/1714917/
があります。
以下、上記記事からのほぼ全文に近いですが、抜粋しておきます。
===>>>
あらゆるものが全体から派生したという概念は、非常に重要な静的かつ共通の概念になろうかと思います。
「意思・自我」というものが、「産んでくれとは頼まなかった」なんて捨て台詞を叫ぶときですら、「産んでもらった」という意識はあるわけです。
もし、全ての物質が「素粒子」から構成されるとする究極の唯物論を選択するならば、「こころ」は全体から切り離されるという考えには至りません。
もし、全ての物質が「精神的側面」から生み出されるという究極の唯心論を選択するとしても、「こころ」は全体から切り離されるという考えには至りません。
もし、物質・精神の二元論を選択するならば、素粒子の存在の「粒子性」と「波動性」という概念に対する「観測者」という立場に「精神」が存在することになりますが、物質側の「存在」が全てシュレーディンガーの方程式に従うとした場合、切り離そうとする「観測する側の精神」と「物質」との界面で「波束の収縮問題」が発生する事になり、「精神」も「物質側」に取り込むか、「判断保留」という選択肢しか選べなくなってしまい、無矛盾である「物質側に取り込む」という一元論であれば切り離されないとなります。もし、矛盾覚悟で「物質」「精神」を切り離せると主張するとしても、「物質を認識する精神」ないし「思考・行動による物質への影響」が生じる以上、やはり両者切り離せないことは明らかです。
くどくどと繰り返しましたが、ようするに、魂と呼ばれる類のあらゆる精神活動や心という概念(「主体」という概念にもなる)は物質(「対象」という概念にもなる)と切り離されない以上、また、「生きている」という概念と「わたし」という概念が身体性(物質)を介していることで認識される以上、あらゆるものが全体から派生したという概念が成り立ちうると思うわけです。
もし、魂だけが別世界から送り込まれたという概念を持ったとしても、「送り込まれた」段階で「この世界」と「別世界」とは繋がっているわけなので、その別世界を含めた全体を一塊として想定することができます。
『「あらゆるものが全体から派生した」という概念がある』ということは、すなわち『「あらゆるものが全体から派生した」という概念が全体から派生した全ての存在(生命体を含む)に共通かつ静的な概念である』ということと全く同じことになるわけです。
繰り返しますが、この「共通かつ静的な概念」の存在は、あらゆる問題を考える上で、基本的な概念になろうかと思うわけです。
人々が「自我」を得て、「自由に考える」という「自由意志の存在」を強く信じたとしても、その「自由意志」は、全体から切り離されて存在することはない。瞑想という状況下にて、「知的」(幻想的)に切り離し可能であるが、そういう状況を作り出すという環境との切り離しはできないでしょう。
いかなる状態であっても、常に「ともし火」と「わたし」が対峙するように、全体(ないし全体の一部)と私とが対峙している。
まさに「知的切断」の限界をあらわしていると思います。
<<<===
No.20
- 回答日時:
#19です。
===>>> #19お礼欄
不可知と言われて来ましたが それを知る事こそ一番重要なことではないでしょうか?
自分の本質は何か それが分からなければ 実存も唯物もあったもんじゃない。
人間精神は何で出来ているでしょうか。それが哲学の宿題だと思います。
<<<===
「哲学」は、「知・愛す」です。
「愛す」をどの様に解釈するのかは、認識主体によって異なるでしょう。
私は「心情としての動的な方向性」だと思っています。
「実存」も、「素朴実在論」も、「唯物論」も、「唯脳論」も、ありとあらゆる考え方全てが、それぞれに正しいのです。そこには「認識主体」から切り離されない「思い」「情動」の方向性が、それぞれにあるのです。
私の認識している哲学には「宿題」と言った概念はあり得ません。
そういった概念に縛られること自体、「愛す」という情動そのものも「固定観念」にて縛りつけておられるのではないでしょうか?
No.19
- 回答日時:
#10です
===>>> #10 お礼欄
確かに何が出来るかは重要です。しかし自分が何で出来ているのかを知らなければ
本来何を求めて、何を目的とした存在なのか分からないのではないでしょうか?
ソクラテスも釈迦も己自身を知れと言っています。己自身は何者なのでしょうか?
<<<===
心には「知情意」が含まれます。
「知る」とは、その一部でしかありません。
従って精神・心というものは、明らかに「知」を超えています。
「己自身を知れ」とは、「不可知であることを知る」ということではないでしょうか?
不可知と言われて来ましたが それを知る事こそ一番重要なことではないでしょうか?
自分の本質は何か それが分からなければ 実存も唯物もあったもんじゃない。
人間精神は何で出来ているでしょうか。それが哲学の宿題だと思います。
No.17
- 回答日時:
付け加えですが、アメリカでは2013年日本では2016年「TDCS」が脳機能向上に貢献と出ていますが、心(精神)との関連性論文は、まだ出ていないと思います。
TDCSと言うのは脳に電気的刺激を与えるものでしょうか。脳は微弱な電磁波が反応していますので
関係はあるでしょうね。でも脳をコントロールするにはまだ時間はかかるのでしょう。
No.16
- 回答日時:
精神は、微小電気、電磁気、ニューロン、その他ホルモンで出来ている?
脳科学はそれほど簡単では無いでしょう、環境、ストレス、遺伝等非常に複雑な要素が関係してくると思われます。
物理学を少し付け加えるとダークマター等が脳と干渉するかもしれません。
これからでは無いでしょうか
我れ思うが故に我れ在り。と言う言葉がありながら では我とは何かを説明出来ない
それが哲学の課題です。ダークマターが精神にどう影響するのか分かりませんが
存在にしてもそうです 存在とは何か定義できない。こんな有様で子供達にどう教えるのだろうか?
No.14
- 回答日時:
No.11です。
「己が何者か、我々が何者かが分かれば、自ずと何を為すべきかも分かってくるのではないでしょうか」
⇒なるほど。
私は自分が何ものかを理解しているつもりなので、何をなすべきかに迷いはないのです。
「私は我々精神は性質で出来ていると考えていますが」
⇒haru27さんは、その性質に拘っているのですね。
私は拘っていないので、生きていくことに迷いはないです。
申し訳ありません。
性質に拘っていると言うか、自分たちが何者か 学校で教えるべきだと思います
数学や歴史を教えるのもいいですが 自分とは何者なのかを教えないと迷い苦しむ人は多いと思います。
gouzigさんは分かっておられるでしょうけど 未来の子供たちに分かるように説明して欲しいのです。
その為には言葉で語る必要があるのです。
No.12
- 回答日時:
最初におことわりしておきます
想定 仮定 の領域を出ませんので
これでも 長文にならないようにしたのですが
意識は精神は頭の脳から と言う考えは疑問があります
生命科学の最新の分野で 意識や精神は
深層心理学(ユングやフロイト)や
アナログ的なニューロンなどの伝達や
広がりでは説明できなくなりました
詳しくはカット
DNAの突然変異は ランダムに発生するが
実は 量子の揺らぎに起因している可能性と指摘されています
意識が現実を作るのです
ニューロンのなかの極小のチューブの振動
である 量子重力効果が 意識となり現実の貴方を作るのですが
量子もつれ 等で知られている通り
それは 宇宙の情報と一体なのではないか?
宇宙の現意識 の存在が生命たらしめている
意識たらしめている可能性があります
意識は量子レベルにおける
物質の振る舞いを定義していると
ロジャー・ペンローズ
スチワート・ハメロフ が述べています
意識は 観測で極小の粒子が変わる事が 分かっています
意識は乱数表に変化をもたらすことも知られています
人間の意識は 計り知れない 未知の世界です
量子レベルの情報や意識は 宇宙からでは?
宇宙の原意識を 神と捕らえるか
仏教の究極の法則と捕らえるか
いずれも 哲学 宗教の領域に入ります
詳しくはカット
心の仕組みは驚くほど判明していないのが
現在の生命科学です
脳は860憶の神経細胞でできていて
その電機的な基礎は 理解されているが
心 思考 記憶 感情
人間の脳をマップ化するのは 不可能です
量子コンピューターがあれば 可能かも?
人ゲノムが完成したが
DNAがコードしているタンパク質については
ほとんどわかっていないのが現状です
ちょっと長くなるのでこの先はカット
すなわち 人間の知恵は あまりにも小さいと言う事です
意識の存在 魂とは を述べるには
科学的検知には限界があり
哲学 宗教の側からの解明が 必要となります
量子論 超弦理論などは 哲学 宗教と交差しています
参考
九識論
http://rokusann.sakura.ne.jp/newpage8.html
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