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訃報のお知らせに対するメールの返し方を専門家に聞いた

訃報のお知らせに対するメールの返し方を専門家に聞いたLINEやメールは今や公私に渡り重要な連絡ツールである。おめでたい知らせ、悲しい知らせ、興味のあるキャンペーン情報、不要な情報などがアプリのアカウントやメールに届き、適宜確認と返信をする毎日だ。だがもしメールで訃報を知らされたらどうすればよいのだろうか。相手の気持ちを敬ったマナーなどはないか、マナー講師である永田之子さんに、その対応法、ふさわしい文面、返信後の行動について聞いてみた。

■訃報メールを受けた際に気をつけたいこと


いつものように携帯電話を見ると、訃報のメッセージが入っていた……。そんなときは、どうすればよいだろう。

「誤報の可能性もあるので、まずは確認できる手段をあたり事実確認をしましょう。その後は自分のとるべき行動を、落ち着いて正しく判断することが大切です」(永田さん)

故人が闘病中などと知らされていた場合は別だが、訃報は多くの場合、突然知らされることが多い。行動を起こす前に、それが事実だということを確認しておきたい。

■相手との関係性や訃報を受けたタイミングで、文面が変わる


では、いざというときのために、どのような文章を返信するのがよいのだろう。

「メールを受けた当日中に、定形のお悔やみの言葉を使い返信しましょう。件名は『お悔やみ』などとせず、『◯◯株式会社の◯◯でございます』などと自身の名前にします。頭語や商売上の言い回し、あるいは季節の挨拶などは省略し、『重ねて、重ね重ね、たびたび』などの忌み言葉も使わないようにしましょう。また、通夜や葬儀、告別式に参列できない場合は、それらが行われる場所へ、喪主宛に弔電をお送りするのがマナーです」(永田さん)

つい「お悔やみを……」と送ってしまいそうだが、慣れない分失礼がないように、定型の文面を用意しておくと失礼がないだろう。通夜や葬儀、告別式に参列できない場合は、速やかに弔電(電報)を手配したい。

「仕事上での間柄だったり、私的なお付き合いのある方、さらに訃報を受けたタイミングなどにより、適した文面は異なります」(永田さん)

永田さんは、それぞれの場面に合わせた具体例を教えてくれた。まずは、仕事上でお付き合いのある人がお母様を亡くされた場合だ(文例1)。

文例1)
株式会社○○ ○○様
このたびは○○様のお身内にご不幸があったと伺い、突然の訃報に大変驚いております。
ここに謹んで哀悼の意を表しますとともにご冥福をお祈りいたします。
全く知らずにいたとはいえ、お見舞いにも伺わずにおりましたこと、
改めてお詫び申し上げます。
ご母堂様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
心身ともにおつらい時期かと存じますが、お体を損なわれることのないよう、
どうぞご自愛くださいませ。
略儀ながらメールにてお悔やみを申し上げます。

次に、私的な付き合いのある人が奥様を亡くされた場合だ(文例2)。

文例2)
○○ ○○様
ご令室様のご逝去を知りとても驚いております。
心よりお悔やみ申し上げます。
生前中はとてもお世話になりました。
そのご恩に報いることができなかったことがとても心残りです。
○○様も心身ともにおつらい時期かと存じますが
どうぞご無理をなさらずにご自愛ください。
何か私でお役に立つことがあればお申し付けくださいませ。

そして、私的な付き合いのある人がお父様を亡くされたことを葬儀や告別式が終了してから知らされた場合だ(文例3)。

文例3)
○○ ○○様
このたびはご尊父様のご逝去を知り、とても驚いております。
遅ればせながら衷心よりお悔やみ申し上げます。
全く知らなかったとはいえ、葬儀にも伺わずに大変申し訳ございませんでした。
お悔やみが遅くなりましたことを改めてお詫び申し上げますとともに
ご尊父様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
本来であれば直接お目にかかり、お悔やみを申し上げるところでございますが
略儀ながらメールにて失礼いたします。

訃報への返信メールや弔電の場合、遺族の父親はご尊父様、母親はご母堂様、夫はご主人様やご夫君様、妻はご令室様やご令閨様などと、呼称を「尊称」へ言い換えるので、留意しておきたい。

■メールや弔電を送ったそのあとは?


メールなどの返信、弔電以外にも知っておきたいマナーがあるという。メッセージを送った後の行動についても教えてもらった。

「遺族や故人との関係性、お付き合いの深さなどにより、適切な対応があります。近親者や親しい友人の場合、通夜の前であれば喪服は着用せずに駆け付け、玄関でお悔やみを述べて、改めて伺う旨を伝えましょう。手伝いを申し出てもよいです。隣近所の場合も、すぐに訪問しお悔やみを述べ、こちらも手伝いを申し出て構いません」(永田さん)

遺族にとっても突然の故人の死により、何かと忙しいこともあるだろう。邪魔にならないことが確認できたら、なるべく手を貸したいものだ。
「一般的な友人、知人、仕事関係では、弔意を伝え、通夜や葬儀、告別式、宗派などの情報を聞き、後日参列するとよいでしょう。職場関係の場合は、会社の規則に従いましょう。関係が深い場合は通夜から参列しましょう」(永田さん)

人の死は、誰にとってもショックの大きい出来事だ。そんなときだからこそ、冷静に無礼なく振る舞いたい。

故人との関係によっても、返信の文面やその後の行動も変わってくる。訃報を受けとった際には、今回教えてもらった礼儀をもとに、故人や遺族、そして関係者に対しても愛情ある行動をとりたいものだ。

「教えて!goo」では、「訃報に対してのメールの返し方」という質問とそこに寄せられた回答も紹介中だ。

● 専門家プロフィール:永田 之子
元アナウンサー。お天気お姉さん、広報番組のキャスターなどを経て、2012年話し方・マナー教室を設立。全日本マナー検定上級資格などを持ち、良好な人間関係を築くためのマナーや話し方について指導。

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