プロが教えるわが家の防犯対策術!

アメリカの大学生に留学しております。

授業で扱っている問題に関してです。
ノースウェストにくらす部属たちは、サーモンを漁獲しており、サーモンは彼らにとって、宗教的、文化的、食料として、切っても切り離せない、まさにアイデンテティの一部でした。
ところが、政府が1974年に漁獲場所と漁獲量に制限をかけ、彼らは獲った分の50%を自然に返さなければいけなくなりました。
もちろん、部族からは反対の意見が出て、デモが起こります。政府は、その人達を刑務所に入れてしまいました。

このような部属の問題に関して、解決法はありますか?
またサーモン部属に関する情報があれば共有してください。

「ネイティブアメリカン」の質問画像

A 回答 (2件)

あまり詳しくはないのですが、一言意見しておきます。


ノースウェストの、どの部族か判りませんが、
今回はハイダ族とマカ族についてです。

ハイダ族にとって、鮭は永遠の命の象徴。
収穫期である5~11月に捕った鮭を備蓄し、
それを適切に処理すれば、鮭の骨は再び鮭となって
帰ってくると信じられていました。
しかし、ハイダ族は入植した白人に追いやられ
持ち込まれた伝染病で一族は十分の一にまで減り
新たな定住地でもダムなどの環境破壊で
鮭の収穫が減ったしわ寄せを強制されました。

鮭ではありませんが、マカ族の捕鯨問題も同じです。
彼らは定住地を手放す代償として捕鯨を行うことを
条約によって守りました。
しかし、入植したアメリカ人はその周囲全てで捕鯨を行い
結果としてクジラは絶滅寸前に追い込まれました。
マカ族にとっては、自分たちの生活を追いやった側が
捕鯨禁止を盾に条約の一方的に破棄をするなど
自分勝手にもほどがあります。
伝統捕鯨で銛を使うのは残酷だからライフルを使えとか、
「捕鯨は残酷で生命を弄ぶ野蛮な行為」と主張した
某国の大臣の趣味がキツネ狩り(現在は禁止されています)とか
自分たちの文化で同じようなことをされたことがないから
言えるような非常に不謹慎な考えだと思います。
こちらは有名なので、おそらくいろいろ資料があるはず。

彼らは「文化的にゆずれない」というのではありません。
これまでの生活を守りたいだけなのでしょう。
おそらくそのような経緯を知らない方には
わがままとか、国民なら国の法に従えと思うでしょう。
しかし、彼らは政府によって虐げられた被害者です。
個人的には、政府は責任を認めて漁業の制限をしないか、、
制限を行うならその補償を行うべきだと思います。

ただし、現在のアメリカでは白人文化が大勢を占め、
NGOが幅を利かせて、白人が考える文化を守るために
ネイティブアメリカンの文化のことを考えないので
解決法はおそらくありません。
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1974年っていうと、普通に今の40代のおっちゃん・おばちゃんが生まれた年で そんなに昔のことじゃありませんね。


その頃ってノースウエスト全体のサーモンの漁獲がすでに減少傾向にあって制限がかかっていたのではないでしょうか?

そこで「文化的にゆずれない」からと言って法律を破ったら「その国の国民」として法で裁かれてしまってもしかたないかなぁと思います。
取った分の50%を返すは漁獲制限量の2倍取ってたと意味は同じですよね?
漁獲場所を制限され…も他人の漁場にも取りに行ってたと読むと途端にヤバく見えてきます。

日本の漁師が「うちの一族はサンマとブリ漁を先祖代々やってきたんだ!」と言って漁の場所も自由に、漁獲制限も無視して漁をしてたら日本の法律に則って裁かれますし、他の漁師が黙っていません。

国の法より「部族の法」が上だと主張すれば、衝突するのは仕方がないのではないでしょうか。
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