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No.6
- 回答日時:
サ変動詞が何故沢山あるのでしょう。
漢字には音読みと訓読みがあります。音読みは現地読みで漢字の元々の音です。漢字が輸入された当初は当然全て音読みでした。例えば「教」は音は「きょう」のみでした。少し経って、特に動詞として読む時はサ変の「す」を付加して区別し「きょうス」と読むようにしました。中国由来の動詞はほとんど「○○す」だったわけです。時が経つにつれ、日本語にも「教」とほぼ同じ意味の単語「おしふ(おしえる)」があるので、「教」を「おしふ」と読むようにする工夫が進められました。これが動詞の訓読みです。つまりある時期には「音読み+す」と訓読みが同時並行的に用いられていたというわけです。漢字の訓読み化が進むにつれ、前者は衰退して行きますが、無くなるということはなく現在でも「具」は「そなワル」という形と「具す」という形が使われます。
ちなみに英語を取り入れる時、やはり発音重視で現地読みのまま学んでいますが、「ランチる」「メモる」「ディスる」などと「る」を付加して日本語ふうな響きで使うことも増えてきました。英語には五段活用や下一段活用の動詞はないはずですが、「メモる」などはほぼ全く日本語に同化してしまいました。
外国から言語を輸入して文化文明を豊かにしてきた日本ですが、それでも輸入の各段階で外国語の響きの中に慣れ親しんだ日本語のにおいを取り戻そうとしても来たのですが、サ変動詞と呼ばれる一群の動詞は、訓読みほどには日本語化していない段階の、漢字の元の音を生かしたまましかも日本語動詞として読むための工夫の産物だったと言えます。
食べるー食す、物語るー物語す、・・・等々いくらでも例を挙げることが出来、あらゆる訓読みの日本語動詞の裏側には、同じ意味のサ変動詞が張り付いている、と言っても過言では無さそうです。
No.3
- 回答日時:
No.1
- 回答日時:
>「す」と「おはす」だけ
厳密に言うと、ここでの「す」というのは、”「す」の複合動詞”も含むのです。
「具す」は「具」+「す」という複合動詞で、サ変なのです。「漢語(音読する漢字)」+「す」のパターンです。
「す」で終わってもサ変でないものもあるので、よく出てくる語は覚えてしまうか、活用させて見分けてください。
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