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1、食道に上がった裂孔ヘルニアの胃粘膜は胃酸を分泌しますか?
2、胃粘膜であれば、すべて胃酸を分泌するものですか?
3、胃酸を分泌するのが胃の部分的な粘膜(どの辺?)しか分泌しないでしょうか?

質問者からの補足コメント

  • ありがとうございます。

    自分の胃カメラ写真(画像添付)から見たヘルニアは噴門から食道に上がった赤みの粘膜ですが、噴門が開けたままではなく、ちゃんと閉じてるように見えます。そして胃の中から逆方向見たカメラのくだを包む噴門の隙間もないようですが、空腹時と夕食を少量にした夜に上半身を斜めにして寝るのに、夜中に胸焼け感があります。空腹+上半身を斜めにすれば、物理的に胃酸が上がって来ないはずですから、食道にあるヘルニアの胃粘膜から胃酸が分泌されているではないかと思われる訳です。

    ちなみに、バレット食道SSBE(矢印書かれた所)もありますが、定期観察で十年あまりも変化無しでした。

    いま毎晩寝る時にファモチジンD20mgを飲んで、夜中の胸焼け感があまりないですが、その写真から見た噴門とヘルニアの様子では、薬を生涯頼らなければいけない状況でしょうか?

    「食道裂孔ヘルニアに関する質問」の補足画像1
    No.1の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2019/11/05 10:42
  • リクライニングベッドに上半身を斜めに座って寝ていますが、体の向きに関係もあるでしょうか?大半仰向きですが、右向きと左向きするとどちらいいですか?

    ヘルニアの内視鏡所見は胃酸容易に上がる異常でないですか?又はその程度では薬飲むほどでないですか?

    2008年ピロリ菌除菌した後心窩部痛になり、2010年バレット上皮を指摘されました。PPi薬を10年ほど飲みましたが、ネキシウムの長年服用のリスクを心配し、先月ファモチジン20mgに変更してもらいました。効き目弱いですが、夜間さえ効けば、昼ではなんとかして胸焼けを避けられます。

    制酸薬を飲むかは胸焼け感の有無で判断してもいいですか?

    その不規則に伸びたバレット粘膜は高リスクですか?除菌時の胃カメラ所見もあったようです(告知されず)。除菌前にすでにあったのか、生まれつきの可能性があるでしょうか?

    朝とお昼2食でタバコと暴飲暴食はありません。

    No.3の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2019/11/06 22:34

A 回答 (3件)

長くなったので2回に分けます。


内視鏡写真について一言言えば、反転の写真で小彎側が見えていないことと、ファイバーが経口用で太いので、反転の状態で180度回転させるか、経鼻ファイバーで観察すると隙間が確認できるかもしれません。そこまでする必要は全く無いと思いますが。
それから、物理的な位置関係についてですが、腹部CT写真を見るとわかるのですが、胃は腹壁のすぐ下、前側にあります。昔の胃カメラは胃の中からお腹に透けて見える光を頼りに写真を撮っていました。
それに対して、食道は背中側、背骨のすぐ前を通ってきます。
さらに寝ているとき、胃の内容物は、胃の中で最も背中側の胃体部(胃の入り口近くのこんもり盛り上がっているところにたまっています。
そして人間は、体内時計の関係で副交感神経が亢進し、夜中は活発に胃液が分泌され、活発に胃が動くので、胃酸が逆流するのです。
あと上半身を斜めにしているとのことですか、食道炎が問題になるのは、主に下部食道、みぞおちのあたりで、ここを胃より高くするためにはリクライニングベッドでもなければ不可能です。最低でも片枕を入れなければ全く意味がありません。
ただし、お腹を曲げると胃が圧迫されて逆流しやすくなるという悩ましい問題もありますが。
長くなりましたが、仮にヘルニアの胃粘膜からの胃酸が原因であっても、治療は制酸剤投与なので変わりありません。
ファモチジンは50年ぐらい前からある比較的弱いいお薬なので、それで治まっているならそんなに重症ではないと思います。正直内視鏡所見もあまり異常ありません。
ただ、どれだけ飲めば治るというものではないので、生活習慣を変えなければ、一生薬のお世話になります。
タバコが一番良くないですが、アルコール、暴飲暴食、不規則な食生活とかありませんか?
この際に見直してみてください。
この回答への補足あり
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逆流性食道炎の原因は、「胃の入り口がゆるくなるため。

」と説明されることが多いのですが、正しくは、「噴門の逆流防止機能が失われるため。」です。
本来、食道は、横隔膜を貫いて、胸腔内から腹腔内に入り、胃につながるのですが、その際に斜めに入ってきます。
これは、尿管や、鼠径管でも見られる逆流防止機構で、胃が収縮したとき、胃の内圧が高まると、噴門が圧迫され閉じるので、胃の内容物が食道に逆流するのを防ぐのです。ちなみに食道が胃に合流する角度をヒス角と言い、これが小さければ胃液が逆流しにくいと言われています。ところが、食道裂孔ヘルニアになると、胃が胸腔側に持ち上がってしまうので、ヒス角が大きくなり、逆流しやすくなってしまうということです。
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消化器外科医です。


胃液は胃壁の壁細胞から分泌されますが、多くは胃の下3分の2の胃底腺領域と呼ばれるところから分泌されると言われています。大昔、十二指腸潰瘍の治療で幽門側胃切除をしていたのはそのためですが、最近ではそれ以外の胃壁からも胃酸が分泌されると言われています。
ただし、食道炎の原因となる胃酸は、胸腔内に持ち上がった胃から分泌されるものよりも、ヘルニアによって噴門の逆流防止機能が失われたために胃から逆流したものが主であると言われています。
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