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最近アメリカのニュースで pass-through company という言葉を見ました。いわゆるペーパーカンパニーのことかと思いますがよくわかりません。分かる人教えてもらえませんか。

A 回答 (3件)

会社(company)というと会社として利益を留保する比較的大きな会社を想像します。

例えば日本のトヨタは会社として年に2~3兆円(?)の利益を上げ、その中から会社の所有者(いわゆる株主)に利益を還元し、残りは将来のために会社として留保します。 このような会社は比較的大きな会社に多いです。

これに対し、会社の活動で儲けた利益は会社に全く留保せず、すべて会社の所有者に分け与える会社の形態があります。このような会社を pass-through company といいます。利益が会社を pass through (通過)して会社所有者に行く、ということです。 高度な専門知識のもった弁護士や建築士などの会社形態に partnershipがありますが、pass through の代表的なものです。

トランプ大統領の目玉政策の一つが税制改革で法人税率を大幅に下げる法案が最近通りましたが、その関係でニュースにたびたび出てくる言葉です。 なおペーパーカンパニーはいわゆる和製英語で、英語では shell company です。
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ウオールストリートジャーナルの解説です。


http://jp.wsj.com/articles/SB1238950132120341347 …
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企業の利益をすべてオーナーなどの個人に分配します。

要するにpass-throughですね。そして決算上は企業の利益ゼロにして税金負担を逃れます。税金は結果的に、分配を受けた個人が負担するようになります。
法人税よりもその個人の税率が低ければ、あるいは、個人に欠損があって最終所得が低くなるような場合は、総合的に考えて税負担を低く抑えることができるということかなと思います。(以下を参考にしました)

http://www.investinganswers.com/financial-dic...
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