
No.5
- 回答日時:
マルクスの資本論に出てくる表現ですね。
マルクスが述べている概念だけ書きます。論文や
ペーパーを書いてるならもちろん不十分なので
また質問して下さい。
他の方が言われているようにGは貨幣、Wは商品です。
W-G-W:これは商品が貨幣を介して商品を購入する。
貨幣が存在しない頃、商品同士の物々交換が行われていました。「欲求の一致」というものが必要になります。お互いに互いが持っている商品が欲しいと思わない限り商品の交換は成立しません。この不便さから、金・銀を貨幣として使用するようになりました。W-G-Wとは、商品の「使用価値」を得るために貨幣を介して手に入れる。という事を表しています。
G-W-Gは逆に貨幣から商品を介して貨幣を手に入れる。これは「交換価値」によるものです。この思想はアリストテレスに端を発します。
ただ、G-W-Gでは、貨幣は増えていないので、意味がありません。「交換価値」の概念を説明するためにマルクスが使ったものです。
そこで、G-W-G’ですが、これは交換を通して、「余剰価値」が産まれるというものです。マルクス曰く、余剰価値を生み出すものは余剰労働の搾取と技術革新と述べています。(ここを説明するとすご~く長くなるので省略。ただ、資本論の一番大事な部分です)資本(G)を投入して、労働によって、商品を生産する。これを販売すると貨幣が手元に入ってくる。この際、最初に投入した資本より多くなっている部分が利潤となります。
マルクスはこの余剰価値の存在のせいで、資本家が労働の搾取が行っている、と資本主義社会を批判しました。
とまぁ、マルクスは資本論で余剰価値の分析が本来の目的だったんですね。そして社会主義の基本概念を作った、というわけです。
テスト対策ならこれだけ書けば十分ですが、ペーパーならもっと詳しく書いた方がいいですよ♪
この回答へのお礼
お礼日時:2004/12/16 03:01
すみませんお礼が遅れてしまい・・・。
講義内容で、どうも理解が困難だったので聞いてみたんです笑
こんなに長い文を打ってもらって本当に恐縮です。
こんごともお願いします♪
No.3
- 回答日時:
「W」は価値 「G」は金のドイツ語の頭文字だと思います。
一般的には、G貨幣 W商品で通用します。
二行目は、商業取引というのでしょうか、交換の意味です。
資本においては剰余価値が生じる過程が「W」の中に有って初めてG-W-G'が成立すると思います。
No.2
- 回答日時:
昔習ったことなので記憶の範囲です。
G-W-G’はマルクスの資本論の資本循環の定義です。初期資本G(Geld)は、商品W(Warenだったような気がしますが、Wertなのかは覚えていません。)に転化、要するに商品を作り出す。これが販売により次の資本G’=G+r(利益)となり初期資本に組み入れられて循環するというようなことです。
G’は新たにG1となって、G1-W1-G2-W2-G3・・・という循環過程を経るということだと記憶しています。
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