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僕は環境のことについて調べていて分からないことがあったので教えてください!
硫黄酸化物は昔より排出量が減っているけど窒素酸化物は排出量が昔と変わらないというデータを見つけました。窒素酸化物の排出量が減らない理由を教えてください!
あと、なぜ国は窒素酸化物を減らそうと対策をしていないのですか?
質問が多くてすみません。

A 回答 (4件)

私も窒素酸化物と地球温暖化との関連には非常に興味を持っています。



質問に対する答えです。
自動車など内燃機関などで発生する窒素酸化物は、規制や技術の向上により1台あたりにすると年々発生量が低下していますが、総数が増加しているため変わらないと推定されます。国の規制は広範囲に年々強化されています。

燃焼により発生する窒素酸化物は、高温高圧化で空気に含まれている窒素が酸素と反応する場合と燃料に含まれている窒化物が酸素と反応して発生する場合の二種類ありますが、近年は空気に含まれている窒素由来が大部分と推定されます。

ディーゼルエンジンはガソリンエンジンと比較して高温高圧下で燃焼するため、窒素酸化物が発生しやすいことから、自動車の生産はたぶん0になりつつあります。しかし、トラック、大型重機、船舶などの大型の機械ではまだまだディーゼルエンジンが主役です。単位体積あたりの窒素酸化物の排出量が規制基準を満たしていたとしても、自動車と比べると全体量が違うということに注意が必要です。

ウィキによると窒素酸化物は二酸化炭素の310倍の温室効果があるとされています。また、ジェット機から排出される窒素酸化物は主に高空で排出されるため地球温暖化に大いに貢献している可能性あります。
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硫黄酸化物は、化学式で SOx と表され、この中の一つである「亜硫酸ガス(二酸化硫黄):SO2」が大気中の水に溶けると


 SO2 + H2O → H2SO3
となり、これは高校(中学?)でも習う「硫酸:H2SO4」に近い組成で「亜硫酸」と呼ばれます。
これは水中の溶存酸素と結合して「硫酸」になります。
  2H2SO3 + O2 → 2H2SO4
強い「酸」の「劇薬」ですね。

このように、大気中に放出された「硫黄酸化物」が雨水に溶けて降り注ぐ「酸性雨」が、ヨーロッパを中心に「森を枯らす」ことになり、大きな環境問題になりました。
そのため、「硫黄酸化物」の除去・低減は「急務」であり、対策も大きく進歩しました。「コストをかけてでもやらざるを得ない」課題だったからです。

これに比べて、窒素酸化物 NOx は、直接的な被害が目に見えにくいこと(光化学スモッグや地球温暖化)、対策に技術的・経済的コストがかかることから、後回しになっているのでしょうね。
(窒素は大気の80%近くを占めているので、燃料由来の窒素酸化物は抑制できても、燃焼の「高温」による大気からの窒素酸化物の生成を抑制するのは非常に難しい)
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硫黄酸化物は工場から排出される分は排煙脱硫技術の普及によってほとんどなくなりました。

自動車も低硫黄軽油で解決しました、残っているのは船舶くらいです。脱硫の副産物である排煙脱硫石膏により、石膏鉱山が閉山してしまいました。

窒素酸化物については硝技術により、工場や発電所からの排出は減りましたが、大部分を占める自動車に対しては大きな技術進化が無く、触媒に頼っている状況です。また、船舶や航空機は野放し状態です。
要するに小規模な排出に対しては有効な対策が無く、チリも積もれば山ということです。
今後、電気自動車や燃料電池車が普及すれば大幅に減るでしょう。
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原発がとまって石油火力発電が稼働しているから。


硫黄酸化物は石炭火力からでるが、これを石油に切り替えており、液体である石油は精製の過程で比較的容易に脱硫できる。
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