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化学基礎についてです。

電子殻のことなのですが、K殻、Ꮮ殻、Ꮇ殻に収容できる最大の電子の数が、それぞれ2個、8個、18個なのですが、なぜᎷ殻は18個なのですか?
それぞれの層にある電子を数えれば、K 、Ꮮ までは分かるのですが、Mになった途端今までのKとL殻の分の電子を入れてるんですか?

ちょっと訳が分からなくなってしまったので質問します。どなたかご回答よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

量子論のさわりになるが、


例えば一つの原子という同一系内において「同じ状態の粒子が2個以上あることは許されない」。
これをパウリの排他率という。

また、量子的世界では粒子のエネルギーは連続的に変化せず、とびとびの値を取る。
これを離散的という。
(実はこれが原子核の周りを電子が安定して回れる理由で、連続的に変わるとすると、電磁エネルギーの放射により電子はエネルギーを失い、原子核に落ち込んでしまう)

K殻において、電子の取れるエネルギー準位は1つだけである。
しかし電子には「スピン」という物理量があり、一つのエネルギー準位の中に異なるスピン(正と負)の電子が1つづつ計2個存在できる。

K殻より一つ準位の高いエネルギー状態の電子が入るのがL殻である。
L殻の場合さらに細かく4つのエネルギー準位があり、そのそれぞれに2個ずつの電子が入る。
つまり計8個である。

M殻となるとエネルギー準位は9個になる。
したがってそこに入る電子は9×2で18個になる。
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>Mになった途端今までのKとL殻の分の電子を入れてるんですか?


入れていません。
M殻に18電子と言うのは、第3周期に相当する8個に加えて、残りの4個が第4周期で満たされるからです。つまり、M殻から先は、同一周期で軌道が電子で満たされるわけではなく、一部が、ひとつ下、場合によっては2つ下の周期で満たされることになります。
つまり、L殻は2種類の副殻に分類され、それぞれ2個および6個の電子が入ります。周期表が左のLi、Beの部分と、B〜Neの部分に分かれるのはそのためです。
M殻になると、3種類の副殻になり、それぞれ、2個、6個、10個の電子が入ります。2個と6個の部分は第3周期に来ますが、10個の部分は第4周期の2個の部分(すなわちK、Caの部分)の次に来ます。これが遷移金属に相当する部分です。厳密にはZnは遷移金属から除外することが多いですけど。

そこから先もあるんですが、それはもっとややこしいので省略します。
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