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アーク溶接は溶接棒に触れない限り感電しないと考えて良いですか?
溶接中の母材にも電気が流れているし、母材に腕や背中や腹部、二点が接触していても、体が雨や汗で濡れていても、わからないです。溶接棒は感電するのに、母材では感電しないのか

A 回答 (4件)

> クランプが接触不良だと、アークが発生しないから、高電位になる事もないんじゃないですか?


アークが発生しないと母材が高電位になります。
添付図を見てください。
溶接機からの低圧側(クランプ側)が接触不良になっています。また接地イは無いものとして見てください(後述)。溶接機の出口で低圧側が接地してあります(接地ア)。この接地は違法ですが話をわかりやすくするために書いています。
この状態で溶接棒を母材に当てても放電しません。ですが母材には溶接棒に加わっている高電圧が伝わってきます。この状態で作業者が母材に触れると感電します。すなわち電流は母材から作業者の手、足、地面に流れ、接地アから溶接機に戻ります。
これが母材に触れて感電する理由です。
ここでわかって欲しいのは、接地アはしてはならないことです。この接地は危険なのです。この接地をしなければ(接地イがなくても)感電することはほぼありません。「ほぼ」と書いたのは低圧側(クランプ側)のケーブルと地面との間が絶縁不良になっていると感電することがありうるからです(例えば水に濡れているとか)。
ここで接地イが設けてあれば溶接棒からの電流は作業者を通らずに地面に流れるので感電しません。低圧側ケーブルが濡れている程度では感電しませんが、接地アとイが共にされていると感電するかもしれません。
というわけで接地アは絶対にしないこと、イは絶対にすることです。

> それと例えば地面でちょっとした溶接する場合d種接地工事なんてできないんで、どうするべきですか?
法律的には違法なので感電を覚悟の上で、としか言えません。低圧側のクランプの接触が確実なことを厳重に確認。手袋や靴は濡れていない、破れていないものを使う。肌が露出していない服装。こんな対策しかとれないでしょう。
D種でないにしても接地は取りたいね。金属棒を地面に打ち込むとか。弱電の場合は臨時に建物の鉄骨にとることがあるのですが溶接では流れた場合の電流が大きいので近隣に設置された電子機器を壊すことがあります。よって鉄骨接地は避けた方が良いです。
「アーク溶接は溶接棒に触れない限り感電しな」の回答画像4
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この回答へのお礼

詳しくありがとうございました。はじめて知りました。最後の事も知りたいです。臨時に建物にアースクランプをとると電子機器を壊すこと。直接母材からアースクランプ取らないで、定盤代わりに使用する意味ですか?

お礼日時:2019/05/20 19:43

> クランプが接触不良だと電気が流れないですよね?電気回路が成立しないので、


そのとおり、クランプが接触不良では放電回路が成立しないので溶接アークは出ません。その時あなたはどうしますか? アークを発生させるために溶接棒を母材に当てるでしょ。その瞬間は母材の電位は溶接棒と同じ高電位になります。高電位ということは触れば感電します。(クランプの接触が正しければ電位は上がりません。電気回路が成立していない場合の方が危険なんです。)

> コンクリートなら電気を通さないから良いとして、
コンクリートもアスファルトも木の板も電気を通します。水分がゼロではないでしょ。僅かな水分でも十分に感電します。ゴムの靴だって安心しないこと。感電の危険性については水溜りも木の板も同じと考えておかないと命にかかわります。自分だけでなく周辺の人の命にもかかわります。
状況によっては感電しないこともありますが、いつもそうとは限りません。逆にいつも感電すると考えておかないと重大事故になります。
立つ位置だけ気にしていてもダメです。右手が母材、左手が定盤でも感電しますよ。

定盤の上で溶接する場合はどう配線しますか? 溶接機からのクランプは定盤につなぎますか? その場合、もし定盤と母材の接触が悪かったら、定盤と母材の間に高電圧が生じます。定盤の上に立って母材に触れていたらモロに感電です。地面に立って母材に触れても感電します。地面に立って定盤に触れても感電の可能性が高いですね。ということはクランプは絶対に母材に接続せねばならないということです。そして感電防止の接地(D種接地)は母材と定盤の両方に取ることです。
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この回答へのお礼

なかなか理解できませんが、クランプが接触不良だと、アークが発生しないから、高電位になる事もないんじゃないですか?
それと例えば地面でちょっとした溶接する場合d種接地工事なんてできないんで、どうするべきですか?

お礼日時:2019/05/19 18:00

溶接棒に触れないこと。

もうひとつは母材の接地を確実にとること。この2つでほぼ確実に感電を防止できます。(でも予想外の事態もあるかもしれないので 絶対に安全、とまでは言い切れません)

母材の接地をとることについて、少々・・・
この場合、接地線は溶接機から来ているクランプとは別に母材に接続しなくてはなりません。溶接機への電線と接地線とを一緒にしてクランプに接続したのでは意味がありません。母材には溶接機への接続と接地への接続の2つを別の場所で接続してください。
その理由ですが、母材には溶接棒が接触して火花を出しています。ここでクランプが接触不良になったら母材は溶接棒と同じ高電位になります。このとき人が地面に立っていて母材に手を触れていたら感電しますね。この感電を防ぐために母材に接地をとるのです。クランプとは別に母材から接地線がつないであれば地面と母材の間に電位差は生じないので手を触れていても感電しません。
接地線をクランプに接続するか、母材に接続するか、同じことに思えるかもしれませんがクランプが接触不良になった時に違いが現れます。命にかかわる違いです。

> 溶接棒は感電するのに、母材では感電しないのか
もう1か所、足が地面に接しているでしょ。手から足に流れて感電するのです。
母材を確実に接地しておくと母材と地面の間に電圧は発生しません。だから地面に立って母材に触れても感電しないのです。
でも母材の接地が不完全だと母材は溶接棒と同電位(つまり高電圧)になるので感電しますよ。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。まずクランプと母材の接地は別物はわかりますが、クランプが接触不良だと電気が流れないですよね?電気回路が成立しないので、接地線をクランプとはどうゆう事ですか?
それと足が地面に接していたら、その地面とはいろいろありますよね?コンクリートや定盤、コンクリートなら電気を通さないから良いとして、
感電の原理ってむずかしいですね、
普通に仕事で溶接している人は、ちゃんと理解しているのかな、自分が理解できないだけなのか、辛いです。

お礼日時:2019/05/16 17:34

感電のメカニズムを理解すれば良いかと思います。


地球(大地)を0Vとして、この0V(アース)と高い電圧に
人間が触れると大電流が人間の中を流れ感電します。
高い電圧と大電流が感電する条件です、ここで絶縁されていると
(ゴムの上など)電圧が高くても電流が流れず感電しません。
(非常に高いと空気が絶縁の働きをせず大地間で感電する。雷など)
溶接はこの大電流を流すことで溶接棒を溶かし(高温になる)
金属をも溶かしてつないでしまいます。
理論的には人体が絶縁されていれば溶接棒に触れても感電しません。
でも水分が染みこんでいてアースに触れていれば感電するかも
しれません、(湿度も注意)絶縁されていないと言う事ですね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。全然わかりません。

お礼日時:2019/05/16 17:14

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