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トランプ大統領がエルサレムをイスラエルの首都に認定したこととパレスチナの問題?が詳しく良くわかりません。どなたか簡単に説明してください。

A 回答 (7件)

ユダヤ人、というのがおります。


祖国無き民、といわれ、世界で迫害されて
きた民族です。

ロシアの迫害がヒドく、その報復として
日露戦争で日本の味方をしました。
そういう説があります。

それが、ナチスに虐殺されました。
これは国家を持っていないからだ、ということで
パレスチナに国家を作ることにしました。

パレスチナは、2千年前にユダヤ人の土地だったし
ユダヤ人の聖地があるからです。

しかし、そこにはパレスチナ人が住んでいます。
それでユダヤ人は、腕力でパレスチナ人を追い出し
イスラエル、という国を建国しました。
1948年のことです。

追い出されたパレスチナ人はホームレスです。
これはヒドすぎる、ということで、イスラム諸国と
戦争になります。
第一次~四次まで四回ケンカして、イスラエルが
全勝です。

イスラエルは首都をエルサレムにしましたが、
エルサレムにはイスラムの聖地もあります。

それで各国は大使館をエルサレムに置かないことに
しました。
イスラム諸国を怒らせない為です。
米国も同じでしたが、トランプ大統領が
大使館をエルサレムに移す、と発表しました。

イスラエルは大喜びですが、
これではイスラムが激怒する、また戦争になるぞ
ということで、世界が心配している訳です。
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簡単な経緯です。



・ユダヤ人がエジプトから追い出された時、モーゼに引率され
 神に約束された土地で先住民を追い出して国を造りました。
 (旧約聖書では約束の地「カナン」)

・ユダヤの国は異民族との紛争に敗れて滅ぼされ
 ユダヤ人が追い出されてパレスチナ人が住むようになり
 以後約2000年はこの状態でした。

・第一次世界大戦でイギリスが三枚舌外交を行いました。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E6%9E%9A …
 アラブ人にはオスマン帝国に対するアラブ人の独立
 ユダヤ人にはパレスチナにおけるユダヤ人居住区の建設
 フランスにはパレスチナの国際管理の提唱
 (この時に暗躍したのがアラビアのロレンス)
 この協定を信じて戦争に協力した各団体を裏切って
 結局はパレスチナをイギリスの信託委任領にしました。
 (クルド人問題もこの三枚舌外交が遠因です)

・イギリスはユダヤ人に民族郷土を唱えて入植を認め
 イギリスを信じたユダヤ人がパレスチナに入植し、
 先住のアラブ人と抗争がおき(1936年アラブの大蜂起)
 第二次大戦の時にはドイツがユダヤ人を迫害したこともあり
 入植者がどんどん増えてさらに混乱しました。

・手に負えなくなったイギリスは問題を国連に丸投げ
 国連は1947年11月にパレスチナをユダヤとアラブに分割。
 これに反発したアラブ側を国連が無視したため中東戦争になり、
 スエズ運河など戦略的要衝なので欧米がユダヤ側を支援、
 イスラエルはパレスチナ人を追い出して占領しました。

・イスラエルの占領が国際法で違反とされる「侵略」なので
 現在はイスラエルに自重を求める動きが多くなりました。
 エルサレムはユダヤ教・キリスト教・イスラム教の聖地で
 問題が大きいので、いずれかに帰属するものではなく
 みんなで仲良くしましょうと話し合いで決めました。

・トランプ大統領は国内のユダヤ人支持層の後押しで
 これらの経緯を無視してユダヤ支持を打ち出しました。



旧約聖書における「カナン」について。
神が「あなたの子孫にわたしはこの土地を与える」(創世記12.7)
とアブラハムに言われたのがシェムケに入った時。
(シェムケはエルサレムの北約50㎞)
アブラハムの子にはイサクとイシュマエルがおり、
イサクの子ヤコブがユダヤ人のイシュマエルがアラブ人の
祖先とされています。
この辺りはややこしいので専門家に聞いてください。
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なるべく簡単に書きますが、なにせ3000年ぐらいの経緯があります。



まずエルサレムというのは「ユダヤ人の王国(王宮と神殿)」があった場所です。あの辺りはモーゼ(ユダヤ教の教祖)がエジプトから引き連れてきた民に「ある神(エホバ)と独占契約(他の神を信仰しないこと)を結べば、約束の土地を与えてくれる」と説得して、神と契約する代わりに選民としてたどり着いた土地であり、その後紀元前11世紀からイスラエル王国として栄えていました

だからユダヤ人からすれば「エルサレムは私たちの故郷。神が与えてくれた土地」なのです。

もっともユダヤ人の国は色々分別したり、異民族に支配されたりしたうえで紀元前586年のバビロン捕囚で消滅します。消滅した後もユダヤ人たちは小さなコミュニティを守り、神殿は再建されユダヤ人の国として成り立っていましたが、西暦70年にローマとの戦争(ユダヤ戦争)で負けて、神殿が崩壊し、ユダヤ人王国も崩壊しました。

この崩れた神殿の中で残った西壁が「嘆きの壁」といわれる現在のユダヤ人聖地です。

ここまで千年以上の歴史があり、ようするにエルサレムは千年以上ユダヤ人の土地だったわけです。

で、西暦にすでに入っていますので、この場所で救世主キリストが活躍した時代がありました。ユダヤ戦争が西暦70年ですから、キリストが磔に遭ったのは西暦30年ごろとされていて、キリストが磔にされたゴルゴダの丘もエルサレムにあります。磔にされたとされる場所にはキリスト教の「聖墳墓教会」が建っていて、キリスト教徒はエルサレムを「イエス・キリストにちなむ聖なる場所」と考えています。

ここでキリスト教とキリストを磔にしたユダヤ教の争いがあるわけですが、ややこしいのは「ユダヤの神とキリストの神は同じ神様」ということです。
 ユダヤ人に預言者モーセを通じて「俺だけ信じれば土地を与える」と言った神は、その後も何度か預言者を送り、ユダヤ教ではイエス・キリストも預言者の一人なのですが、キリスト教では「神(ユダヤと同じ神)が遣わした唯一の救世主」とされていて、単なる預言者とするユダヤ教と「救世主」として崇めるキリスト教には争いがある、ということです。

さて、7世紀になると最後の預言者とされるムハンマド(マホメット)が「神の啓示を受けた正しい聖書」を作ります。これを「コーラン」と呼び、アラビア語で書いたものだけを正式なものとしますが、これによりイスラム教が成立します。
 ムハンマドは預言者ですから、当然預言を与えたのは、ユダヤ教&キリスト教の神です。この神、ユダヤ教とキリスト教では「ヤハウェ」と呼ばれることが多いのですが、アラビア語では「ア・ラー」です。

つまり同じ神様から別の人が預言をもらって聖書を作ってその信者ができたのが7世紀ということです。

で、当然ながら聖地がかぶってしまいます。ムハンマドに関係してる聖地はアラビア半島に分布しているのですが、イスラム教はユダヤ教もキリスト教も基本的には「同じ神の宗教」ということを認めているので、アラビア半島から近いエルサレムをイスラム教徒が占領すると「そうだ、ユダヤ教の古い岩を神殿にしよう」と思い立ちます。

一応、その岩は「預言者ムハンマドが死地に旅立った場所」とされているため、イスラム教の聖地になり「岩のドーム」という神殿が立てられましたが、この岩は元々ユダヤ教の神殿の内部であり、ユダヤ教としてはアブラハムが息子イサクを犠牲に捧げようとした(イサクの燔祭)場所とされています。

この場所は元々からいえば「ユダヤ教の聖地」であり、今はイスラム教式のドームが建っているわけです。

で、10世紀ぐらいになるとキリスト教側が十字軍を作ってイスラム教側に遠征するようになり、イスラム教徒とキリスト教徒の中がドンドン悪くなっていきます。

ユダヤ教はキリストの磔の件ですでにキリスト教と仲が悪く、ついでに岩のドームのおかげでイスラム教とも仲が悪かったので、ここで「同じ神様の3宗派が全部対立する」という関係になったわけです。

で、まだあります。ようやく20世紀の話です。

ユダヤ人はキリスト教の迫害以来、2000年近く自分たちの国を失って、いろんな場所をさまよっていました。ただ、ユダヤ人はお金持ち(中世キリスト教はキリスト教徒にお金でお金を稼ぐことを禁じたので、ユダヤ人が金貸しになりました)で頭も良かったので、第2次大戦中に「ドイツから逃れてきて、イギリスの技術革新や戦争に協力するなら、戦後、ユダヤ王国を復活させてあげるよ」とチャーチルが約束してしまったのです。

結局戦争に勝ったイギリスは、当時自分の信託統治領だったパレスチナ(エルサレム含む地域)を「約束通りユダヤ人に返すね」とやってしまったのです。

もっとも、あまりにもイスラエルの問題が大きかったため、国際連合は「エルサレムは国連が管理する」として「どの宗教も等しく排除する」ということになりました。要するに「ユダヤもキリストもイスラエルもどこも自分の土地ではない、から文句を言うな」ということです。これが1947年第二次大戦の終了の2年後のことです。

しかし、これに反発してイスラエルは独立宣言と「エルサレムは首都であること」を宣言し、それに怒ったイスラム教側は戦争を仕掛け、これが中東戦争になります。

で、70年近く中東戦争などを繰り返して、今ようやく一定の落ち着きを取り戻し「そうはいっても住んでいる人たちの犠牲は少なくしよう」という雰囲気になってきたところで、トランプ氏が「エルサレムはイスラエルの首都」と言ったので、また大騒ぎになってしまった、ということです。

トランプ氏は娘婿がユダヤ教徒であること、アメリカ共和党はユダヤ人の支持と献金が多いこと、イスラム教に取られるならユダヤ人に任せたほうがまし、と考えるアメリカのキリスト教徒が多数いることから、アメリカ議会ではだいぶ前に「エルサレムにアメリカ大使館を移す」ということを宣言していたのですが、国際問題になることを考慮して、今までの大統領は「やっぱりやめる」と自制してきたのです。

しかし、トランプはそれをやってしまった、というのが大問題であるのです。
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すごく簡単に言えば、ある土地に元々住んでいた人(パレスチナ地方の人)を無理やり追い出して、ユダヤ人がやってきて住んでしまって国を作りました。


この国がイスラエルです。
元々この土地は、中東の人には宗教的に重要な場所だったので、住んでしまったことに反感を持ちました。
この重要な場所がエルサレムです。
で、中東の人は、無理やりやってきて住んでいた人を追い出して、しかも国を勝手に作ってしまったイスラエルに反感を持っています。
国として認めていません。ましてやエルサレムを首都と認めることは、その国を認めることに等しいので、絶対に認めることはできないんです。
それにも関わらず、トランプさんが「ここを首都にする」と言ってしまったので、「じゃあ、アメリカはイスラエルを国として認めるんだな、それでいいんだな」ということで対立しているんです。
以上、すごくザッと説明しました。
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ヘビとカエルとナメクジの三竦みのように簡単に説明できるような話じゃないんです。



異なる宗教感が複雑に絡み合って、そこに世界中の利権が蜘蛛の巣のように張り巡らされて、
だれも触れずに、つまり見なかったことにしてきた場所を
トランプ大統領が「見て」しまったから
今まで「見えない」と言ってきた人たちがいっせいに騒ぎ立てているんです。

相撲協会と貴乃花の問題と似ていて、
実は問題の本当の根は別のところにあるのに、それを言い出せず
お互いが引けないまま「落とし処のない」話になっているんです。
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あの土地に他所から集まってきた人たちが建てた国が、イスラエル。


今まで住んでいた人たち、パレスチナと土地の所有権で紛争中。
周囲の国は、内政問題として、両者が和解するのを、見守ってる最中。
それなのに、アメリカという大国が、イスラエルの首都だぞって、一方的に宣言しちゃった。
パレスチナ側も怒るし、中立の立場だった国も、それはムチャだと。
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ご参照、


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%AC …

後は、貴方の本気度です…
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