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検定の判定について教えてください

有意水準5%と検定統計量が5%と同じでしたら
帰無仮説は棄却できるのでしょうか?

また判定で注意しなければいけないことがありましたら
ご教授ください。

よろしくお願いします

A 回答 (3件)

「有意水準が5%以下」だったら「5%」も含むので棄却できます。



「有意水準が5%未満」だったら「5%」は含まないので棄却できません。

それだけのことです。

「棄却できるかできないか」は大きな差のように見えますが、単に「判定条件に合致するかしないか」というだけのことです。「割り切り」の問題です。
注意すべきことは、「棄却できる」ときには、大手を振って「だ、か、ら、帰無仮説は間違いなんだから!」と言えますが、「棄却できない」ときには、小さな声で「帰無仮説は、必ずしも間違っているとまでは言いきれない・・・」と口を濁すのです。(限りなく「クロ」なのだけど、「灰色」なので「黒」とは断定できない、かといって「白」でもあり得ない、ということです)
↓ 参考
https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id= …
https://bellcurve.jp/statistics/course/9311.html
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この回答へのお礼

yhr2様

早々のご回答ありがとうございます。
ご丁寧に参考サイトもリンクして頂き感謝いたします。

有意水準の5%以下 5%未満は自分で決めていいのですね

いろんな書籍をみると両方あり混乱していましたので
スッキリしました。

大変参考になりました
心より御礼申し上げます。

お礼日時:2018/10/31 12:10

企業でSQCを推進する立場の者です。



有意水準ぎりぎりのときは、「結論付けられない」として、研究を続行します。
企業において、例えば市場対策の有効性がギリギリのグレーゾーンの時は、以上か未満かなんて理屈で意思決定する訳がありません。お客様の命が掛っていればなおさらです。

やってはいけませんが、トリックとしては、n数を少し増やせば、有意になります。そんな世界ですし、だいたい5%なんて、フィッシャーの遺言みたいな数値ですので、厳密な意味はありません。

有名な話ですが、結果のP値が0.04~0.05の論文の数と0.05~0.06の論文の数は等しいはずにもかかわらず、実際に調べてみると0.04~0.05の論文が0.05~0.06の論文より5倍多いと報告されています(BMJ 2006; 333: 231-4)。

有意にならなかった研究は発表されないというパブリッシャーバイアスが働いたか、上で述べたトリックを使って有意にしたか(本来、追加実験時は、多重比較になりますので、有意水準を調整しなければなりません)、いずれにしろ、論文の世界の話です。

一方、開発現場などの場合は、「発表できない」「判断に迷う」とかいう結論になり、再実験になります。いや、再実験すべきです。



判定で注意すべき点としては、nが多ければ殆どのケースで有意になります。よって現在、医学薬学系、心理学系などの論文誌では、t検定で有意になっただけでは論文はアクセプトされません。エフェクト・サイズ(効果量)の併記が必要です。

また、ご存じとは思いますが、帰無仮説が棄却されても「同等である」とは言えません。「差があるとは言えない」です。
5%水準で有意となる事象は、「確率95%で正しい」とは言えません。第二種の過誤を考慮しなければなりません。
95%信頼区間とは、「95%の確率で真値を含む区間」とは言えません。単なる「観測のマズさ」に過ぎません。
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この回答へのお礼

kamiyasiro 様
早々のご回答ありがとうございました。

でた値ばかりに気をとられていましたので
スッキリしました。

現場の方からの分かりやすいご説明
判断の仕方までご丁寧に教えて頂き
心より感謝いたします。

お礼日時:2018/10/31 12:21

#2です。



次の部分を間違えました。

帰無仮説が棄却されても「同等である」とは言えません。



帰無仮説が棄却されなかったとしても「同等である」とは言えません。
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この回答へのお礼

ご丁寧にありがとうございました。

お礼日時:2018/10/31 12:22

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