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起立性調節障害の人は立ったら心拍数が高くなると思うのですが座っている状態(いきなり座るわけではなく、ずっと座っていたとします)だと一般の人との違いってありますか

A 回答 (1件)

ずっと座っていれば、起立性調節障害の人と、起立性調節障害ではない人とで、違いはないです。



起立性調節障害の人でも、中には、立ち上がっても心拍数が明らかに高くはならない人もいるようです。

つぎのような説明もあります。

起立性調節障害と診断されていた病態にいくつかのサブタイプがあることがわかってきました。各サブタイプの特徴を示します。
①起立直後性低血圧(instantaneous orthostatic hypotension:INOH)ODの中で最多。起立直後に一過性の強い低血圧を認め、同時に眼前暗黒感などの強い立ちくらみを覚えます。頻脈も伴うことが多くあります。末梢血管交感神経活動の低下により細動脈の収縮不全があると考えられます。さらに静脈系への貯留も著明で、静脈還流が低下すれば、拡張期血圧も上昇し脈圧が低下します。
②遷延性起立性低血圧(delayed orthostatic hypotension)起立数分以降に血圧が徐々に低下し、起立失調症状が出現します。起立中の静脈還流低下による心拍出量減少に対して、代償的な末梢血管支配交感神経活動の上昇が不十分であると考えられます。
③体位性頻脈症候群(postural tachycardia syndrome:POTS)起立失調症状は認めますが、①、②のような起立中の血圧低下を伴わず、起立時頻脈を認めるものです。小児ではINOH同様に多くみられます。起立中の腹部、下肢への血液貯留に対して過剰な交感神経興奮、エピネフリンの過剰分泌が生ずると考えられています。
④神経調節性失神(neurally-mediated-syncope:NMS)起立中突然に収縮期と拡張期血圧が低下し、起立失調症状が出現し、立っていられなくなり、失神、失神前状態を生じます。顔面蒼白や冷汗などの前駆症状を伴うこともあります。血管迷走神経発作によって起こります。起立中の頻脈、静脈還流の低下により、心臓が空打状態となり、その刺激で反射的に起こるといわれています。前3者の経過中に生ずることもあります。

起立性調節障害ではない人でも、静かに座っている状態が続いた後で急に立ち上がると一時的に血圧が低下し、脳内に送られる酸素が減ります。 その時間はだいたい20秒間くらいらしいです。 立ちくらみをする起立直後性低血圧(INOH)の障害を持つ人は、その血圧低下と脳内の酸素の低下の時間が1分間くらいと長くなるので、ふらついたり、目の前が暗くなったり、気分が悪く感じたりするようです。 立ち上がったときに、同時に、末梢血管交感神経活動が働いて身体各部がぎゅっと締まれば、血圧低下しないのに、その末梢血管交感神経の活動開始がのろいと、脚部の血管がだらんとしたままなので立ち上がって高い位置になった腰から上の血が脚の部分に流れ込んで、あるいは脚に流れてくる血流を上半身に押し戻すことができなくなって、立ちくらみを起こすので、そのうち心拍を増やすか、拍動を強めるか、下半身の末梢血管交感神経活動が正常に戻れば、普通に戻ります。 脈拍は、基本的な問題ではないです。
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