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大気が不安定な時にダウンバーストが発生しやすい理由を教えてください

A 回答 (2件)

そもそも、冷たい空気は重く、温かい空気は軽いので、「冷たい空気が下に、温かい空気が上に」あるのが安定です。


(温度が高いと「膨張」して体積が増えるので密度は小さくなり、温度が低いと「収縮」して体積が減って密度は大きくなる。密度が大きい=重い、密度が小さい=軽い)

「ダウンバースト」とは、「上空にある冷たい空気と、地表近くにある温かい空気が、急激に入れ替わる」現象です(そのうち「上空にあった冷たい空気」に着目して、「急激に下る」ということで「ダウンバースト」と呼ぶ)。
現象の発端となる「上空に冷たい空気があり、地表近くに温かい空気がある」ことそのものを「大気が不安定」と呼ぶのです。

ただし、「大気が不安定」であっても、「緩やかに入れ替わる」こともありますので、必ず「ダウンバースト」が発生するとは限りません。「大気が不安定」なのは、「ダウンバースト」が発生するための「必要条件」ではあっても「十分条件」ではないということです。なので「大気が不安定な時にダウンバーストが発生しやすい」というように言います。
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一般的に、暖かい水蒸気を多く含んだ気団の上空に気温の低い気団がやって来ると、大気が不安定と言います。

軽い水蒸気を多く含んだ空気が上空の冷気に触れて、地表の空気より重くなり易くなります。

晴天時は、普通太陽に温められて空気が上昇します。特に湿度の高い空気は、上空に寒気が存在すると、急速に冷却されて急激に積乱雲を発生させます。寒気が無い時より遥かに多い積乱雲が発生するのです。積乱雲を観察すると、上空へとみるみる内に発達して行きます。寒気の為、上空の雲は氷結します。

氷結した積乱雲からの降雨は、重い冷気と共にやって来ます。気温が急激に下がります。そして風が強くなります。冷気が強ければ、被害が出るようなダウンバーストが起こります。
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