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高名の木のぼりといひし をのこ 人を 掟てて、
の掟て と
いとあやふくみえしほどは言ふこともなくて
の て
はそれぞれ品詞はなんですか?

A 回答 (2件)

小学館 全文全訳古語辞典


  おき・つ 【掟つ】 最重要語
〔他動詞タ行下二段〕 {て・て・つ・つる・つれ・てよ}
あらかじめ決めておく、の意。この動詞の連用形「おきて」が名詞化したのが「おきて(掟)」である。
❶あらかじめ決めておく。計画する。
例 「世のはかなく憂(う)きを知らすべく、仏などの掟て給へる身なるべし」〈源氏・幻〉
訳 世の中がはかなくつらいことを思い知らせるべく、仏様などがあらかじめ決めておおきになった身の上なのだろう。
❷他人にさせるように決める。指図する。命令する。
例 「高名(かうみやう)の木のぼりといひしをのこ、人を掟てて、高き木にのぼせて梢(こずゑ)を切らせしに」〈徒然草・109〉
訳 名高い木登りだと評判だった男が、人を指図して、高い木に登らせて梢を切らせた時に。
❸心に決めて、その通りに取り扱う。取りはからう。
例 「ゆるるかにこそ掟て給ふなれ」〈源氏・常夏〉
訳 ゆったりと(姫君の教育を)取りはからっておられるということです。


「掟てて」
 掟て(動詞「掟つ」の連用形)+て(接続助詞)
「なくて」
 なく(形容詞「なし」の連用形)+て(接続助詞)
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順に、動詞、接続助詞です。


「掟て」はタ行下二段「掟つ」の連用形、意味は「指示する・命令する」です。
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