No.1ベストアンサー
- 回答日時:
A[n]=sin(2n-1)x とする。
A₁=sinx で成立は自明。
A₁~A[n]で成立を仮定。
A[n+1]=sin(2n+1)x=sin{(2n-1)x}cos2x+cos{(2n-1)x}sin2x・・・・2項を積和公式で分解
=A[n](1-2sin²x)+[ sin{(2n+1)x}-sin{(2n-3)x} ]/2
=A[n](1-2sin²x)+[ A[n+1]-A[n-1] ]/2
A[n+1]をまとめると
A[n+1]/2=A[n](1-2sin²x)-A[n-1]/2 → A[n+1]=2A[n](1-2sin²x)-A[n-1]
したがって、A[n+1] で成立。
ゆえに、A[n]は sinxの多項式となる。
積和公式をうっかりしていました。また、A[n-1] までさかのぼる必要があるのですね。
小生の場合は、加法定理を何度も使ったあげく循環してしまいました。もう一歩踏み込めばよかったと思います。仕方なく、帰納法の仮定を sin{(2n-1)x} と cos{(2n-1)x}cosx
の両方とも sinx の多項式で表されるとして証明しました。つまり、もう一つ仮定を設けました。
No.5
- 回答日時:
すみません、字が細かくてよく見えませんでした。
いつも思うけど爺にはこれはきついなぁ、
この質問者の感想欄は(笑)
いえいいですよ。結局
sin{(2n-1)x} と cos{(2n-1)x}cosxが両方同時に
sinθの多項式であることを証明したわけだから
それぞれが単独で成り立つという結論でいいです。
No.4
- 回答日時:
これはすべての奇数nにたいして
sin(nx)、cos(nx)cosxが両方ともsinxの多項式であることを
帰納法で証明すればよい。
つまり
n=1のときはあきらか、
ある奇数nにたいしてsin(nx)、cos(nx)cosxが両方ともsinxの多項式であること
を仮定すれば
nの次の奇数n’=n+2にたいして
sin(n’x)、cos(n’x)cosxがやはりsinxの多項式であることがすぐでてきます。
すみません。その解答は私もできていました。no.1 の補足に記入しております。
しかしながら、帰納法で一つの命題を証明するために対の命題を証明するパターンは珍しいと思いますが、どうでしょうか?
No.2
- 回答日時:
cos(nx) = T[n]( cos x ) となるような多項式 T[n] が存在する。
T[n] は n 次多項式であって、n が偶数のとき偶数次の項のみ、
n が奇数のとき奇数次の項のみからなる。 ←[0]
これを一括して n についての数学的帰納法で示してしまいましょう。
n = 1 のとき、 T[1](y) = y で [0] は成り立ちます。
n = m のとき [0] が成り立つとすると、 cos(mx) = T[m]( cos x ).
この式を x で微分して、 (-m)sin(mx) = T[m]’( cos x )・(- sin x). ←[1]
cos の加法定理より
cos((m+1)x) = cos(mx+x) = cos(mx)・(cos x) - sin(mx)・(sin x)
= T[m]( cos x )・(cos x) - (1/m)T[m]’( cos x )・(sin x)・(sin x)
= T[m]( cos x )・(cos x) - (1/m)T[m]’( cos x )・{ 1 - (cos x)^2 }.
ですから、
T[m+1](y) = T[m](y) y - (1/m)T[m]’(y)・(1 - y^2) と置けば、 ←[2]
多項式 T[m+1] によって cos((m+1)x) = T[m+1]( cos x ) が成り立ちます。
m が偶数のとき、T[m] は偶数次の項のみからなるので
T[m]’ は奇数次の項のみからなり、
よって [2] で定まる T[m+1] は奇数次の項のみからなります。
m が奇数のときも同様に、T[m] が奇数次の項のみからなるので
T[m]’ は偶数次の項のみからなり、
よって [2] で定まる T[m+1] は偶数次の項のみからなります。
以上より、次数に関する記述も含めて [0] は n = m+1 のときも成り立ちます。
以上より、数学的帰納法によって、 [0] はすべての自然数 n で成り立ちます。
そこから [1] によって sin(nx) = (1/n)(sin x) T[n]’( cos x ) が従いますが、
n が奇数のとき T[n]’ は偶数次の項のみからなるので、
式中の各 (cos x)^2 を 1 - (sin x)^2 で置き換えれば
右辺は sin x の多項式で表されています。
T[n](x) はチェビシェフの第1種多項式と呼ばれるものですね。
実は、cos(nx)=T[n](cosx) と表されることや、T[n+1](x)=2xT[n](x)-T[n-1](x) の関係が成り立つことは証明していたのですが、T[n](x) に含まれる項の次数を利用することは思いつきませんでした。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
似たような質問が見つかりました
- 数学 原始関数の存在性の証明について 数学科の3回生です。院試の勉強でつまづいたので助けてほしいです。 R 6 2022/11/13 19:19
- 数学 三角関数教えてください! 3 2022/05/06 19:46
- 数学 上三角行列のn乗の証明 2 2023/07/23 21:45
- 数学 微分積分の二重積分についての問題がわからないです。 1 2022/07/17 02:36
- 数学 多項式の性質と無理数・有理数 2 2022/06/21 06:50
- 数学 数学の解法について こんばんは。最近数学の問題を解いています。証明問題を解いたのですが、解答とアプロ 4 2022/09/11 23:22
- 数学 関数項級数について一様収束するかどうか判定をお願いしたいです。 以下の式のΣ[n=1→∞]についてで 1 2023/01/26 16:32
- 数学 α,β,γはα+β+γ=πを満たす正の実数とする。 A=2sinαsinβsinγ B=(β+γ-α 1 2022/06/24 20:20
- 哲学 べき関数の微分での、べき乗数が定数になることは神が関与しているのでしょうか? 2 2023/03/03 09:43
- 高校 変数の置き換えと範囲の確認につきまして 1 2022/05/21 14:31
このQ&Aを見た人はこんなQ&Aも見ています
このQ&Aを見た人がよく見るQ&A
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
-
e^iθの大きさ
-
高1 数学 sin cos tan の場所っ...
-
∫sin^2x/cos^3xdxの解き方が...
-
アークサインの微分
-
解き方を教えて下さい。
-
sin2xの微分について
-
楕円の単位法線ベクトルがわか...
-
教えてください!!
-
三角関数
-
裏技数学、不定積分∫x^2 sin x dx
-
3辺の比率が3:4:5である直...
-
二つの円の重なっている部分の面積
-
二つの囲まれた楕円の共通の面...
-
急いでます! θが鈍角で、sinθ...
-
【数II/三角関数】 Q.次の値を...
-
三角関数の合成 何故コサインの...
-
加法定理の応用問題でcosα=√1-s...
-
微分お願いします
-
式の導出過程を
-
画像のように、マイナスをsinの...
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
e^iθの大きさ
-
高1 数学 sin cos tan の場所っ...
-
sin2xの微分について
-
楕円の単位法線ベクトルがわか...
-
3辺の比率が3:4:5である直...
-
画像のように、マイナスをsinの...
-
級数の係数を求める
-
アークサインの微分
-
教えてください!!
-
sin(ωt+θ) のラプラス変換
-
tanθ=2分の1のときの sinθとcos...
-
数学 2次曲線(楕円)の傾きの計...
-
複素数表示をフェーザ表示で表...
-
急いでます! θが鈍角で、sinθ...
-
次の三角比を45°以下の角の三角...
-
二つの円の重なっている部分の面積
-
sinθ+cosθ=1/3のとき、次の式の...
-
三角関数のSinθ=-1なら
-
式の導出過程を
-
数学の問題で。。。0<θ<90 Sin...
おすすめ情報