二重課税ってなんでだめなんですか？ 次のうちどちらかだとは思います。 ①政策的に最適ではないから。(

二重課税ってなんでだめなんですか？

次のうちどちらかだとは思います。
①政策的に最適ではないから。(裁量の問題)
②税法や憲法の何らかの規定に反しているから。

対象によって税のかかり方が異なるのはよくあることだし(ジュースとタバコ等)、①だろうと思っていました。
なので、株式配当への課税が二重課税になるという話を聞いても、同情はするけど法律がそうなっているんだからしょうがないという感想でした。(投資家をもっと優遇した方がいいと政策的に判断すれば、法律を変えればいいだけ)

しかし、ある判例では「二重課税に当たるかどうか」が争われていて、「当たらない」という結論でした。
http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id …
二重課税だったとしたら法的に何が問題だったんですか？
手違いで同じ税金を2回徴収してしまった、というようなことではなく、立法でそのように(ゴルフ場から多く取るように)決められているのだから、
「税の性格が違う」という理由をつけて否定するまでもなく、そもそも裁判で争うようなことではないような気がします。

No.1 回答者： tanzou2 回答日時： 2017/12/19 07:37

二重課税ってなんでだめなんですか？

　　　↑
不公平だからです。
税の基本原則である、公平原則に反するからです。
ひいては、平等原則を定めた憲法１４条の
問題になります。



「税の性格が違う」
　　↑
法人の配当は法人税課税済の利益から支払われることから、
配当を受領する個人株主の段階で再び所得税を課すと、
法人税と所得税との二重課税が生じることになります。

これなどは、同じ性格の税を二重に課している
ことになります。



そもそも裁判で争うようなことではないような気がします。
　　　↑
憲法１４条の問題になりますので、
裁判で争うようなことです。