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南総里見八犬伝にもあるように、人の「徳」には仁、義、礼、智、忠、信、孝、悌とありますが、「勇」が無いのはなぜですか?

A 回答 (3件)

南総里見八犬伝は、儒教における『八徳』と呼ばれる


仁、義、礼、智、忠、信、孝、悌 を用いていますが

『勇』と『和』を加えて、『十徳』と称するものもあるようです
『仁』仁愛・『義』正義・『礼』礼節・『智』智慧・『信』信義
『忠』忠誠・『孝』孝行・「悌』悌順・『勇』勇気・『和』調和
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この回答へのお礼

よく分かりました。ありがとうございます。

お礼日時:2018/02/13 18:34

儒教では五常(の徳)といって、仁、義、礼、智、信を重要な徳性とします。


同時に『論語』では「智の人は惑わず、仁の人は憂えず、勇の人は恐れず」とあるように、孔子は智・仁・勇を大いなる徳と見なしています。
これを三徳と呼びます。

したがって、素直に足すと「仁、義、礼、智、信、勇」の六つの徳ということになります。


なぜ馬琴が「勇」を省き、「忠、孝、悌」を加えたのかは想像の域を出ませんが、たとえば、
「勇」は八犬士すべてに明らかにある。誰かにのみ、与えるわけにはいかない。
封建制の建前から見れば、「忠、孝、悌」は大事な徳目であるから、これを加えて八にしよう。
そう思ったのかもしれません。
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この回答へのお礼

ありがとうございます

お礼日時:2018/02/13 18:33

その「八徳」は儒教において重要とされたもので、儒教では武力行使につながるような精神性


(勇気や上位者への抵抗心など)を「良いもの」とは考えなかったからです。
キリスト教の「七元徳」には勇気が含まれていますから、単に考え方の違いだとも言えます。
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この回答へのお礼

そういう考え方は知りませんでした。ありがとうございます。

お礼日時:2018/02/13 18:37

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