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ガウス積分による近似を使った
スターリングの公式について

なぜN>>1のとき
積分区間が-∞から∞になり
3次以降のテイラー展開が無視できるのか
教えていただけませんか?

「ガウス積分による近似を使った スターリン」の質問画像

A 回答 (1件)

この「証明」は無茶でしょう。



 仮に「n log x - x をテイラー展開を打ち切ったもので近似した」のだとすると、x≫n, x≪nのときには近似になろうはずもありません。で、実際、この「証明」でもそこまで迂闊なことは言っておらず、あくまでも (n^x)(e^(-x))を (n^n)(e^(-n))e(-((x-n)^2)/(2n)) で近似した。
 これは e(-((x-n)^2)/(2n))がx≫n, x≪nのときに急激に0に近づくから成り立つ話です。
 でも、次の項 ((x-n)^3)/(3(n^2))を入れると、「x≫n, x≪nのとき急激に0に近づく」が言えない。つまり(n^x)(e^(-x))を「e^(テーラー展開を適当な項までで打ち切ったやつ))」で近似する、という訳にはいかない。ここが一番の無茶ですね。
 さらに「証明」では、
  ∫{-∞〜0} e(-((x-n)^2)/(2n)) dx ≒ 0
とやって、積分範囲を{-∞~∞}とした。ガウス分布で「平均nから、標準偏差の√n倍以上離れている範囲」の積分なのだから、nが大きければ0でいいでしょ、ということで、直感的にはおかしくない訳ですが、でも誤差の評価がなされていない。

 なお、きちんと証明するには、たとえば
  f(x) = log(floor(x+1/2)) (floor(t)はtを超えない最大の整数)
を使ってlog(x)を近似したときの誤差の収束性を示し、その極限値を計算します。
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