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マイクロピペットで温度が高い液を吸うと設定値よりも多く採取されてしまう理由が知りたいです

A 回答 (1件)

質問文はより詳しくは


<(標準条件(または室温)下に設置した)マイクロピペットで(室温より)温度が
高い液を吸うと設定値よりも多く採取されてしまう理由が知りたいです。>
と言う事ができます。

次の文献の記述(頁48~49)を参考に考えて見ましょう。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jamt/67/1/6 …

引用<試料の温度による影響については4℃の水で検証 した。1回目の平均重量は
0.5073 gであり,4℃時の 水の重量0.5 mL = 0.4995 gに比較し,多めに分注
されていた。4℃の水を吸引した場合,マイクロピペッ ト内のエアクッションが
冷やされて体積が減り,そ の減少した分,設定量よりも多めに吸引されるため
である。>

これは<(標準条件(または室温)下に設置した)マイクロピペットで(室温より)
温度が低い液を吸うと(初回は)設定値(や定常時)よりも多く採取されてしまう。>
と言う事ができます。

ここで指摘されている、エアクッションの体積変化に注目すると
「マイクロピペット内のエアはピペット管を上昇する高温の液で温められ膨張する。
膨張した分を排除するようにピペット管の上部は閉じられる(設定値)。封入された
エアはピペット装置で冷やされ、エアの体積は減り、その分だけ液がまだ開いている
ピペット管吸引部から流入する。したがって設定値より多めの液が採集される。」
となります。

「風が吹けば桶屋が儲かる」みたいですが、一つの解釈です。ご参考までに。
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この回答へのお礼

大変よくわかりました
私もピペット内のエアの温度が関係してると考えていました。
でもその場合、温まったエアは膨張するので逆に設定値より少なく吸入されるはずなのに、なぜ?
って思っていました。
温まったエアが再び冷やされるという考えには至りませんでした。
温かい液を吸った時にチップの先端に空気が入ってしまう現象が認められますが、なるほど、それなら合点がいきます。
今後は、ピペット操作時は液の温度に注意したいと思います。
ありがとうございました

お礼日時:2019/12/06 17:47

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