A 回答 (8件)
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No.7
- 回答日時:
表意文字(漢字)は読む必要ありません、見るだけで意味が分かります。
個々の漢字の意味を、誰でも読めるひらがなでつなぐ、そのひらがなに補助的な意味を持たせて全体の構成を整えています。
世界に類を見ない素晴らしい文字文化です。
表現内容が豊かにになる、反面理解がむつかしくなる、文法をいくら勉強しても、理解に至るのはむつかしい場合もあります。
「て、に、を、は」ってよく聞いたことがあります、この文字が一字変わるだけで全体の意味が逆すらなることもあります。
れる、られる、文法の本では、自発、受動、使役としか説明ありません、前後のことばにより変わるからです。
No.6
- 回答日時:
長い時代にわたる日本語の文字表現の変転をお調べですか。
平安時代に「漢字仮名交じり文」が出来上がっていく過程をまとめたものが何かあるはずですが、まず、軽く「日本語の歴史」(山口仲美著:岩波新書)をご一読ください。これは「表現史」ではなく言語の変遷をも含んでいますが。No.4
- 回答日時:
漢字、それも60年前は今みたいに略された簡単な漢字じゃ無いから非常に書くのにも読むのにも手間と時間が掛かったのです。
國體、繼續、讀賣、數學とか書いていました。
No.3
- 回答日時:
いくつか理由があります。
①古代、日本の周辺には漢語しか進んだ文字が無かったこと
②江戸時代まで日本人の教養の基本は四書五経の漢文だったこと
③江戸時代まで公文書は漢文(と言ってもかなり日本語化した漢文)だったこと
④江戸時代には庶民もかなり識字率が高かったこと
などです。
古代文字はいくつかの文明が発明し、それが周辺に伝播していくという経路を通って広がっていきます。たとえば楔文字は最初に作ったメソポタミアでは表意文字(漢字と同じ)使われ方をしましたが、それを取り入れた周辺民族であるペルシャ人などはこれを表音文字として扱いました。
中国がもし表意文字ではなく表音文字的なモノを使っていたなら日本も漢字ではなく、表音文字で記載する文化になっていたでしょう。
しかし、日本が受容できたのは漢字しか選択肢がなく、それを利用して日本語を書く工夫がすぐに取られるようになります。
現在残っている最も古い「漢字を使って日本語を書く」やり方は万葉仮名と言われる「漢字の発音を日本語の発音に当てはめて使う」ものです。これがだんだんに変化してひらがなやカタカナに変化していきます。
しかし、日本がたぶん3世紀ぐらいから漢籍などを受容したのに対して、中華文明はその時点で500年以上の実績があり、漢籍も仏教思想などの著作物を含めると膨大な数になっていました。
そのため日本のエリート層はそれを日本語化するのではなく「漢文のまま読み下す」方法をとり、その読み下し文が日本の公文書の基礎になっていきます。この形で(実際はかなり日本語化していますが)公文書は江戸時代まで漢文であり、エリートは漢文を読み下すことが出来るのが当然だったのです。
ただ、日本の場合女性などを中心に平安時代には仮名による文章体形もそこそこ出来上がっていて、だからこそ源氏物語や枕草子などができているわけです。紀貫之が「おとこもすなる にきというものを」とわざわざ女性が書いたように装ったのも当時は「男子は漢文しか書かない」という不文律があったからです。
この流れが底辺にあり「日本語としての仮名と、文書としての漢文」という2重の文字体系・文書体形が江戸時代まで続いたのです。
もう一つ特に江戸時代に顕著になるのが「民間人の識字率の高さ」です。日本では「自立した農民や町人」が多数いたため、彼ら自身の経済力向上や権利や財産の保護のために自分たちが読み書きできることが非常に重要だったのです。そのため「読み書きそろばんができなければ、船に乗っても船頭になれず、大工になっても棟梁になれず、商家に勤めても番頭になれない」と言われました。つまりマネージャークラスの管理の仕事をするには伝票などを読み書きできる必要があったわけです。
これらによる教育熱は当時相当なものがあり、男の子だけでなく女の子も読み書きはある程度できました。江戸時代末期に日本に来た偉人たちは「女中が昼休みに雑誌を読んでいる」ことに非常に驚いています。
この庶民の人たちが読み書きしていたものは、簡単な漢字とひらがなを組み合わせた日本語でした。
明治時代になると、近代的な学校を整備するのですが、この時に国語を編纂する必要に迫られます。当時は「富国強兵」でなるべく手間をかけずに教育制度を整える必要がありました。明治5年には学校教育法が定められて日本全国に小学校が整備されています。
これは寺子屋や藩校が各地にありそれを流用するから出来た部分も大きいわけですが、同時に庶民が習っていた漢字仮名交じり文がそのまま教育に使われるようになったわけです。日本で国定教科書が作られたのは明治36年になってからですが、明治6年ごろには最初の教科書が複数の出版社から出ており、特徴的なのはそれまでの四書五経に変わって西洋文学の翻訳文などが載っていたことでしょう。
これらにより、近代日本語は「漢字仮名交じり」で始まり、同時に江戸時代までの四書五経は廃止、それよりも西洋知識をどんどん取り入れる方向に転換し、帝国大学などでは西洋の言葉を翻訳した新しい単語がどんどん生まれることになったのです。
最終的に今現在の日本語になったのは「言文一致」運動によってそれまで文語体(公文書は漢文の読み下し)を廃止、口語体で統一する方向性が定まったことによります。
これにより、江戸時代の寺子屋などで行われていた漢字仮名交じり文が「日本全国に普及すべき国語であり、西洋学問を吸収する土台」になったのです。
No.2
- 回答日時:
表意文字と表音文字にはそれぞれ長所短所があります。
両者の良い所のみを組み合わせることができるなら良いだろうと思いませんか。https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/questio …
漢字の短所を補うために自身で生み出したのがひらがなカタカナですが、仮名一辺倒にならなかったのは漢字の長所を捨てきれなかったからです。それが日本の文字の現状です。
No.1
- 回答日時:
中国の文字には漢字しかありませんので、文章を読むには一定のルールに従う必要があります。
英語も同じようなもので文節の順序を入れ替えないと意味が通じない場合が多いです。
日本語は平仮名の接続詞を使うことで
文章を最初から読み進めていくだけで意味が通じます。
つまり、漢文の読み辛さを解消して
特にルールを知らない人でも読めるようにするための補助文字が平仮名です。
同時に、平仮名は漢字の読みを表す発音記号の役割も果たしています。
まず平仮名で言葉を覚えて、次にそれを漢字で書くように学ぶことで
難しい文字も覚えやすくなります。
そうして特に子供たちへの文字教育がしやすくなったことで
日本人の字識率が世界一と言われるようになりました。
平仮名は漢字という本来の文字の「真名(まな)」に対して
それを補助する仮の文字ということで「仮名(かな)」と呼ばれてきました。
加えて、外国の言葉や擬音を表すために、
平仮名のさらに補助文字としてカタカナ(片仮名)が作られました。
そうやって3種類の文字を使い分けるのが日本語の最大の特徴です。
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